フィンランドの老舗ブランド「Savotta(サヴォッタ)」って知ってる?
1955年に誕生した「Savotta(サヴォッタ)」は、北欧フィンランドのブランド。フィンランドといえばブッシュクラフトの本場であり、サヴォッタも非常に武骨で魅力的なギアをラインナップしています。
サヴォッタと言えば、定番アイテムとしてモジュール式のカスタマイズできるバックパックがあげられますが、じつは他にも薪ストーブやサウナテントまでリリースしています。
そして声を大にして伝えたいのが、50年以上にわたってフィンランド国防軍と提携していること。過酷な環境に耐えうる軍用スペックをギアに落とし込んでいる本気スペックのブランドなんです。
そんなサヴォッタが、アウトドアショップ「UPI」でも取り扱いが始まり、日本に本格上陸。今回は2つのアイテムをご紹介します。
ステンレス板で組み上げる「ハッピー ストーブ」
軍用スペックの話をしておいて紹介するのも気恥ずかしいのですが、まずはこちらの可愛らしいウッドストーブを。「プレートの形状が偶然にも笑顔に見える」というわけでなく、明らかに狙って製作されている模様です。
ステンレスのプレート7枚で構成される組み立て式で、分解すればコンパクトに持ち運べます。
秀逸な携帯性で調理能力も上々。
ハイクや渓流釣りの途中で、さっと使えるのがウッドストーブ。小枝を集める手間はかかりますが、ガスもアルコールも必要としないため携帯性はバツグンです。
収納サイズは15.5×14cmとなり、厚さはたった1cm。重量も250gと軽量です。素材にコーデュラ(超強いナイロン)を採用した、贅沢な収納ケースが付属します。
先ほどの写真では、ケトルが約10cm四方のボディをはみ出し、理想的なバランスで載っていましたが、小さいクッカーでも問題ありません。構成パーツの7枚のプレートには、十字型のゴトクも含まれています。
高く評価したい遊び心
名称は「ハッピー ストーブ」なんですが、リフレクターに反射した光はまさしくハッピーなものとなります。当アイテムは兄弟のようなサイズ違いもラインナップされていて、それはまた違った表情が演出されますので、ぜひチェックしてみてください。
「ハッピーストーブ」の詳細はこちら
手のひらサイズになる「ウォーター バッグ」
炎の次は水系のギアをご紹介しましょう。一見どんな用途で使うのか分かりづらいかもしれませんが、こちらは「ウォーター バッグ」です。
アウトドアにおける「水を汲む、溜めておく」で活躍します。柔らかい素材ですが、そのまま地面に置いてもたぷんたぷんの状態で安定。容量は12リットルと頼もしいサイズです。
驚きの折りたたみサイズ
12リットルもの容量がありながら、折りたたむと手のひらサイズに。折りたためるソフトジャグやウォータータンクはそれほど珍しくないかもしれませんが、容量比で考えると驚きの小ささではないでしょうか。
水を現地調達したいミニマムキャンパーにとって、非常に魅力的なギアが上陸してくれましたね。
ハンドル付きで使い勝手もよさそう
ハンドルがついているので、ザブッと水を汲み上げることができます。こうしてバケツのように水を汲むことができるのは、当アイテムの大きな特長。
地面に置けば、そのままウォータータンクに。川や湖の水を汲んで料理に使う場合は、浄水ボトルも用意しておきたいですね。ともかく一気に大量の水を汲んできて、溜めておける便利なアイテムです。
「ウォーターバッグ」の詳細はこちら
以上の2アイテムの他にも、サヴォッタには魅力的なアイテムが勢揃い。正規輸入代理店はモーラナイフやスロストーブも扱うUPIです。新年1月には、新たな直営店が表参道にもオープン予定。サヴォッタの製品を手に取れる機会も増えるので、今後の展開にも乞うご期待です。
UPIの公式サイトはこちら