一台三役のスチームクッカー「KOLME(コルメ)」
キャンパーなら何かひとつはギアを持っている……と言っても過言ではないユニフレームから、気になる製品が発売されました。よく見かけるスタック収納可能なクッカーのようですが、なんと「蒸す」「沸かす」「湯煎」を同時に行えるのだとか!
収納サイズは直径11.5cmで高さ15.5cm、重量は310gです。ユニフレームの「山シリーズ」からリリースされた製品だけに、登山にも対応するコンパクトサイズ。荷物を減らしたい、けど食事にちょっと凝りたい人におすすめのクッカーです。
1つの熱源で食事一式を同時調理可能
一台三役ですからスチームクッカー1つで、こちらのご飯、おかず、スープを同時につくることができます。シングルバーナーなどの熱源も1つあれば、事足りるというわけです。
KOLMEのセット内容はご覧の通り。それでは、ユニフレームが提案している献立の画期的な調理手順を例に見ていきましょう。
①内鍋にアルファ米を入れ、シリコーンフタをする
まずは「湯煎」を担当する内鍋にアルファ米+(アルファ米を炊くのに必要な分量の)水を入れ、シリコーンフタを取り付けます。シリコーンフタには穴が空いていて、ここから蒸気が出て「蒸す」役割を担うようです。
②外鍋に水を入れ、内鍋をセットする
次にシリコーンフタが装着された内鍋を、水を入れた外鍋にはめ込みます。外鍋がお湯を「沸かす」担当です。またお湯の蒸気は、先ほど見たシリコーンフタの穴から上部に飛び出すようになっています。
③シリコーンフタの上にお好みの缶詰を置き、フタをする
シリコーンフタの上には、蒸したい食材を。ここでは缶詰を設置しています。
フタをかぶせて準備完了。あとは火にかければ、外鍋は「沸かす」、内鍋は「湯煎」、シリコーンフタの上では「蒸す」が行われるというわけです。
図解:内部の3か所で同時に加熱調理
言葉だけでは少々わかりにくいので、構造を簡略化したイラストを用意しました。外鍋の直径10.5cmほどの小さなボディの内部、その3か所で同時に加熱調理が行われます。なんともマルチなやつですね。
④外鍋のお湯でスープを
スチームクッカーを火から下ろし、外鍋で沸かしたお湯でインスタントのスープをつくりましょう。こうして湯煎されたアルファ米のご飯、蒸されて温められた缶詰のおかず、そしてスープの3品ができあがりました。
詳しい使用方法はこちらの動画を参考に!
ユニフレームが公開している動画を見てもらうと分かる通り、この3品を作るのにかかった時間はわずか10分。今回はアルファ米と缶詰を使用されていましたが、どういった食材を用意するかはアイデア次第。
「沸かす」のは基本お湯となりますが、何を「湯煎」するか、何を「蒸す」か、献立を考えるのも楽しいですね。
「KOLME」の詳細はこちら
ユニフレーム スチームクッカー KOLME