容量変化!?超速充電!?次世代ポータブル電源をバッテリーオタクが徹底チェック!

2020/10/16 更新

最先端の制御技術による高い安全性と小型大容量の両立、使い勝手のよさで大人気のポータブル電源・RIVERシリーズ。アマチュア無線家でありバッテリーオタクを自認するベテランキャンパーが、安全な使い方を含めて最新モデルの「RIVER 600 MAX」を使ってみました!


アイキャッチ・本文画像撮影:筆者

これぞ次世代!先進機能を搭載したポータブル電源登場

次世代のポータブルバッテリー・RIVERシリーズが今、大きく注目を浴びています。開発元のEcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)は、世界的なドローンのシェアを誇るDJI出身の開発者が2017年に設立した企業。

注目の理由は容量の「拡張」が可能なモデル!?


RIVERシリーズは米国でのデビューを皮切りに日本でもクラウドファウンディングを展開。現在、2億円以上の応援金額を達成していることから、人気の高さが伺えます。

今回紹介するのは「RIVER 600」(容量:288Wh)に専用エクストラバッテリー(容量:288Wh)を合体させ、容量の拡張を可能とした画期的モデル「RIVER 600 MAX」(容量:576Wh)です。

それではさっそく細部を見ていきましょう。結論から言うと、バッテリーオタクの筆者も脱帽のスペックを備えていましたよ!

【スペックチェック】小さい、軽い、大容量!さらに出力端子も多彩

RIVER 600 MAXの外寸は、幅28.8×奥行き25.3×高さ25.8cm。同じクラスの他社製品より一回り小さいのが魅力です。

AC(本機コンセントからの)出力は、最大で1,200W。例えば扇風機を使いながらスマホを充電してもまだまだ余裕があり、最大で10台のデバイスに一度に電力供給が可能

脱着可能なエクストラバッテリー

エクストラバッテリーの脱着は誰でも簡単に行えます(必ず主電源をオフにしてください)。外すことで蓄電容量は半分になりますが、小さく軽くして(約5kg)持ち運べます。

エクストラバッテリー装着時の重量は7.6kg。軽々とはいきませんが、握りやすく丈夫な取手があるのでこちらも持ち運びは苦になりません。

出力端子は種類豊富で十分にあります

ディスプレイのある正面に向かって、右側面がAC出力(コンセント)コーナー。3口あるだけでなく、それぞれの口の横に窪みがあり、アース棒付き3極プラグも差し込めます(3極プラグ使用は自己責任で)。

正面中央には左からUSB Type-Cが1口、USB Type-Aが2口、急速充電用USB Type-Aが1口。計4口の出力端子が並んでいます。

正面右側にはDC12Vシガーソケットが1口と、直径5.5m標準ジャック出力端子が2口あります。ポータブルナビなど、カー用品への電力供給も可能。

正面左側には1Wの白色LEDライトを内蔵。照射の範囲や方向が固定されているのが残念ですが、イザというときには十分に役に立つ明るさですね。

【本体充電法】キャンプ出発の朝もOK!「1時間で80%以上充電」

正面に向かって左側上部にはシャッターがあり、開けると左からAC入力端子、充電過負荷保護スイッチ、ソーラー&自動車兼用入力端子が並んでいます。

最新技術で「5倍」の充電速度を実現!

RIVERシリーズ最大の魅力は、特許技術(申請中)の「X-stream充電テクノロジー」により、1時間で空から約80%まで充電できること。なんと一般のポータブル電源よりも、約5倍のスピードで充電でます。

ただし、大電流が流れるので家庭用コンセントから直接、付属の専用コードでの充電がマスト。テーブルタップの介在やタコ足配線は禁止です。ちなみに空から満充電までは約1.6時間。

さらに嬉しいのはパススルー機能。家庭のコンセントに差しながら本機のAC出力端子に家電を繋ぐと、電気は本機をパスして直接家電に供給されます。

しかも停電した場合は本機からの電源供給に自動で切り替わります 。また、設定により無停電装置(UPS)として機能しますが、極瞬間的な停電時間を生じる場合があります。

車のDC電源では、空→満充電は約5時間

付属のコードを使って車のDC電源からも充電できます。自動車からの充電は空から満充電まで約5時間です。

太陽光パネルからの充電も高効率で可能!

付属ソーラー充電コードの端子は業界標準のMC4タイプを採用。純正品はもちろん、DC10〜25V出力の市販ソーラーパネルも接続OK。

しかも効率のいいMPPT方式(気象条件などにより変動するソーラーパネルの電力を、高効率でバッテリーに充電する制御システム)で、バッテリーオタクの筆者も脱帽のスペックを備えています。

出力端子各部の数値をチェックしてみた

なにも繋がずに電力チェッカーでモニターすると電圧は100.1〜101.1V、周波数は60Hzを表示。家庭用コンセントと同等以上の安定した電圧と正弦波が出ています。これは電圧降下が起こりやすいキャンプ場の電源サイトを使うより安心の数値です。

消費電力40Wの扇風機を繋いでみました。電力チェッカーは101V・0.39Aを示しています。電圧降下はなく扇風機も性能通りに働いてくれています。

USB充電も安心の安定感

USB Type-A出力端子にガラケーを繋ぐと、簡易USBテスターは4.9V・0.27Aを示しました。もちろん、大容量電池のスマホも充電できます。


電圧が5V固定規格のUSB-TypeAと、20V以上まで可変するTypeCは端子形状が違うだけでなく、ほぼ別物です。TypeC給電のノートPCを繋いで計測すると20.22V・0.758A(15.3W)と表示されました。もちろん、この端子出力はTypeCの最大電力100Wに対応しています。

TypeC給電のデバイスにはTypeA→TypeC変換コードを使わず、直接この端子うことで充電時間が短くすることができます。

USB Type-Aの急速充電口からの充電は2〜3倍速い!

USB Type-Aの急速充電専用端子で小型タブレットを充電すると、5.1V・0.89Aと表示されました。標準のType-A出力の2〜3倍速で充電できそうです。これは嬉しい装備ですね。

電力損失をなくすなら直接充電を!


AC出力(本機のコンセント)があるとついACアダプターを使ってスマホを充電してしまいますが、交流→直流変換による1〜2割の電力損失が出ます。

ポータブル電源は電気がなくなればタダの箱です。USB充電のデバイスはACアダプターを使わず、USB出力端子から直接充電して省エネし、電池残量の温存を心がけましょう。

スマホのアプリで遠隔操作OK

正面の大型ディスプレイには、電池残量、残りの使用可能時間、リアルタイムの消費電力などが表示されます。そして、一定の時間を過ぎると表示が消え、電力消費がないと自動でスリープモードになります。

ディスプレイ下にはLEDイルミネーションがあり、電源オン時には中央から両側へ、充電時には左から右へ光が流れます。スマホに専用アプリをインストールすれば、本機の遠隔操作やイルミネーションの色の変更などができます。

本体のみではイルミネーションの色変更やオフができないので、筆者なら即、オフ設定で省エネします。

【試してみた!】キャンプで電子レンジ「チン」の夢は……

本機には600W以上、最大1200Wの家電にはX-Boostテクノロジーという技術で、電圧を下げて作動させる機能がありますので、最後に筆者の所有する消費電力1,120W、調理(高周波)出力600Wの電子レンジを使ってみました。
電力チェッカーは75.3Vを示しX-Boostは機能しましたが、電子レンジの動作が不安定となりパックご飯は暖まりませんでした。このX-Boostテクノロジーはホットプレートやヘアドライヤーなどに有効なようです。

※電子レンジの作動は機種によって異なり、X-Boost機能が働いても問題なく使えるものもあります。

サイズ、容量共にキャンプでは最上級のパフォーマンス


RIVER 600 MAXは小型化と安全性を両立した素晴らしい製品です。ソーラーパネルと組み合わせて使えば、キャンプにも災害時にも大いに役立つでしょう。

アウトドアで使用する場合はなるべく直射日光が当たらず、高温にならない場所に設置を。また給電中は本機のファンが周囲の空気を吸い込むので、夜露や雨で濡れた地面に直ではなく、台の上に置きましょう。小さな配慮が故障や事故を未然に防ぎますよ。

10/30 18:00まで応援購入可能! 詳細はこちら

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柳沢かつ吉

野外活動インストラクターの資格を持つフリーランス写真家。キャンプ歴は40年以上で、自転車、テレマークスキー、登山、カヌー、アマチュア無線などを長野を拠点に実践中。

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