最小モデルはたった295gの「ゾア」シリーズ
スリーピングパッドだけでもかなり幅広いラインナップを誇る『NEMO Equipment(ニーモ・イクイップメント)』(以下略NEMO)。
なかでも今回ご紹介する「ゾア」シリーズは、軽量性と寝心地の良さを高レベルで両立させた人気のシリーズとなっています。
リニューアル前は明るいブルーでしたが、このたび心が浮き立つようなイエローに衣替え! カラーだけでなく、使い勝手も向上したようです。
好みに応える3つのサイズ
リニューアル前と同様、3サイズでのシリーズ展開となる新生「ゾア」。左から「ショートマミー」、「ミディアムマミー」、「レギュラーマミー」という名称で、長さは122cm、160cm、183cm。
重量はそれぞれ295g、415g、450gで、身長やキャンプスタイルに合わせたサイズ選択が可能です。収納時の長さはすべて20cmで、直径は10cm、10.5cm、11cmと違いが出ますが、どれを選んでも満足度の高いコンパクト性だと言えるでしょう。
快適な寝心地を実現するための秀逸機構
スペックが分かったところで、次にパッドの構造を説明していきましょう。「ゾア」シリーズは、バルブを開けると勝手に膨らんでいく「セルフインフレータブルパッド」を採用。
加えて上のイメージ図のように肉抜き加工された高密度のPUフォームが敷き詰められていて、軽量性とコンパクト性、そして寝心地をバランスよくいいとこ取りしているんです。
裏面にも一工夫が……!
こちらは裏側の写真です。体重がかかる肩と腰のあたりには、シリコンによるノンスリップ加工が。テント内でのズレを軽減してくれます。ここまで工夫の施されたスリーピングパッドはちょっと珍しく、さすがNEMOと言わざるを得ません。
パッドの硬さは寝転がったまま調整OK
リニューアル前は横に飛び出していたバルブは、邪魔にならない仕様に変更されました。ちなみに部位の名称は「マルチファンクションフラットバルブ」。「多機能」で「平べったい」バルブという意味なのですが、多機能とはどういうことでしょう?
その秘密がこちら。写真左のような状態に開けることで、寝転んだままパッドの固さ調整が可能なんです。公式サイトによると指一本で可能だとか。
そして写真右のように全開放すると一気に空気を抜くことができ、迅速な収納をアシストしてくれます。エア注入式パッドの収納は撤収時の鬼門ですから、これはうれしい進化ですね。
かさばるマットから開放されたいキャンパーは、ぜひ新生「ゾア」シリーズをチェックしてみてください。収納サイズは水筒レベル、かつペットボトル500mlよりも軽いので、家族分をそろえても車載がぐっとラクになりますよ。
「ゾア ショートマミー」の詳細はこちら
「ゾア ミディアムマミー」の詳細はこちら
「ゾア レギュラーマミー」の詳細はこちら
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