ズクショップに“就職”!「火育」プログラムも開催【写風人の駒ヶ根アウトドアライフ~第3章#16】

2020/12/07 更新

長野・駒ヶ根に活動のベースとなる基地「K-BASE」を所有し、アウトドアライフを満喫する写風人さん。3章目となる連載の第16回は、新天地となる駒ヶ根市のアウトドアショップの紹介。ファイヤーサイド製品をはじめとする人気アイテムや、店内で行われた「火育」プログラムについての報告です。


アウトドアマン・写風人さんが送る“南信州の森暮らし”

長野県・駒ヶ根市に居を構える写風人さん。アウトドアと密接な日々の暮らしを綴ります。

写風人
1955年生まれ。GRIP SWANYオフィシャルカメラマン。FIRESIDE薪ストーブエッセイ著作家。2019年より南信州に移住し、薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しんでいる。Instagramのアカウントは@syahoo_jin

ご縁あって、アウトドアショップで働くことになりました

駒ケ根に移住して1年半。フリーカメラマンの仕事をしつつほぼ自由奔放な年金生活を送っていましたが、このまま隠居暮らしをするのも早過ぎるし、かといって新たに就活するのも気が乗らないし……。

そんな中声をかけていただいたのが、薪ストーブ販売で有名なファイヤーサイドのポール社長です。
信州駒ヶ根高原にあるファイヤーサイドとは、10年ほど前からカタログ撮影の仕事でお付き合いがあります。

そもそもそれがきっかけで駒ケ根に移住することになったのですが、今回ひょんなことから同社直営のZCOO-SHOP(ズクショップ)で働かせていただくことになりました。

長野県駒ケ根市のファイヤーサイド直営店「ズクショップ」

ズクショップは「自然の中で自然に暮らす」をテーマに、薪火を中心としたアウトドア用品や雑貨を豊富に揃えているお店です。

ちなみに“ズク”とは、長野の方言で「手間暇かける」とか「やる気」「根気」といった意味を持っているようです。新天地といえどすでにシニアの年代、体力的には自信がありませんが、しばらくの間“ずく出して”頑張ってみようと思います。
薪ストーブのショールームも併設されているので、揺らめく炎やパワフルな暖かさも体験できます。

ということで今月はズクショップの紹介と、先日こちらで行われた「火育」プログラムについての報告です。


ズクショップの一部をご紹介

ズクのガーデンには「バックパックサウナ RB170M」が常設されています。テントとストーブが1つのバックパックに収納されており、山でも川でも好きなフィールドに持ち込めるスチーム式サウナです(サウナを体験したい場合は要事前予約)。
店内に入るとHETA(ヒタ)の薪ストーブ「ノルン」が暖かくお出迎え。オーブン付きなのでクッキングストーブとしての機能も備えています。
メインフロアには、薪火を中心としたファイヤーサイドの製品がズラリと展示されています。最初に目に飛び込んでくるのが、今年発売されたBBQグリルの「ボレッティ」。

グリルは蓄熱性に優れた鋳鉄製で、食材の旨味を最大限に引き出してくれます。
その隣が、冒頭の私のプロフィール写真にも載っている「Ozpig(オージーピッグ)」。3ミリ厚のタフなボディと豊富な調理オプションで、庭でもキャンプ場でも多彩な料理が楽しめる万能クッキングピットです。
そして抜群の人気を誇るポータブルピザオーブン「KABUTO」。これも第3章#13で紹介していますので、詳しくはそちらをご覧ください。


焚き付けづくりに革命を起こしたのが、薪割り台に置かれた「キンドリングクラッカー」。元々は薪ストーブユーザーを対象にした製品でしたが、最近はキャンプ場でもよく見かけますね。

その背後にあるのが、スイス生まれの大型焚き火台「ヤグーナ ファイヤーボウル」。揺らめく炎を眺めながら8ミリ厚の鉄板料理が楽しめる優れものです。
スウェーデンの老舗斧メーカー・グレンスフォシュブルークの輸入元でもあるファイヤーサイドは、斧のラインナップも豊富。販売だけでなく製造時と同様の5t油圧機を使用した柄の交換サービスもしています(交換工賃¥3,000/消費税・替え柄代・送料別途)。

右上にあるのが今年9月に発売された「ファイヤーサイドアックス」。ハマグリ刃と膨らみを持たせたXラインで食い込みを抑え、爽快な薪割りを体感できます。

柄が短く、薪割やペグ打ちなどキャンプのあらゆるシーンで活躍するプランディの「キャンプハチェット」も人気上昇中。ご来店の際にそれぞれの斧の試し割りもできますよ。
アウトドアコーナーには、その他ファイヤーサイド製品に限らず選りすぐりのアイテムを陳列。ズクショップでしか買えない限定アイテムもあります。
こちらは毎年ファイヤーサイドが販売しているカレンダーでお馴染み伊東孝志さんの「絵画手ぬぐい」。伊東さんは私が最も影響を受けたキャンパーであり、最も創作意欲をかき立てられる水彩楽描家・アートディレクターでもあります。

この手ぬぐいは駒ヶ根の雄大な自然に囲まれたズクショップの風景を、やさしく繊細に描いている限定品。信州へのキャンプ・観光・ご来店の記念に是非どうぞ。
先ほど触れた「ファイヤーサイドカレンダー 2021年版」も発売されました。伊東孝志さんの描かれるカレンダーには毎年ストーリーがあり、2021年度は「焚き火と道具の進化」をキャンプシーンで表現しています。

ショップにはその他ズクでしか買えないキャンプアイテムが埋もれています。じっくりと吟味しながら自分に合った一生モノを探し出してみてください。
ズクのガーデンではファイヤーサイド発刊の焚き火カタログ「庭火(にわか)」のアイテムも展示。事前にご予約いただければ薪づくりから火入れまでの体験も可能です。また、焚き火は初めてという方にもレクチャーいたしますので、遠慮なくお申し出ください。

各種イベントも催しているズクショップ、今年はコロナの影響から自粛していましたが、感染状況や対策を講じながら徐々に再開しています。

先日も駒ヶ根観光協会主催のアドベンチャーツアーが開催されたので、その一部をお手伝いしました。


子供と保護者、それぞれの「火育」

内容は中央アルプス千畳敷カール散策やファミリーキャンプ・クライミングウォールなど、中央アルプス国定公園をフィールドにしたツアー。

観光協会・クラブツーリズム・YAMAPのコラボ企画で学研が監修し、その中でズクショップは火を題材にした「火育」プログラムを担当しました。
参加者は駒ヶ根キャンプセンターから徒歩で来店。保護者の方々にはまず傍観していただいて、子供達だけで火起こし体験です。

子供はゼロからの焚き付けにチャレンジ

題材は「どう火をつけるか?」「雨・風に強いファイヤースチールはどう使いこなすか?」「用意した杉ッパやヒノキの樹皮・麻ひも・小枝・薪・新聞紙・牛乳パックなどは、どれを選びどのように利用するか?」。

黙ってマッチ箱を渡して何も説明しない状況から徐々にヒントを与え、大きな炎が上がるまでの過程を体験してもらいました。

誰もが目を輝かせながら夢中になって火を起こす姿がとても印象的でしたが、子供だけが火起こしを体験するのでは「火育」は不十分。大人がそれ以上に火の扱い方や恐さを理解しなければ「火育」プログラムは成り立ちません。

大人は火と人間の歴史や焚き火マナーを学ぶ

保護者の方々へは別プログラムで、森の間伐や木から薪にしていく過程、火と人間との歴史や燃焼の仕組み、焚き火の手法やマナーなど、より深く理論的にレクチャーさせていただきました。

これをきっかけに、帰ってから家庭内でも「火」を語り、「火」を通して豊かな心を育み生きる力を高めていける「火育」へと繋がってくれると嬉しいです。

というようにイベントも不定期で開催されるズクショップ、駒ヶ根市へお越しの際はぜひお立ち寄りください。

ズクショップ

住所:長野県駒ケ根市赤穂497-871
電話番号:0265-82-7366
営業時間:10:00~18:00(水曜日定休/年末年始・お盆休みあり)
公式HPはこちら

写風人の過去の連載記事はこちら

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1955年生まれ。長野県駒ケ根市在住のプロカメラマン。薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しみつつ、ダッチオーヴン料理や薪ストーブクッキングなどの講座も行う。かねてより念願であった森暮らしを実現。薪ストーブと焚き火三昧の日々を愉しんでいる。Instagramは@syahoo_jin

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