2021年『FORE WINDS(フォアウィンズ)』が生まれ変わる!
「タフまる」シリーズや「ジュニアコンパクトバーナー」が広く支持され、キャンパーにとって馴染み深い存在の岩谷産業株式会社(以下、イワタニ)。同社は1995年からアウトドアブランド『FORE WINDS(フォアウィンズ)』を展開してきました。
ブランド誕生から四半世紀が経った2021年、『FORE WINDS』は新しく生まれ変わります。CB缶を使用するシンプルな手軽さはそのままに、デザイン性を高めたギアを続々とリリース予定。
ロゴもコンセプトも刷新され、パッケージもご覧の通り洗練されています。キャンパー垂涎ものの新作は必見です。それでは、2021年3月1日より順次発売される注目の4アイテムを、さっそくご紹介しましょう。
変形により劇的収納!「FOLDING CAMP STOVE(フォールディング キャンプストーブ)」
新生『FORE WINDS』を象徴する製品がこちらの「フォールディングキャンプストーブ」。
ブラックとシルバーの効いたクールなデザインで、ヒートシールド(遮熱板)の鏡面仕上げが印象的です……とこれだけでは、ブランドを象徴する製品とまでは言えませんよね? じつはこちら、驚きの変形ギミックで収納されるんです。
いきなりオチを見せてしまいますが、これがまさかの収納状態。一見しただけでは、とてもカセットこんろだとは思えません。収納時のサイズは約11×11cm、高さが28cmほどです。
収納時には、ボディ内部にバーナー部やゴトクが見事に格納されます。使うときにはそれらが外部に展開され、ボディにはカセットガスを取り付けるスペースが生まれます。
ワクワク感があふれてくる、変形途中の様子をご覧ください。折りたたまれたバーナー部&ゴトクを取り出すとき、「かっこいいギアを使っている!」という実感がこみ上げること間違いありませんね。
また変形式であるにも関わらず、ゴトクの耐荷重はたっぷり5kgと頼もしい仕様になっています。
優れたデザインは家でも使いたくなる!
最大発熱量は2.2kW(1,900kcal/h)。これは「タフまるJr.」と同等の火力であり、まず不足を感じることはないでしょう。ヒートシールドによって輻射熱を防ぐので、愛用のテーブルがウッドの天板でも安心です。
コンパクト収納によって携帯性が高く、アウトドアで活躍することは言うまでもありませんが、デザイン性の高さは家庭でも使いたくなるレベル。
しかも収納した状態はキッチンのインテリアとしてもセンスよく馴染みますから、攻守に隙はありません。何気ない食事のひとときを心躍る瞬間へと変えてくれる、それがフォールディングキャンプストーブです。
「フォールディングキャンプストーブ」の詳細はこちら
イワタニ FORE WINDS フォールディング キャンプストーブ
あの人気モデルがさらに洗練された「LUXE CAMP STOVE(ラックスキャンプストーブ)」
次に紹介するのは「ラックスキャンプストーブ」。形状的にはピンとくるキャンパーが多いことと思います。そう、イワタニの傑作「マーベラスⅡ」が、『FORE WINDS』仕様で加わることになりました。
家用でもあり、キャンプ用でもある……そんなカセットこんろの金字塔が、激シブのブラック、シルバーの2色展開で新登場です。
マーベラスⅡの特長であったインダストリアルなデザインが、より引き締まって見えますね。
完成度の高かった使い勝手はまるっと受け継がれているので、持ち運びやすさや展開のしやすさは折り紙付きです。マーベラスⅡとの大きな違いは専用の「セットアダプター」が別売りになった点
武骨で屈強なゴトクも健在。普通にクッカーを載せる分には何の不足もありませんが、もしも「焼肉プレート」をはじめとしたイワタニのアクセサリーシリーズを使いたい場合は、別売りのセットアダプターで使用可能になります。
「それ、マーベラスⅡでは付属していたような?」と鋭いツッコミを入れるイワタニ愛好家も多そうですが、その分、当製品の本体価格は5,000円ほど低く抑えられているんです。
マーベラスⅡから受け継がれる風への強さ
3.5kW(3,000kcal/h)もの火力を生み出す炎口は、怒涛の282コ。多孔式バーナーは炎が短く、風で消えにくい特長を持っています。その上で風防リングに囲まれ、トップカバーもまた風を遮りますから、風への耐性はマーベラスⅡから確かに受け継がれています。
さっと広げてツマミをひねるだけ……というCB缶ギアならではの手軽さと、武骨でおしゃれなビジュアルを両立させたラックスキャンプストーブ。人気モデルの後継でもあり、品薄が懸念されるほどヒットの予感がします。
「ラックスキャンプストーブ」の詳細はこちら
イワタニ FORE WINDS ラックスキャンプストーブ
名作を貪欲に改良した「MICRO CAMP STOVE(マイクロキャンプストーブ)」
イワタニには「ジュニアコンパクトバーナー」という名作があり、それはすでに完成されたシングルバーナーとして高く評価されています。が、さらに貪欲に携帯性を追求したのが、こちらの「マイクロキャンプストーブ」。究極的にコンパクトなシングルバーナーの登場です。
ジュニアコンパクトバーナーと比べてみると…
ジュニアコンパクトバーナー(写真左)と収納状態を比べてみましょう。ただでさえ手のひらサイズだった前身モデルが、ひと回り大きく見えてしまいます。重量も約274g→約186gと、約68%まで軽量化に成功しています。
使用時サイズの幅も155mm→109mmと約70%にダウンサイズ。実現できたポイントはゴトクの形状にあります。使用されるクッカーのサイズを想定し、不便に感じないギリギリのラインを追求した結果、コンパクト性の向上に成功したのだそう。
ちなみに使用できるクッカーは、鍋底が16cm以下のもの。火力は2.3kW(2,000kcal/h)。
ジュニアコンパクトバーナーにはハードケースが付属しましたが、当製品には専用のEVAケースが付属します。EVA素材はPCケースなどにも使われる素材で、衝撃から内部をしっかりとガード。ハードケースに比べてバッグ内でスペースを取らない点も、コンパクト性に貢献します。
シルバーで統一されたビジュアルは、質実剛健で武骨そのもの。きっとソロキャンパーに熱愛されることでしょう。また飾り気のなさは他のギアの統一感を邪魔しないので、たとえカラフルなサイトでもスマートに溶け込むと思います。
「マイクロキャンプストーブ」の詳細はこちら
イワタニ FORE WINDS マイクロキャンプストーブ
ファン待望の大復活!「MICRO CAMP LANTERN(マイクロキャンプランタン)」
生産終了となっていた「ジュニアランタン」が、『FORE WINDS』で復刻されます。イワタニ製のCB缶ランタンを求めていたキャンパーにとって、待望の「マイクロキャンプランタン」。優しい光が長時間持続するスタイルで生まれ変わりました。
専用マントルを使用した光は穏やかで、最大出力による照度は150ルクス。連続燃焼時間は約7時間30分とかなりの長時間です。しかもこれは正々堂々、最大出力での持続時間ですから、火力によってはさらに長持ちするでしょう。
交換部品はもちろん別売りで用意されるので、マントルとホヤが消耗しても安心です。マントルの交換や空焼きといった手間が、灯りをより味わい深いものに感じさせるんですよね。
収納時サイズは52×65×122mmと余裕の手のひらサイズ。前出のマイクロキャンプストーブと同様、専用のEVAケースが付属します。
マイクロキャンプランタンは、イワタニ好きのキャンパーにとって待ちかねたガスランタンです。燃料をCB缶で統一して荷物を減らしつつ、LEDランタンとはまた違った温かな灯りを愉しめますね。
「マイクロキャンプランタン」の詳細はこちら
イワタニ FORE WINDS マイクロキャンプランタン
ちなみに『FORE WINDS』からは「カセットガス FORE WINDS ノルマル」というCB缶そのものもリリースされます。これがまた洗練されたデザインで、ここまで紹介してきたアイテムにぴったり。ぜひチェックしてみてください。
「カセットガス FORE WINDS ノルマル」の詳細はこちら
イワタニ カセットガス FORE WINDS ノルマル
今後の動向から目が離せない!
キャンプ初心者でも扱いやすいCB缶ギアでありながら、おしゃれなサイトを構築したい上級キャンパーにもピッタリなラインナップ。きっと2021年のアウトドアシーンに旋風を巻き起こすことでしょう。
利便性とデザイン性を両立させる『FORE WINDS』、今後の動向から目が離せません。
公式サイトはこちら