おすすめの理由① 普段使いも兼ねるなら、やっぱりバンコン!
村岡さん
キャンピングカーは、ベースとなる車の種類によって分類されますが、その分類で、おおよそのキャラクターも決まってきます。
たとえばバスがベースならバスコン、トラックなどならキャブコン、ミニバンならバンコンと呼ばれています。
走行性の違いに注目!
バスがベースならバスコン、またはセミフルコンになります。写真はトイファクトリー全車の最上位モデル、セブンシーズ。
ミニバンをベースにしたのがバンコン。写真は同社バンコンの最上位モデル、ヴォーグ・アルタモーダ。
村岡さん
皆さんが一目見てすぐキャンピングカーだと思うのは、トラックなどをベースにしたキャブコンだと思います。キャブコンはトラックの荷台に居住空間を作り付けて運転席とつなげた車種です。
広い居住空間になりますが元がトラックなので乗り心地の面や、横風などに対する走行性には優れません。
ーートラックは荷物を運ぶ車だから、乗り心地や走行性に優れないのは無理もない話ですね。
安全性や強度を維持できるのがバンコン
村岡さん
弊社の主力モデルはバスコンとバンコンなのですが、バスコンやバンコンにこだわるのには、理由があるんですよ。
ーーその理由、聞きたいです!
村岡さん
先ほど話したキャブコンの居住空間は、自動車メーカーではなく弊社のようなキャンピングカービルダーが作ります。一方、バスコンやバンコンは自動車メーカーが作ったボディはそのまま、車内を居住空間に作り変えます。
ーーそうすると何が変わるのですか?
村岡さん
キャブコンの居住空間も強度が出るように各ビルダーが作りますが、自動車メーカーが大きな予算をかけて設計と試験をした衝突安全性などの強度確保にはおよびません。
車内のみを作り替えるバスコンやバンコンは、自動車メーカーが用意した安全性や強度を、ほぼそのまま維持できるんです。
ーーなるほど。より安心して乗れるというわけですね。
普段とアウトドアを兼用するならやっぱりバンコン!
村岡さん
さらにキャブコンは大きな車体のものが多いですが、バンコンはミニバンがベースなので、取り回しや乗り心地も良く、乗用車から乗り換えても違和感が少なくて済みます。
ーー乗用車から乗り換えやすいっていうのは、初めてのキャンピングカーとしてはポイント高いですね。
村岡さん
運転だけでなく、車体が大きくなると駐車場の問題や、普段のお買い物などにも支障が出てきてしまうかもしれません。
ーー1台で普段使いと旅を両立するにも、バンコンがいいわけですね。他にバンコンのメリットはありますか?
村岡さん
お客さんのなかには周囲の目を気にして、いかにもキャンピングカーという車種は嫌だという人もいます。バンコンは外観を見ただけではミニバンですからね。(笑)