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みんなで行こう!「秩父 彩の国キャンプ村」!
2015年はキャンプへ行きまくったF家。結果金欠ではあるもののシーズンが終わる前にもうひとキャンプ行きたいと思い立つ。せっかくならワイワイ楽しく行きたいな…。そう言えば隣人M家もファミリーキャンパーで、我が家より経験豊富。お子さんは長男と同い年。となれば行くしかないでしょ合同キャンプ!というわけで一泊キャンプへ。今回キャンプ場に選んだのは、森林と渓流に囲まれた豊かな自然の中でキャンプができると噂の、埼玉県にある「秩父 彩の国キャンプ村」。某キャンプ場検索サイト内で埼玉県の人気キャンプ場ランキングで1位になっていたこともあり、兼ねてから気になっていたこのキャンプ場へ行ってみることに。
がしかし、予想外の大渋滞にハマる…
我々の住む地域からキャンプ場までの所要時間は、およそ2時間。「チェックインは13:00だから10:30までに出れば余裕だね」とタカをくくってのんびり出発したのが間違いでした。この日は道中でイベントが催されていた関係で、道は大大大渋滞。グーグーなるお腹に、グズり出す子供たち…。早くも今キャンプ最初の教訓を思い知ることになる。
教訓1「キャンプの日 近場であっても 早く出よう」作:F家 母
途中、秋めく奥秩父の美しい景色や壮大なダム、野猿の親子に心癒されながら何とか渋滞をくぐり抜け、峠をひたすら登り…もうすぐ着くよ!と自分を励ます。。
やーっと到着!インパクト大な管理棟とウサギたちがお出迎え

通常2時間の距離を6時間近くもかけて到着。まずはチェックイン…なのだが、スルーできないインパクトのありすぎるこの建物は一体…!?
何とこれがキャンプ村の管理棟で、空き缶をモルタルに埋め込んで造られたものなんだとか。スケールの大きすぎるDIYに唖然。
そしてこの管理棟のすぐ脇にはたくさんのウサギたちと触れ合えるエリアがあり、渋滞地獄から開放された子らはもちろんここへ直行!ウサギもいいけど、いったい今何時だよ…と携帯を取り出すと、Oh!圏外!これが自然に身を置くということか…(ゴクリ。
教訓2「携帯は 圏外それが 大自然」作:F家 母

無数のウサギさんたちとキャッキャウフフと戯れて、子らのテンションは急上昇!
え、もう16:00になっちゃう!急いで設営だ!

今回の設営。2ルームテントのリビング部分の側面とヘキサタープを連結!ミニテントはM家長女・Jちゃんのギア
まずは、子供たちにやらせてみたかった”絵の具遊び”にトライ!

子供が集中してできる遊びを用意していくのって、設営をスムーズにこなす上で結構重要なポイントです
F家のキャンプと言えば川で遊んだり虫を探しに行ったりが付き物なのだが、それは夏の話。今回もF家兄弟はキャンプ場に着くなり「よっしゃ~!川行くぞ!」と意気込むも、9月下旬の奥秩父でそれは無理。では何をして遊ぶ?そこで登場するのが…”絵の具”!

画用紙を使って”合わせ絵”にチャレンジ!
汚されたり服についたりと、室内で幼児に遊ばせるにはなかなか親的にハードルの高い絵の具。
屋外なら多少やり散らかされても暖かい目で見れるんじゃないかしら?と、子らの独創的発想力に期待しつつ「デカルコマニー」(合わせ絵=画用紙の片面にだけ好きなように絵の具を乗せ、パタンと折って模様を作る)に挑戦!果たして成立するのでしょうか…?

慣れた手つきで筆を動かすM家Jちゃん
さすが女の子は丁寧です。「幼稚園でやったことある~」…なるほど。でも合わせ絵だから画用紙の半分に描くだけでいいんだけど…ま、いっか。とっても楽しそうだし!この後もJちゃんは色とりどりの絵の具を使って、とっても綺麗な絵を描いていました。

色on色…無限に色を塗り固めて厚みを出すF家次男
絵の具初体験のF家次男は、色の上にひたすら色を塗り重ねるという作業に没頭。すでにデカルコマニーの「デ」の字も見当たりませんが、ものすごい集中力を発揮。きっと彼の中では意味のある大事な作業なのだろう…と言うことで、そのまま続けてもらうことに。

画用紙は要らない。なぜなら絵の具は混ぜるものだから!なF家長男
常に発想が”ド男子”なこのお方。ちょちょっと描いたと思ったらすぐに飽き、パレットでひたすら絵の具同士を混ぜ合わせることに喜びを覚えた模様。
「真っ黒になっちゃった~!怒」(←当たり前だ)と文句を言われパレットを洗いに行かされているうちに、ワタシの中にまた教訓が浮かんでくる…
教訓3「子の遊び 自由すぎるの 当たり前」作:F家 母

すっかり薄暗くなってきた中、思い思いの作品ができあがったようです。親の意図する通りにやるよりも、自分たちのやりたいように楽しむことに意義があるんだね!
皆それぞれやり方に個性があって、改めて性格の違いを実感したところで絵の具遊びは終了~。
いい加減お腹が減ったので夕食準備!両家のチャレンジメニューは…?

琺瑯のポットもお鍋もオシャレです
今回はバーベキューの他に、お料理上手なM家ママが”ビーフストロガノフ”を振舞ってくれるというではないか!さすがオシャレなM家、”ビーフストロガノフ”なんて長い料理名、誰もまともに言えないだろうな…というF家は黙ってできるのを待つ。
コンロはイワタニ「マーベラス」!最近人気ですね~。この日、他のサイトでも使っている人を見かけました。

できあがり~!ご飯がすすむすすむっ!
トマトの酸味が絶妙!空っぽの胃袋に染み渡る美味しさでした。何とM家ママ、調味料のコンソメを忘れたところをめんつゆで代用して作ったのだとか!何という気転、そして料理上手のベースがなければできない離れワザだな…とモグモグいただきながら、すっかり感心したところで再び教訓。
教訓4「忘れ物 あっても 臨機応変に!」作:F家 母
お次はF家担当メニュー「ダッチオーブンでスモークチキン」!キャンプでトライする料理は、酒が進むメニューであることをモットーとしているF家。今回は、間違いなくビールに合う燻製料理にチャレンジ!まずは自宅で下ごしらえ。鶏モモ肉にフォークでブスブスと穴を開けて塩をもみこみ、出てきた水分をふき取ってから風通しの良い場所で2時間ほど寝かせます。

下ごしらえはあらかじめ家でしていくとスムーズです

ザラメとスモークチップを用意!
汚れ防止にアルミホイルを敷き、カップ1/2のスモークチップとザラメ5gを乗せます。この日は軽量カップを忘れたので、目分量。。

さあ鶏肉よ、行ってらっしゃい!
チップと網がくっつかないように脚付きの網で高さを出して、脂でチップが燃えないように皮目を上にしてセット完了!

焚き火もいい感じに燃えてますよ~

上火の炭火もしっかり乗せてね!
中火~弱火くらいの火加減で、まずは30分ほど加熱。この加熱調理中の時間というのが、毎回ソワソワしてしまうもの。いや、ソワソワしていたはずが酒に夢中になって調理中なのを忘れてしまいそうになるもの。30分経つか経たないかの頃、下火が強すぎる?なんて話になり火からおろすと、まだ全然できてない…。しばらく火入れが続く。

ここでハプニング発生!!
そうこうしているうちに、今回焚き火台をM家のおニューのテント「アメニティードーム」の近くに設置してしまったことに問題が生じはじめ、焚き火を中止。結局囲みテーブル上の網の上で火を入れることに。開けて中を確認したい気持ちを抑えつつ、待つことさらに数十分…

完成!ほろっほろでジューシーなスモークチキンのできあがり!
思い描いていた黄金色のスモークチキンに仕上がるまで、放置時間も入れて1時間近くかかって完成。一同文句なしの美味しさではあったものの、欲を言えばもう少し皮をパリッとさせたかった。上火を強めにして、じっくり焼くべきだったかな?こんがり感を出すには、ザラメももう少し多くても良かったかも。
教訓5「焚き火台 テントのそばに 置いちゃダメ」作:F家 母

お腹も満たされ、宴の始まり~!
M家とF家。リアルに隣人なため荷積みの時から一緒なのだが、この日も出発前にパパ同士が「ギター持ってく?」「持ってくよ」こんな会話が。子供たちが同い年というだけでなく音楽好きという共通点もあって、F家が越してきて以来ずっと仲良くさせてもらっている。
そして酔うと必ずギター片手に歌いだす両家のパパ。この日もビートルズにイエローモンキーなど次々熱唱。それを美しい微笑で聞き流すM家ママ。日本酒をドボドボ注ぐワタシ。テントの中では子供たちがスヤスヤ…なんて幸せな時間なんだ。
でも、歌声のボリューム、もうちょっと下げたほうがいいんじゃないかな?
教訓6「キャンプの夜 ギターと声は おさえめで」作:F家 母
明けて二日目!だけどもう撤収…

夜は小屋に入っていたウサギさんたちも、朝には触れ合いゾーンに放たれます!
翌朝も快晴!子供たちは跳び起きて元気にウサギと戯れ、大人たちは「もう撤収かぁ…」と前日の渋滞ハプニングにより時間が足りなかったことを惜しみつつキャンプ場を後に。

前日のバーベキューの残りの野菜をあげる子供たち。ウサギって本当にニンジン食べるんだね
教訓まとめ「予想外 だから楽しい キャンプかな」

自宅に着くなり次のキャンプを計画するM家とF家であった。次なるキャンプ地は何処…!?
予想外のハプニングに見舞われた今回のキャンプ。とにかくあわただしく過ぎてしまって、計画していた子供達のレクリエーションや料理などのアクティビティをじっくり楽しめなかったのは若干心残りではあるけれど、そもそもハプニングというよりは自分の不注意に近いものだったので、これは次回のキャンプへ活かせるはず!とは言え、澄んだ空気や色づく木々の美しさといった真夏のキャンプとは全然違う秋キャンプ特有の魅力はしっかり堪能することができ、満足満足。そして何より、キャンプをより楽しいものにしてくれた素敵な隣人M家に大感謝です!
【秩父彩の国キャンプ村 概要】
住所:埼玉県秩父市浦山3236-10
電話番号:0494-25-3148
HP:http://www2.tba.t-com.ne.jp/sainokuni/