まずは印象をガラリと変えるボディペイントを
ミヤさん的難易度:★★☆
軽バンカスタムの中でも、一番“やった感”が出るのがボディの塗装です。
技術的にはそこまで難しくないのですが、最大の難関は作業場所の確保です。
広くて、雨風をしのげて、しっかり養生できるスペースを探しましょう。この車はカーキで半日、ブラックで半日と、日を分けて作業をしました。
カーキ部分は日本ペイントから発売されているこちらの塗料を使用。容量3kgですが、実際には1kgくらいで十分に足りたそうです。
この塗料、建築では外部や鉄部に使う塗料なんですが、車に塗っても大丈夫でした。ウレタンが入っているので劣化の心配も少ないですし、ノリがいいです。
ほかにもタカラ塗料から車用の塗装キットが発売されています。水性で扱いやすいですし、必要な道具がすべてセットになっているのでおすすめです。
ブラックの部分にはつや消しブラックのラッカーを下地に塗って、そのうえからチッピングスプレーを塗装しています。
凸凹した質感がかっこいいですね。
アクセサリーを付けたり、ステッカーを貼ったりといったカスタムは、塗装してからでないとできません。よって、塗装はカスタムをするためには最初にやるべき工程。
マスキングをしっかりと行って、足付け、下地の作業を丁寧にやることで、剥がれにくくてしっかりとした塗装ができます。塗装はマスキングが9割と言われるほど大事な作業なので、手を抜かずにしっかりやりましょう。
▼塗装方法の参考記事はこちら
マスキングしたら、まずは細かい部分を刷毛で丁寧に塗っていきます。その後、ローラーを使って大きな面を一気に仕上げれば誰でもきれいに仕上がりますよ。
ルックスを格上げするタイヤ交換&バンパー切断
ミヤさん的難易度:★☆☆
見た目の印象を左右するもうひとつのパーツがタイヤ。ミヤさんの軽バンの場合、標準で付いている12インチから15インチにサイズアップし、それとあわせてバンパー部分をカットしています。タイヤ交換はホイールを含めて約5万円くらいかかったそうです。
もとのバンパーはこのくらいまであったんですが、サンダーを使って半分くらいに切断しました。そうしないと、インチアップした前輪がバンパーにぶつかってしまうんです。
バンパーの取り外しは簡単ですし、切断もあっという間です。切った後はヤスリでケバをとって、スプレー塗装をすればOKです。
バンパーを切るという発想が素人にはビックリですが、軽バンの場合は前後バンパーともに簡単に外せるので「やらない手はない」そうです。
見た目を印象づけるアクセサリー類の取り付け
ミヤさん的難易度:★☆☆
塗装とタイヤ交換が済んだら、あとはアクセサリー類の取り付け。ですが、ここは“何を、どこに付けるか”センスが問われるところ。
取り付け方法はどれも一緒で、基本的にはボディに穴を空けて、裏側からナットで固定しています。
車に穴を開ける事自体に抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、今の所なにも問題ありません。ラダーには僕が乗ってもびくともしませんよ。
ミヤさんが一番のお気に入りというのが、ボンネットに取り付けられたスコップ。
よく見ると、ホームセンターで売られているパイプ固定用のパーツと円柱のゴム素材を組み合わせて取り付けていました。
どこに何をつけるか決めたら、固定するパーツをホームセンターで探します。スコップは一応取り外せますが、あくまでも“飾り”なので、シンプルでしっかり留まっていれば問題ありません。
また、ブレーキランプのガードとして取り付けているのは、なんと100均で売っているというワイングラスホルダーを黒く塗装したもの!
通常とは違う用途のアイテムさえもカスタムに取り込んでしまうあたり、さすがセンスが違います。
これもたまたまサイズがハマっただけ。専用パーツがないので、オークションサイトやホームセンター、100均ショップなど、常にアンテナを張り巡らせて、カスタムパーツを探しています(笑)。
こちらのステッカーもミヤさんの自作。よく見ると、「38explore Adventure edition」の文字も入っていて、アクティバンへのリスペクトすら感じます。
外装のカスタムはやりすぎるとコテコテになってダサくなってしまうので、さじ加減が難しい。
僕のも見る人が見ればやり過ぎなのかもしれませんが、個人的にはいい塩梅になっていると思っています。