アウトドアブランドのマスク、増えましたよね
新しい生活様式により使用頻度が高まったマスク。今やアウトドアメーカーからも販売され見た目もカッコイイものが増えてきましたが、やはり大事なのは性能や着け心地。
日々使うだけに、なるべく自分の理想に合ったものを選びたいですよね。
10種類のマスクの使い心地を確かめてみた
ということで、アウトドア好きに身近なブランドのマスク10種をピックアップして、機能や着け心地の違いなどを比較してみました。いずれもギアやウェアなど機能性に優れた製品を作っているブランドだけに、マスクにも期待したいところです。
今回は実際に着用して感じた使い心地を詳しくレビューし、最終的に「ベスト3」としてオススメの紹介を絞り込んでいきます!
【衛生面・着用感・見た目】ひとつずつ着用して詳しくレビュー
用意したすべてのマスクを数日間実際に着用。長時間の着け心地もチェックした上で、感じたことをまとめてみました。
グリップスワニー「GS キャンプマスク」
難燃性のウェアなどで人気のグリップスワニーの「GS キャンプマスク」。定価は2,200円で、オリーブカラーやカモ柄などアウトドアにフィットするファッション性がポイントです。
マスクもメガネや財布のような日常的アイテムとなった今、見た目も重視したい方にはとくに魅力的ではないでしょうか。
表地はハリ感があり固めですが、裏地にはCOOLMAXという柔らかい冷感吸湿速乾素材を使用しているため、肌触りは良好。鼻アテがピッタリフィットして、隙間無くしっかり覆われている感じ。衛生面でのポイントとしては、抗ウィルス加工と制菌加工があるようです。
耳の紐は調整ができず少し固いため、長時間付けていると耳の付け根が少し痛くなりました。
グリップスワニー GS キャンプマスク
モンベル「ウィックロン ポケマスク ライト」
Tシャツなどにも使われているモンベル独自の吸湿速乾素材が使われた「ウィックロンポケマスクライト」。定価は1,078円で、デザイン的には市販の不織布マスクと似たベーシックな作りです。
ノーズワイヤーでしっかりとフィットし、鼻周りの隙間を塞いでくれる安心感があります。生地や耳のゴムがとても柔らかいこともあり、肌にしっとりと馴染んで気持ち良い着け心地。
袋状になっているので、中にフィルターを入れて使うこともできます。
アウトドアリサーチ「エッセンシャルフェイスマスクキット」
A&Fで取り扱っているアメリカのアウトドアブランド・アウトドアリサーチの「エッセンシャルマスク」。定価は2,420円ですが、細菌・ウィルスを95%カットするとされるフィルター3枚付きということを考えると、そこまで高くは感じません。
主張しないグレーが程よくおしゃれでいい感じ。ノーズワイヤーと耳のアジャスターも標準装備で、装着感の良さでも一歩リードです!
アウトドアリサーチ エッセンシャルフェイスマスクキット
コロンビア「スライドリッジフェイスカバー」
コロンビアからはシンプルな黒におなじみのロゴが際立つこちらのマスク。価格は1,320円と、平均的なゾーンです。
吸湿速乾性のある滑らかな素材のため肌触りが良く、紫外線をガードする機能もあるので、屋外での使用にも向いています。他のマスクと比べると少し小ぶりで、口の動きでズレてしまうことがあるのが気になりました。
コロンビア スライドリッジフェイスカバー
AS2OV(アッソブ)「3レイヤーマスク」
コーデュラナイロン製バッグなどでおなじみのブランド・アッソブからは、その機能に注目したい一品が。その名も「3レイヤーマスク」! 一層目は吸水速乾のCOOLMAX・二層目は抗ウィルス素材・三層目は強度の高いコーデュラというレイヤー使いで、他と一線を画す機能を備えています。
標準装備のノーズワイヤーと立体的な構造でしっかりフィットしつつも、口周りに空間が確保されるため話しやすいのも高ポイント。柔らかい生地と耳のアジャスターで着け心地も上々ですが、価格は3,850円と断トツで高め……。
しかし、機能性を考えればこれは止む無しではありますね。
AS2OV(アッソブ) 3レイヤーマスク
ミレー「ホールガーメントマスク」
ハイカーにも人気のミレーはアルピニストの野口健さんとのコラボレーションで作られた「ホールガーメントマスク」。価格は2,178円と他アイテムに比べやや高めです。
やわらかい風合いが特徴的で、吸水速乾性が高い繊維を使用し、抗菌消臭加工が施された機能性も高いマスクです。
繊維が柔らかく縫い目が無く立体的に編み込まれているため、耳が痛くならず肌触りも抜群。優しい着け心地が好みという方に良さそうです!
ミレー ホールガーメントマスク
シートゥーサミット「バリア フェイスマスク」
キルティング風のデザインが特徴的な、シートゥーサミットの「バリアフェイスマスク」。3サイズ展開で、価格は1,100円です。
子供向けのXS・小柄な方や女性向けのS・男性向けのレギュラーの3サイズ展開で、筆者はレギュラーでジャストサイズ。他のマスクと比べると、ちょっと固めな付け心地でした。
シートゥーサミット バリア フェイスマスク
KEEN(キーン)「トゥギャザーマスク」
1,540円で2枚入りの、お買い得なキーンの「トゥギャザーマスク」。ほぼ毎日着けるため洗い替えは必須なので、最初から2枚あるのはありがたい! 無地もあるほかカラバリが豊富で、好みに合わせて選べるのも魅力です。
紐はアジャスターつきなので長さの調整はできますが、フィット感は少し物足りなさを感じました。
KEEN(キーン) トゥギャザーマスク
ホールアース「洗える抗菌フェイスガード」
3枚入りで1,320円と、断然お買い得なホールアースの「洗える抗菌フェイスガード」。耳紐のアジャスターや吸湿速乾性・抗菌素材・UVカット効果など、リーズナブルでありながら機能も充実しています。
口周りの部分には冷感素材が使われており、着けたときになんとなくヒヤッとする感覚が気持ち良く、暑い時期に活躍しそうな印象。個人的にはなブラックにすれば良かったな、と感じました。
ホールアース 洗える抗菌 フェースガード
bern(バーン)「アウトドアマスク」
自転車用ヘルメットが主軸のアウトドアブランド・バーンからは「アウトドアマスク」。価格は858円と良心的ながら、後ろ側をベルクロで留められるという他にはない特徴が! 外れることなくしっかり装着できるので、アクティブなシーンで活躍してくれそうです。
内側はメッシュで肌触りも滑らか、抗菌加工で衛生面も安心です。ただ大柄な作りで顔の半分ぐらいを覆うようなサイズ感。そして筆者の場合、耳の付け根の上側に紐が強く当たり、すぐ痛くなってしまうのが気になりました……。
BERN(バーン) アウトドアマスク
特にオススメなのはこの3つ!
といった具合で10種類のマスクを日々交互に使ってみたわけですが、その結果「マスクとしての性能」「着用感」「価格」において筆者が個人的に納得したアウトドアマスクベスト3を発表します!
1. フィルター装着で安心の「アウトドアリサーチ」
基本的に、今回紹介したものも含め市販されているほとんどのマスクは、飛沫を完全に防ぐことはできないのは知られている通り。
ですがその中でもアウトドアリサーチのマスクは、フィルターも活用するという他にはない工夫により、比較的安心感がありました。
その上でノーズワイヤーや耳のアジャスターなど、日常的に装着するにあたり使いやすくフィット感を向上させる機能があるのも嬉しいところです。
2. 立体縫製のフィット感と肌触りが気持ち良い「アッソブ」
レイヤー構造で様々な工夫が図られたアッソブも、性能への期待値が高いのはもちろん着けたときのフィット感も抜群でした。口周りがポケット状で空間があり、喋りやすく圧迫感が少なめなのも快適。
アウトドアテイストなデザインで、普段使いに違和感なくしっかり馴染む点でも気に入りました!
3. 冷感素材でヒヤッとして蒸れにくい「ホールアース」
この先も続く可能性の高いマスクの着用、暑い時期のことを考えるとホールアースもベスト3に入れておきたいところです。夏はどうしても蒸れるので、ヒヤッとする独特の清涼感はとても魅力的。
暑くてもマスクをせざるを得ないような状況に役立ちそうですし、3枚セットという断トツのコスパの良さもお見事です!
まとめるとこう
製品名 | グリップスワニー | モンベル | アウトドアリサーチ | コロンビア | アッソブ | ミレー | シートゥーサミット | キーン | ホールアース | バーン |
アジャスター | 無 | 無 | 有 | 有 | 有 | 無 | 無 | 有 | 有 | 無 |
バリエーション | 4種類 | 1種類 | 8種類 | 5種類 | 6種類 | 1種類 | 3種類 | 9種類 | 1種類 | 1種類 |
定価 | 2,200円 | 1,078円 | 2,420円 | 1,320円 | 3,850円 | 2,178円 | 1,100円 | 1,540円 | 1,320円 | 858円 |
その他特徴 | 抗菌 吸水速乾 | 吸水速乾 | 抗菌 吸水速乾 フィルター3枚入 | 吸水速乾 UVカット | 抗菌 吸水速乾 | 抗菌消臭 吸水速乾 | – | 2枚入 | 抗菌消臭 吸水速乾 UVカット接触冷感 3枚入 | ベルクロ |
日常だけでなくアウトドアシーンも考慮すると条件も変わってくるので、よく見極めてベストなマスクを手に入れましょう!
さて、長引くマスク生活で関連グッズも次々と出ていますよね。最後はそんな便利アイテムも軽くご紹介します。
マスク生活のお供に!あると便利なこんなアイテム
マスクケース
外出時は着けっぱなしが多いマスクですが、食事のときなど外さなければいけないこともありますよね。そんなとき外したマスクをそのままテーブルに置くのは衛生的にもエチケット的にあまり……という場合は、マスク専用ケースが便利です。
ペンドルトン マスク ケース
ウィルダネスエクスペリエンス 立体マスク1枚付き マスクケース
オルネ ワイプシートポーチ
マスクストラップ
また、サングラスやメガネのように外したマスクを首に掛けておくためのコードもあります。車内で1人だから外したいけどいちいちどこかに置くのも面倒、というような時などにとても役立ちます。
50/50 WORKSHOP MASKCORD+ マスクストラップ
グリップスワニー マスクストラップ
マスクストラップは簡単なDIYで作ることもできるので、オリジナルのマスクストラップ作りに挑戦してみるのもオススメですよ。
メガネのくもり止めクロス
メガネをしてマスクを着けると、レンズがくもってしまうことがありますよね。そんなときに便利なのが「フォグストップ缶」。特殊な成分が含まれた布で、レンズ表面に親水性の被膜を作ることでくもりを予防できるのだとか。
サイモン(SIMON) フォグストップ缶
こういった便利グッズも上手に活用しながら、マスク生活を少しでも快適にしたいですね。
見た目も使い心地も、自分に合ったマスクで新しい生活様式を楽しもう
色々と制約がありストレスが溜まりがちな日々が続いていますが、どうせならマスク選びも楽しんでみませんか? 好みのマスクを付けてポジティブに過ごしていきたいですね!