3.快適な車中泊ができるか
筆者は身長180cmの大柄体型なので、SUVで車中泊をすると窮屈です。でもベルランゴの場合、後部シートをすべて倒すとご覧のゆったりさ。
足元がやや斜めになっているので微調整は必要ですが、これならいざというときはマットを敷いて車中泊ができそうです。寒い夜、子どもだけ車に寝かせるという選択肢も検討できるから、キャンプへのフットワークも軽くなりそうです。
しかも、寝転んで天井を見上げるとこの開放感! ガラストップルーフなので、冬の夜空を楽しみながら眠りにつくなんてこともできます。
ルーフの中央を通るアーチ状のパーツはストレージ機能を兼ねていて、帽子やサングラスといった身の回りのものを収納しておくのに重宝。
ラゲッジスペースの上部にも約60Lの収納スペースが用意されています。リアシート、テールゲートの両方からアクセスできるので、頻繁に使うものや貴重品を収納しておくのに便利ですね。
運転席のダッシュボードにも収納スペースがあります。虫除けスプレーや除菌シートなど、メディカルキットをまとめておくとよさそうです。
4. テントと並べて雰囲気を壊さないか
最後の気になるポイントが、“キャンプに似合う”デザインかどうかです。どんなに使い勝手が良くても、テントと並べたときにその雰囲気を壊してしまっては台無しですよね。
その点、ベルランゴは無骨なルックスがアウトドアとよく馴染みます。
ボディカラーはサーブルという特別塗装色(有料オプション)で、マットで控えめな色合いなのもその理由でしょう。フロントとリアのバンパー、ルーフレールやホイールをブラックで統一しているので、精悍で力強い印象に仕上がっています。
4人分の荷物も余裕で詰める!アウトドア好き家族にぴったりの一台
二泊三日のキャンプで検証してみましたが、大量のギアや4人分の着替えも余裕で納まり、細々したものは車内の収納を活用できたのでとても快適でした。
ベルランゴ SHINEグレードは車両価格344万円~(税込)と、輸入車としては手頃な価格設計。街乗りはもちろん、キャンプでも使いたいというアウトドア派な家族におすすめできる一台です。