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容量変化!?超速充電!?次世代ポータブル電源をバッテリーオタクが徹底チェック!(3ページ目)

出力端子各部の数値をチェックしてみた

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX 出力端子各部の数値をチェック
なにも繋がずに電力チェッカーでモニターすると電圧は100.1〜101.1V、周波数は60Hzを表示。家庭用コンセントと同等以上の安定した電圧と正弦波が出ています。これは電圧降下が起こりやすいキャンプ場の電源サイトを使うより安心の数値です。

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX 出力端子各部の数値をチェック
消費電力40Wの扇風機を繋いでみました。電力チェッカーは101V・0.39Aを示しています。電圧降下はなく扇風機も性能通りに働いてくれています。

USB充電も安心の安定感

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX USB充電
USB Type-A出力端子にガラケーを繋ぐと、簡易USBテスターは4.9V・0.27Aを示しました。もちろん、大容量電池のスマホも充電できます。

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX USB充電

電圧が5V固定規格のUSB-TypeAと、20V以上まで可変するTypeCは端子形状が違うだけでなく、ほぼ別物です。TypeC給電のノートPCを繋いで計測すると20.22V・0.758A(15.3W)と表示されました。もちろん、この端子出力はTypeCの最大電力100Wに対応しています。

TypeC給電のデバイスにはTypeA→TypeC変換コードを使わず、直接この端子うことで充電時間が短くすることができます。

USB Type-Aの急速充電口からの充電は2〜3倍速い!

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX USB充電
USB Type-Aの急速充電専用端子で小型タブレットを充電すると、5.1V・0.89Aと表示されました。標準のType-A出力の2〜3倍速で充電できそうです。これは嬉しい装備ですね。

電力損失をなくすなら直接充電を!

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX USB充電

AC出力(本機のコンセント)があるとついACアダプターを使ってスマホを充電してしまいますが、交流→直流変換による1〜2割の電力損失が出ます。

ポータブル電源は電気がなくなればタダの箱です。USB充電のデバイスはACアダプターを使わず、USB出力端子から直接充電して省エネし、電池残量の温存を心がけましょう。

スマホのアプリで遠隔操作OK

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX スマホのアプリで遠隔操作
正面の大型ディスプレイには、電池残量、残りの使用可能時間、リアルタイムの消費電力などが表示されます。そして、一定の時間を過ぎると表示が消え、電力消費がないと自動でスリープモードになります。

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX スマホのアプリで遠隔操作
ディスプレイ下にはLEDイルミネーションがあり、電源オン時には中央から両側へ、充電時には左から右へ光が流れます。スマホに専用アプリをインストールすれば、本機の遠隔操作やイルミネーションの色の変更などができます。

本体のみではイルミネーションの色変更やオフができないので、筆者なら即、オフ設定で省エネします。

【試してみた!】キャンプで電子レンジ「チン」の夢は……

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAXで電子レンジを試してみた
本機には600W以上、最大1200Wの家電にはX-Boostテクノロジーという技術で、電圧を下げて作動させる機能がありますので、最後に筆者の所有する消費電力1,120W、調理(高周波)出力600Wの電子レンジを使ってみました。

電力チェッカーは75.3Vを示しX-Boostは機能しましたが、電子レンジの動作が不安定となりパックご飯は暖まりませんでした。このX-Boostテクノロジーはホットプレートやヘアドライヤーなどに有効なようです。

※電子レンジの作動は機種によって異なり、X-Boost機能が働いても問題なく使えるものもあります。

サイズ、容量共にキャンプでは最上級のパフォーマンス

EcoFlow Technologyのポータブルバッテリー・RIVER 600 MAX

RIVER 600 MAXは小型化と安全性を両立した素晴らしい製品です。ソーラーパネルと組み合わせて使えば、キャンプにも災害時にも大いに役立つでしょう。

アウトドアで使用する場合はなるべく直射日光が当たらず、高温にならない場所に設置を。また給電中は本機のファンが周囲の空気を吸い込むので、夜露や雨で濡れた地面に直ではなく、台の上に置きましょう。小さな配慮が故障や事故を未然に防ぎますよ。

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