【現在の愛車:その1】シュタイア・プフのピンツガウアー
シュタイア・プフのピンツガウアーを選んだ理由
最初に紹介するのが、昨年手に入れたばかりというオーストリアのシュタイア・プフが製造していた軍用車ピンツガウアー。
鉄板むき出しのスクエアなボディに、黄色と白のツートンカラー、高い車高にごっついタイヤと、インパクト抜群の一台です。
昔から気になっていた車なんですが、なかなか現実味はありませんでした。それが昨年、知り合いのキャンパーさんが手放すというので、迷わず受け継ぐことにしました。
すごくキャンプをやる人が、しっかり整備して乗っていた車なので、使い勝手においては不自由ありません。
ここがキャンプにいい!
前2名、後ろ3名の計5人乗りで、広大な荷台も完備しています。
荷台は広いので積載力は抜群です。ただ、下部の左右にタイヤハウスが出っ張っているので、車中泊には向いていません。
ですので、この車でキャンプに着た場合は必然的にテント泊となりますが、そこが僕にとっては好都合。ずっとフォードのエコノラインで車中泊をしてきたので、テントで寝られるのって楽しいですね(笑)。
軍用の4WDなので、悪路の走破性は抜群です。高速走行も予想していたよりは安定しますし、100kmは出ます(笑)。
しかもこの見た目でホイールベースが2.2mと軽自動車と変わらないサイズなので、小回りも利くんです。キャンプ場の狭いエントランスや細い山道でも、臆することなく進んでいけますよ。
リアに取り付けたヒッチキャリアは山口さんが施した唯一のカスタム。キャンプ場内の移動用自転車をここに積載しています。
購入を検討する人にアドバイス
軍用車なので、運転席まわりにはご覧のようなメーターやボタン、レバーがずらりと並んでいます。運転席より、操縦席といったほうがふさわしい見た目です。
やっぱり運転は大変です。快適な条件は一切ありません(笑)。左ハンドルで重ステでミッション。
そのうえ、よくわからないボタンがいっぱいあるので、慣れるまでは少し時間がかかりますね。運転に慣れていて、古い車が好きな方には楽しんでいただけると思います。
日本ではなかなかお目にかかれないピンツガウアー。それだけに、中古市場の参考価格も700万円前後と高額です。
軍用車という選択肢はなかなか現実味はないかもしれませんが、山口さんのように、ひょんなきっかけで夢を実現できることも。頭の片隅においておきましょう。