② キャンプでスモーク!セリアの鍋と固形燃料で作ってみた
セリアのアルミ箔製の鍋×2枚を使って
お次は、日帰りバーベキューやキャンプで燻製を楽しみたい方におすすめ、手軽に持ち運びができる道具でチャレンジ!
燻製容器はセリアで見つけた直径20cmの「アルミ鍋 深型タイプ」(税込110円)を2枚。軽量で、使用後は小さくたためば持ち帰るのも簡単です。
さらに「アルミ鍋 深型タイプ」の中に設置するスモークチップ入れとして、セリアの直径11cm「アルミ取り皿 7枚入」(税込110円)を購入してみました。これが何かと使い勝手が良かったんです。
セリアのゴトクと固形燃料で加熱する
今回は、熱源にもこだわりアウトドアで手軽に使える固形燃料を使用。組み立て式で持ち運びしやすいセリアで販売されているゴトク(税込110円)と、固形燃料(3個入り・税込110円)を使います。
「アルミ取り皿 7枚入」を逆さにして固形燃料にゲタを履かせると、ちょうど鍋底に熱が伝わりやすい高さに置くことができました。
食材を載せる網代わりに、セリアの「ケーキクーラー」を!
セリアの製菓コーナーにあった、ステンレス製の「ケーキクーラー」(税込110円)は直径18cm。頑丈で、「アルミ鍋 深型タイプ」の中に入れるのにピッタリサイズです。
アルミ鍋のちょうどいい高さに引っかかるよう、ケーキクーラーの脚を少し外側に曲げておきました。
半熟味付け煮卵をセットし、固形燃料に点火
市販の半熟味付け煮卵で、燻玉を作ってみましょう。「アルミ取り皿」にクルミのスモークチップを入れて鍋の中心にセットし、ケーキクーラーをしっかりはめ込みます。卵を並べ、固形燃料に点火。
もう一枚をかぶせてゴトクの上へ
もう一枚のアルミ鍋でフタをし、ゴトクに載せます。1分ほど経つと、鍋の縁から細く煙が出てきました。
さらに3分加熱!ツヤツヤの燻玉ができた
煙が出てから3分間スモークし続け、火から下ろしたあとはやや少なめの8分放置で、この色艶!
加熱時間が短いので、半熟煮卵の中心はトロトロ感が残っています。なめらかな黄身と、白身に付いたスモークの香りが口中で混ざりワンランク格上の味わいに。
燻製はできた直後よりも、少し時間が経って風味が落ち着いてからの方がより美味しく食べられます。
こちらの方法は、熱源となるゴトクまでまるっと揃えて材料費税込770円。ゴトクまで揃ってしまうセリア、恐るべしです。
③ 100均の道具を使って、家のガスコンロで燻製を作ってみた
容器はダイソーのステンレスボウル×2個
最後に、ダイソーとセリア双方で見つけた器具を使い、キッチンのガスコンロで燻製を作ってみました。
スモーク容器はダイソーの「ステンレスボウル」(税込110円)2個。直径20cm、縁が太いので、重ねたときに安定しやすいです。
子持ちシシャモとアンチョビチーズを燻製に
燻製作りのトリを務めるのは、子持ちシシャモとアンチョビ入りチーズ。スモークチップは、個性的な濃い香りが付くというサクラを選びました。ケーキクーラーをボウルにはめ込み、食材を置きます。
ボウルでフタをし、加熱
3分スモークして、火を止めたら8分置きます。換気扇は最強モードに。
家の中に煙が充満してしまうのでは? と心配でしたが、短時間なので煙の量もそう多くなく、換気扇を回していれば大丈夫でした。
見よ、この黄金色!
金色に輝く子持ちシシャモとアンチョビチーズ! 見た感じは大成功です。お味の方は、香ばしさの中にどこか甘く華やかな匂いがあって、これサクラのチップの個性なんですね。
子持ちシシャモは干物特有の生臭みが消え、チーズはアンチョビの香味が桜の燻香と混ざり合い、どちらも大人向きの風味に! これはやみつきになりそうです。
使用後のスモークチップは、水をかけるなどして完全に消火し、安全を確認してから捨ててください。
こちらは材料費税込550円。ボウルを取っておけば繰り返し使えるので、燻製料理を家での晩酌レパートリーに加えたい方におすすめです。
100均燻製ならではの利点は?
器具はどれもベトベト…
使用した器具には匂いが残り、ヤニ汚れもべっとり。洗剤で洗ってもなかなか落ちなかったので、家の調理器具を流用するのは少々気が引けます。
100均の器具なら、キャンプで手軽に試したり、たまに家で燻製を作るとき、気兼ねなく使えていいですね。そして、専用の燻製器を買う前の体験版にもちょうどよさそうです。
100均燻製は入門編にピッタリ!気軽に挑戦してみては?
100均の製品を使うことで、燻製作りのハードルが一気に下がりました。キャンプやおうちBBQでも、気負うことなく燻製を楽しめそうです。
おサイフに優しいのも嬉しいところ。食材とスモークチップの組み合わせも、これから色々試してみたいですね!