ルーフトップテントの設置ってどうやるの?必要な部品は?1人でもできる?

2021/01/06 更新

ルーフトップテントを買おうか本気で考えていた筆者は、ついに購入の決心をします!ブランドはスウェーデン発のシステムキャリアメーカー・THULE(スーリー)。ルーフトップテントを見たことはあるけれど、実際に使ったり設置現場を見たりするのは初めて。どのように設置されるのか、前工程を見させていただきました。


ベースキャリアで有名なスーリーが新作のルーフトップテントを発売!

Instagram by @Thule
クルマの上に載せるベースキャリアやルーフキャリアを買ったことがある人、もしくは検討している人なら、THULE(スーリー)を耳にしない人はいないでしょう。1942年にスウェーデンで誕生したシステムキャリアメーカーで、洗練されたデザインとたしかな品質で世界中のカーユーザーを虜にしています。

2020年6月には、クルマの上で寝られるルーフトップテントを初めて発売! ひと目惚れしてしまった筆者は、情報を収集した結果からスーリーのルーフトップテントを購入することに。

ルーフトップテントの種類や、設置に必要な道具、それぞれの金額面については、下の記事でまとめています。

今回は購入したい人がよりイメージしやすいように、現場での「設置の工程」をお伝えしますよ!

「ベースキャリアの設置」から「テントの設置」までひと通りを公開


スーリーのほぼ全ラインナップは阿部商会という輸入代理店が取り扱っており、今回購入するルーフトップテントも同社が取り扱っています。

販売店は大型の店舗しか在庫を持っていないとのことですが、筆者の家の近くにあるスーパーオートバックスかわさきに販売していました。


今回取り付けと商品の紹介をしてくださるのは、同店でキャリア全般を担当する林さん。現場担当歴は14年と長く、ベースキャリアからルーフキャリアまでひと通りの商品は把握しているとのこと。スーリーのアイテムももちろんご存知!


今回ルーフトップテントを設置する筆者のクルマは2006年製造の日産・エクストレイル。車中泊ができるフルフラット仕様やカクカクしたデザインが気に入り、かれこれ4年間使用。ちなみにルーフトップテントは見たことだけあり使用したことはなし! 仕上がりが楽しみです。


まずはベースキャリアの設置から


ルーフトップテント(以後、テント)を設置するには、ベースキャリアと呼ばれる土台が必要。また、それを取り付けるために、車種によりますがルーフレールというクルマに設置する部品が必要です。
ライター・小川
自分のクルマは、もともとルーフレールが付いているので、この上にベースキャリアを設置するだけでいいんですよね?

林さん
はい、この状態なら問題なさそうです。4箇所のカバーを外し、そこに六角レンチを使って取り付けていきます。


林さん
ただ、ルーフレール内部がかなり錆びていたので、少しメンテナンスをする必要がありますね。


小川
あちゃー! すみませんでした。ルーフレールの錆びは自分で日々メンテナンスしたほうがいいですか?


林さん
キャリアを取り付けるくらいしかあまり見ない場所なので、ここは仕方ないですね。状態によってはネジが入らないことがあるので、設置時間に時間をいただくことがあります。





ということで、錆落としから始まり1時間。やっとバーを設置することができました。今回設置したのは、スーリーのウイングバー EVO。幅が108〜150cmまで5サイズあり、筆者は阿部商会の担当者のアドバイスでこの車種の推奨サイズである127cmを購入しました。
ITEM
スーリー ウィングバー Evo 127cm ブラック


重量は1本約1.4kg。シンプルなシルバーとアルマイト加工を施したブラックの2種類展開で、筆者はブラックのほうをチョイス。


ちなみに、ベースキャリアはこのバーだけでは設置できません。バーとルーフレールを接続する「ルーフラックフット」(画像上)と、それを取り付ける「車種別キット」(画像下)を用意する必要があります。

次にルーフトップテントの設置


無事にベースキャリアを設置できたので、ようやくテントを載せられます。今回購入したのは、Tepui Explorer Ayer 2(テプイ エクスプローラー エアー 2)。

収容人数2名の小型サイズで、静時の最大荷重は約181kg。ヘイズグレーとブルーの2色展開で、筆者は前者のヘイズグレーを購入しました。価格は29万円+税。

ITEM
スーリー ルーフトップテント Tepui Explorer Ayer2(テプイ エクスプローラー エアー2)
●収容人数:2人
●サイズ
(使用時):213x122x99cm
(収納時):107x122x28cm
●室内面積:213x122cm
●室内高:96cm
●重量:48kg
●最大荷重(静荷重):181kg
●バー取付前後幅(最低値):61cm



クルマの上に載せる前に、底に2本のレールとトップにラダーを設置します。このレールはベースキャリアに固定する部品を通す大事な役割があるので、個人で組み立てる場合は忘れずに!


部品を設置したら、テントをクルマの上に載せます。

小川
思ったより……お、重いですね!


林さん
単体の重量は約48kgあるので、男性2人でも力に自信がないと上まで持てないかもしれないですね。取り外す際も3〜4人で作業することをおすすめします。


小川
どおりで重いわけですね。ノルディスクのレイサ6でさえ重量は約17kgなのに、2.8倍の重さは負担が大きいですね。



最後に本体底のレールに部品を通し、付属の六角レンチを使ってベースキャリアに固定する部品を装着したら完成! テントの設置は1時間半ほど。部品の取り付けなどを含めて2時間くらいでした。


こちらが完成形。上部にボリュームが出て、以前よりさらにアウトドア感のある佇まいに仕上がりました!

ルーフトップテントを設置してから気づいた疑問&回答

小川
思った以上にかっこよく仕上がりました! このテントは、どんなクルマでも設置できるのですか?


林さん
クルマの最大積載荷重が75kg以上のものに限ります。ただし、テント使用時はラダーが支えてくれるので、この場合は最大積載荷重の3倍まで問題ありません。


小川
積載荷重が重要なのですね。テントを載せるベースキャリアは制限があるのですか?


林さん
テントは純正のキャリアに載せることを想定して作られているので、他社さんのものは推奨できません。また、載せられるものはスーリーのスクエアバー、プロフェッショナルパー、ウィングパーEvoの3つに限られます。


小川
スーリー製でも使えるキャリアと使えないキャリアがあるのですね。覚えておきます!


林さん
あと、クルマの幅が狭いとテントが載せられないものがあります。今回小川さんのクルマはエアー2を載せましたが、3人用のTepui Explorer Kukenam 3(テプイ エクスプローラー クケナム 3)は載せられないんです。


小川
自分のクルマでは3人用が使えないんですね! でも、しばらくは2人用で十分かなと思うので、たくさん使っていこうと思います。これが使える場所は限られていますか?


林さん
最近は車中泊ブームで道の駅やサービスエリアで宿泊する人が増えているそうですが、こちらは組み立てると隣の駐車スペース1台分を使ってしまうので使用はNGです。RVパークやキャンプ場で使用するのが中心です。


小川
場所が限られてしまうのですね。注意しながら使用したいと思います。ありがとうございました!

ルーフトップテントを設置した感想は?


正直なところ、取り付けるための道具の多さと作業は大変でしたが、店舗で教えてもらいながら設置できたのでスムーズにできました。……はやくフィールドに出ていきたい!

この後に設営と撤収の説明を受け、無事帰宅。帰ってからクルマを車庫に入れたときに、改めてテントを見てニヤリとしてしまった筆者。今後のキャンプが楽しみなったのでした。

次回はキャンプ場でルーフトップテントを徹底レビュー!


無事にルーフトップテントを設置することができました。これを使って、近日キャンプ場へ行って実際に使います。次回に設営方法や室内の様子、特徴や欠点などを紹介しますので、お楽しみに!

【スーパーオートバックスかわさき】
住所:神奈川県川崎市川崎区港町9-8
TEL:044-223-4774
営業時間:10:00〜19:30
駐車場台数:115台
ピット台数:26台
ホームページはこちら

今回購入したスーリー・テプイ エクスプローラー シリーズの詳細はこちら

協力:阿部商会

紹介されたアイテム

スーリー ウィングバー Evo 127c…
スーリー ルーフトップテント Tepui…
\ この記事の感想を教えてください /
GOOD! BAD

関連する記事

この記事が気に入ったら
「いいね!」をしよう

フリーランスライター・編集者。WEBや雑誌の執筆を主な活動とし、タブロイドやイベント冊子の製作も担当。キャンプはルーフトップテントで宿泊。