【現在の愛車:その2】フォードのエコノライン
フォードのエコノラインを選んだ理由
続いて紹介するのが、山口さんが2年ほど前から愛用しているフォードのエコノラインE150。
フルサイズバンとして、アメリカの本国では国民車ともいえるほど人気を誇った一台です。最近ではバンライフのベース車としても人気ですね。
買付の仕事でアメリカに行くことが多くて、昔から“エコノラインで車中泊”というのをやりたくて探していました。そうしたら、知り合いのキャンパーさんから手放すという話を聞いて、譲っていただいたんです。
すでにバンライフ用と仕上がっていたので、自分で棚を付けて、あとはベッドまわりを少しカスタマイズしただけです。
ここがキャンプにいい!
エコノラインでのキャンプの場合は車中泊が基本です。カーサイドタープを張って、家具と焚き火道具だけ出せばいいので、設営と撤収がとにかく早い。車内が広いので自転車もそのまま積載できちゃいます。
屋根には特大のソーラーパネルを仕込んであるため、電源の供給体制もばっちり。寒い冬の夜でも、電気敷毛布を仕込んだベッドに横たわれば朝まで暖かく眠れるそうです。
見た目は古くてクラシックですが、中は快適です。アメリカのビンテージ雑貨が好きなので、それを中心にコーディネイトして楽しんでいますね。自分の部屋のようで、とても落ち着きますよ。
購入を検討する人にアドバイス
ここ数年で市場価値が大幅に上昇したエコノライン。2021年現在、中古相場は200万~300万円台が中心です。
フルサイズバンですが、大きな車体はすぐに慣れるのであまり気にしないで大丈夫です。ただ、二駆なので坂道は苦手。キャンプ場でも滑ったり、スタックしやすいので運転には気を使いますね。
古いアメ車ですが、交換パーツなどは豊富にそろっているので安心。メンテナンスをしっかりしていけば、長く付き合える一台だと思いますよ。
ロマンが詰まった車はオジサンからモテモテ
山口さんの愛車はいずれも“エンスー”で、やや敷居が高いと感じるかもしれませんが、車好きな男性にとっては憧れの存在でもあります。
女性からはあまり注目されませんが、高速のインターやキャンプ場にいると、必ずオジサンから声をかけられますね(笑)。古いから乗り心地や運転性能はわがままですが、そこも楽しめると愛着が湧いてきますよ。
デメリットをしっかり把握したうえで、古き良きを楽しむ。いつかはそんなキャンプスタイルを実現したいものですね。