【夢のキャンピングカー】我が家の中古キャブコン購入奮闘記

2021/05/07 更新

4人家族の我が家が、実際に中古キャンピングカーを購入するまでに検討したことや、買ってみての感想をレポート。バスコン・バンコンなどの違いや、キャンピングカー専門の中古車店店長に、キャンピングカーを選ぶときのポイントも教えてもらいました。

アイキャッチ・記事中写真撮影:岡村武夫

キャンピングカー購入のきっかけ


キャンプや旅行にはたくさん出かけたいけれど、宿代や外食費などを考えると、そう頻繁には出かけられないですよね。子供が小さいと、準備に時間が掛かったり、宿泊先で迷惑を掛けないか心配になったりと、更に悩みは増えてしまいます。

もし車にベッドとトイレとキッチンがあったら、準備も楽だしお金もかからなくて、もっと気軽に旅に出かけられるのに……」。そんな風に思ったのが、我が家がキャンピングカーを購入したきっかけです。

お出かけ頻度が高い人は元が取れる!?

バンテック社製ジル・ノーブルの内部を見学。立派なキッチンとダブルベッド、家庭用エアコンに憧れます
キャンピングカーというと高級なイメージがありますが、実はその種類も価格も非常に幅広く、中古も視野に入れれば普通の車を買うのと大差ない場合も。旅行やキャンプの頻度が高い人なら、十分元が取れちゃいます。

今回はキャンピングカーの種類と特徴、そして4人家族の我が家がどんなキャンピングカーを選んだのかをご紹介します。

キャンピングカーの種類にはどんなものがある?

出典:PIXTA
キャンピングカーと一口に言っても、その大きさや設備、価格はさまざま。大きく分けると、

・軽キャンパー
・バンコン
・キャブコン
・バスコン
・トレーラー/トラキャン

このような分類になります。

軽キャンパー


ベース車は軽バンや軽トラック。内部のスペースは限られますが、運転しやすく普段使いもしやすいので、ソロやカップルキャンパーに人気があります。最近は、DIYで軽バンをキャンピングカー仕様に改造する人も増えていますね。

バンコン


ベース車はハイエースなどのバン。通常の乗用車とあまり車高や全長が変わらないモデルもあるので、運転や駐車で困ることは少ないです。車内で立ち上がれないなどの狭さはありますが、ポップアップルーフタイプならファミリーでの利用も可能。日常使いと兼用しやすいです。

キャブコン


トラックなどをベースに、キャビンを取り付けたタイプ。運転席上部のスペースを活用できるので居住空間は広く、車内で立ち上がれます。ベース車がトラックなので、バンコンより価格が安い場合も。

車高制限のある駐車場やトンネルが利用できない場合があり、運転の難易度はやや高め。見た目もザ・キャンピングカーなので、普段使いするとかなり目立ちます。

バスコン


マイクロバスなどの内部を改造した大型キャンピングカー。居住スペースが広く、大人数で快適に利用できます。全長が長いので普通の駐車場は利用できない、運転の難易度が高いなどのデメリットも。価格は、中古でも1000万を超えるものも。

トレーラー/トラキャン

キャビン部分のみの自走しないタイプで、車で牽引したり、トラックの荷台部分に載せて移動します。車と別売りなので他に比べて価格が安く、使わないときは取り外しもできます。

運転の難易度は高く、利用できる駐車場も限られます。また、車内と居住部を気軽に行き来できないこともデメリットと言えます。移動少なめの定住型キャンパーなどにおすすめです。

いざ、キャンピングカー見学へ!

出典:PIXTA
キャンピングカーを選ぶなら、まずはいろいろな車種を見学して、実際の使用シーンをイメージすることが肝心。

キャンピングカーショーなどが開催されていれば、最新モデルの車内が見学できて、ビルダー(キャンピングカーメーカー)の人に質問もできるのでぜひ出かけてみてください。


我が家は中古車も視野に入れていたので、キャンピングカー専門の中古車店『フジカーズジャパン』の厚木店へ。店員さんと相談しながら、さまざまな種類のキャンピングカーを見学できますよ。

ファミリーにおすすめの国産キャブコンを見学。車内にはどんな設備が?


キャンピングカーは種類もサイズもさまざま。今回はフジカーズジャパン厚木店の岡田店長に、おすすめの車種や設備を教えてもらいました! 4人家族におすすめのキャンピングカーって、どんなタイプなんでしょうか?

フジカーズジャパン厚木店

岡田店長
ポイントは、日常生活で使うかどうかです。乗り換えなら、日常使いしやすいバンコンのポップアップタイプが便利ですね。

2台目なら、思い切ってキャブコンにすると快適です。運転のしやすさやメンテナンスを考えると、国産車が使いやすいですよ。


我が家は2台目なので普段使いはしないし、子ども二人が成長した時のことを考えると、スペースは広い方が良さそう……。ということで、国産キャブコンの内部を見学してみることに。

①ダイネット
カムロードベースのキャブコン・チャンプのダイネット
ダイネットって聞きなれない言葉ですが、なんのことでしょう?
岡田店長
いわゆるリビングスペースです。テーブルを外して後部座席をフラットにするとベッドになります。寝るたびにテーブルを片付けるのが面倒で、結局バンクベッドや常設ベッドで就寝する人が多いですが……。
確かにセッティングはちょっと面倒ですが、シートからベッドへの変形過程にはワクワクさせられますね!

②バンクベッド
ボンゴベースのコンパクトキャブコン・アミティのバンクベッド
岡田店長
運転席の上に設置されているのがバンクベッドです。お子さんは、これがあると喜びますよ。小さい子が寝る場合は、落下防止ネットなどを使用しましょう。移動中は、収納スペースとしても活躍しますよ。
ハシゴで上り下りするベッドは、秘密基地感があって楽しいですね。いちいちセットしなくてもすぐに寝られて便利そうです。

③常設ベッド
カムロードベースのキャブコン・レオバンクスの常設2段ベッド
岡田店長
車内後部に常設の2段ベッドやダブルベッドを設置したタイプもあります。その分トイレが無かったり、全長が長い場合もありますが、ダイネットを使わずに家族全員が就寝できるのは大きなメリットです。
子どもが大きくなってもプライベートな就寝スペースが確保できるのは良いですね!

④キッチン
チャンプのキッチン。この車両はカセットコンロを置くタイプだった
旅先で買った食材を調理して食べるなど、旅の楽しみが広がりそうなキッチン。流しがあれば歯磨きや手洗いにも使えそうです。ところで、プロパンガスを積むタイプとカセットコンロを置くタイプ、使い勝手はどう違うんでしょうか?

岡田店長
カセットコンロの方がお手軽ですが、たくさん料理をするならプロパンガスの方が経済的です。最近はプロパンガスを充填できるお店が減っているので、出先でガスが無くならないよう、定期的に残量をチェックしておきたいですね。




⑤トイレ・マルチルーム
バンテック・ジル4のトイレ。陶器の洗面ボウルがおしゃれ
岡田店長
トイレの有無は、キャンピングカー選びの重要なポイントです。以前は道の駅などで済ませるからトイレは不要という人が多かったのですが、最近は感染症対策で設置する人が増えています。防水のマルチルームにポータブルトイレを置くのもアリですよ。


子どもが小さいうちは急なトイレで焦ることも多いので、トイレがあると安心です!

⑥サブバッテリー

座席下には、バッテリーが並んでいますね。これはなんでしょう?

岡田店長
停車後も車内の照明や電化製品を使えるよう、キャンピングカーにはサブバッテリーを積むことが多いです。電化製品をよく使う場合は増設もできます。最近は、ポータブル電源と併用する人も多いですよ。


⑦冷暖房(FFヒーター、エアコン)

ジル4の壁面には、FFヒータやカーエアコンのスイッチが並ぶ
岡田店長
FFヒーターはエンジンを止めても使える暖房で、冬には必須の設備です。車に給油しておけば、就寝時も朝までつけっぱなしにできます。最近は夏の暑さ対策に家庭用エアコンを求める人も多いですが、設置にかかる費用が高く、まだまだ手が届きにくい設備です。夏は涼しい高原に行く、というのが現実的かもしれません。


我が家はウインタースポーツもするので、FFヒーターは欠かせませんね!

⑧冷蔵庫・テレビ・電子レンジなど
ジル4の冷蔵庫は、冷凍スペースもついて家庭用冷蔵庫のよう
岡田店長
冷蔵庫はあった方が便利ですが、無くてもポータブル冷蔵庫などで代用は可能です。また、最近はタブレットで動画配信サービスを利用する人が増えているので、テレビも必須ではありません。あとは、どこまで快適さを求めるかですね。


長期旅行をするなら冷蔵庫は欲しいですね。旅先で要冷蔵のお土産を買えるのも嬉しいです! テレビも電子レンジも欲しいけれど……あとは予算との相談です。

ついに決定!キャンピングカーを買ってみた感想。


複数の中古車店や新車ディーラーも訪れ、最終的にはバンテック社製の中古ZIL4を購入することに! 上記で紹介した設備のうち、常設ベッドとエアコン以外は全て搭載したタイプです。

新車も憧れるけれど、中古でも状態の良いものを選び、自分で修理しながら使うつもりなら十分選択肢として有りだと思います。


ベース車はカムロードというトラックですが、広めの道なら初めてでも運転できました。やや重心が高いので、強風時の横揺れには注意が必要。バックと駐車は、バックモニターを見ながらの操作になるのでちょっと難易度が高いです。

ちなみに、全長4990㎜、全幅 2110㎜、全高2940㎜なので、通常の青空駐車場なら停められます。


後部座席には3点式シートベルトが付いているので、チャイルドシートも設置可能。移動中は後部座席用のテレビが大活躍しています。シートもモダンでおしゃれですが、汚さないように現在は自作シートカバーをつけています。


子供達は、バンクベッドが大のお気に入り。我が家では、落下防止のために市販のベッドガードを後付けしたほか、子供のおねしょ対策で防水シーツを敷いています!


旅行の際は、サービスエリアや道の駅で仮眠をとる、キャンピングカー乗り入れOKのキャンプ場に泊まる、写真のようなRVパークに泊まるなど、行動の選択肢が増えて旅程がグッと組みやすくなりました。

キャンピングカーで、子連れ旅行が超快適&リーズナブルに

キャンピングカーを買ってから、旅行やキャンプの準備がぐっと楽になりました。車内に道具を収納しておけるので、思い立ったらパッと出かけられますし、宿のチェックイン・アウトや食事の時間に縛られないので、旅程も柔軟に組めるように。

お出かけの回数はかなり増えましたが、車中泊が快適にできるようになったこと、車内で自炊できるようになったことで、旅行にかかる出費はむしろ減りました。

購入から約2年経ち、修理が必要な箇所も出てきましたが、DIY好きな我が家にとってはそれも楽しみの一つ。直せる部分は自分で直し、難しい部分はビルダーに相談しながら、少しずつ車内を快適化しています。

旅行やキャンプ、DIY好きなら絶対に楽しいこと間違いなしのキャンプングカーライフ、あなたも挑戦してみてはいかがですか?

取材・撮影協力=フジカーズジャパン厚木店/キャンパー厚木

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ライター・編集者。テント泊登山からキャンプを始めたため、キャンプスタイルは実用重視。プライベートでは2児の母であり、最近は中古キャンピングカーで出かける子連れキャンプ旅&低山ハイクにハマっている。

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