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CAMP HACK不定期企画『コレがなきゃ始まらない!私的キャンプの逸品』第5回はSAMさんが登場!

第5回はキャンプブロガーを中心にアウトドアの世界で幅広く活躍中のSAMさんが登場!
プロフィール:SAM(サム)

SAMさんのWEBサイト「Sam-Home Sam-Camp / キャンプの宝物を探そう」はこちら
必携キャンプ道具その1 車 スバル アウトバック L.L.Bean edition

車はキャンプ道具のひとつだと話すSAMさんですが、それが芽生えたのは20年近く前のとある出会いでした。
「キャンプ場でたまたま隣合わせた60代夫婦のキャンプスタイルがきっかけでした。4DW車で現れ、広げたウッドテーブルの上にワインとワイングラスを置いあとはただただ無言。当時、ファミリーキャンパーだった私にはとても斬新で、車も含めたそのキャンプスタイルに衝撃を受けました。あぁ、こうやって歳を重ねてもこういう風にキャンプができるんだ。この趣味は長くできる、一生の趣味になるかもと感じた瞬間でした」。



「テントと車のバランスがいいなぁとか、その一体感に喜びを感じてニヤニヤしてしまいます(笑)。あと、とても美しいと思える瞬間があるんです。それは車への写り込み。森の複雑な風景を車がスクリーンとなって映し出してくれて、そこに葉が落ちてきたりして。そういうのにぐいぐいきちゃうんですよね」
必携キャンプ道具その2 ユニフレーム 焚き火テーブル

「そうそう!みんな持ってますよね、これ。キャンプ道具の中で一番ユニバーサルだと思う。みんな持ってるから15台くらい連結したこともあって、で、間違えて人のを持って帰っちゃう(笑)。仲間内では“それもよし”とする、いかにもキャンプ的な妙味がありますね」。

SAMさんが所有している2台は初期ロット。木の質感や天板のエンボスの仕様が現行と違います
SAMさんが持っている焚き火テーブルは2台で、発売された直後に購入したそう。「ダッチオーブンが置ける場所が欲しかったんですよね。だからこれはいいなと思って。調理もできるしサイドテーブルにもいいしマルチに使える。必要ないということがないキャンプ道具です。2台という数も、今をもってちょうどいいです」。

「焚き火テーブルの良さは“あまりにも良過ぎない”こと。華美なものはすぐ飽きちゃうから。シンプルで使い勝手がよい、でも陳腐化しない。そういった工業製品としての美しさ、機能美を感じています」。

「ある時、無意識にイスと間違えて座っちゃった(笑)。そうしたら座った瞬間に空気のようにすぅっと潰れて。抵抗とか全然なくて本当にびっくり!重いものは載せても平気だけど、無理に押すように力を加えたのがダメだったんだと思います。みなさん、絶対にやっちゃダメですよ!(笑)」
★詳細はこちら! → ユニフレーム 焚き火テーブル
必携キャンプ道具その3 カメラ

「1回目のキャンプからたくさんの写真を撮っていて、それを家族のアルバムにしてキャンプの思い出を楽しんでいたんです。50回くらいキャンプしてアルバムがたまった時、これってもしかして誰かの役に立つんじゃないかなと思って」。これが、2001年にホームページを立ち上げたきっかけ。

所有カメラはオリンパスのOM-D E-M1、キヤノン EOS kiss X5、PEN Lite E-PL6、PEN mini E-PM2、ソニー Cyber-shot DSC-WX300など
1回のキャンプで撮影する枚数はなんと”1000枚”以上。キャンプのタイムラインを記録し、自分が経験した“実情”を見せることでキャンプの楽しみを伝えていきたいと話します。
そしてデジタル一眼レフを持ち始めた2008年ごろから、「記録だけでなくキャンプの『情緒』も残したい」と考えるように。

「キャンプ場ってテクスチャーだらけ。風景も目の前に広がるキャンプ道具もそう。それも全部撮り込みたいから、やっぱりカメラはキャンプ道具と感じています。あとキャンプ場って自然だけでなく、人の手が加わっているからこその何かがあるんです。ただそこにある石も管理人さんが置いたもので、きっと何か意味がある。それも情緒。そういうのを感じて、探し出すのもおもしろいですよね」。

「アウトドアでは防塵防滴も大事で、低温でも平気なカメラを考えるとこれしかないだろうと。昨秋に購入したのですが、じつはまだまだなじんでなくて。今使い込みながら、自分とカメラの最適化を見つけているところ。まあすぐにできちゃってもおもしろくないですしね!」。これからもキャンプのおもしろさをSAMさんとカメラたちが伝えてくれます。
<SAMさんの著書好評発売中!>

200ヵ所、300回以上のキャンプを経験したSAMさんが、関東周辺のお気に入り50キャンプ場を紹介!キャンプ場はもちろん、キャンプ場を運営する人々の魅力にも迫った、新しい切り口のキャンプ場ガイドです。通常のガイドブックの枠には収まらないキャンプ場の情緒がたっぷりつまった一冊!
『ベテランキャンプブロガーSAMの、お気に入りキャンプ場教えます』
SAM著、ベースボールマガジン社刊
価格:(本体)1600円+(税)128円
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