人気ガレージブランドをクローズアップ
大手メーカーによる大量生産品とは違い、職人技術やハンドメイドにこだわった高品質なアイテムが人気を博すガレージブランド。少量生産ながらもここ数年で人気がうなぎ登りのアイテムも少なくありません。
そこでこの企画では人気のガレージブランドにスポットを当てて、そのヒストリーと魅力に迫ります!
第5回目は「CielBleu.(シエルブルー)」
2020年に立ち上げ10周年を迎えた「シエルブルー」。ガレージブランドという文化がまだない2010年、第二次キャンプブームの前夜から活動をしている夫婦によるデザイナーズユニットです。
ウッド製ファニチャーの製作にはじまり、ここ数年はキャンプ向けバン(=キャンパー・バン)のカスタムを手掛けることで、キャンプカルチャーに新たな道を切り開いております。
地元は岡山県の倉敷。2012年2月に一念発起して埼玉県に引っ越してきました。新しいことをやるには、やっぱ東京周辺にいたほうがいいかなと思いまして。
家具作りを本格的に始めたのは、倉敷にいた2008年。埼玉に引っ越してからは自宅兼アトリエで、夫婦ふたりで製材から加工、組み立てまでをやっています。最近はキャンパー・バンのカスタムが中心で、ファニチャーの製作は時間が取れそうなときに限られた数だけ作っています。おそらく、日本で一番買いづらいブランドかもしれません(笑)。
と語るのは、シエルブルーの茨木一綺さん(通称ワカさん)。
シエルブルーの手掛けるウッド製ファニチャーは、自宅のインテリアとしても十分に使えるクオリティの高さが人気の秘密ですが、現在はバックオーダーが溜まっているそうで、ワカさんのおっしゃるとおり、手に入れるのはなかなか困難そう……。
今回は、そんな激レアファニチャーを手に入れる方法から、バンライフブームに火を付けたシエルブルーの近況について詳しく聞いてきました。