焦げ付きは確認できず
予想に反して、焦げ付きは見当たりません。というかターナーを使うまでもなく、箸で簡単に持ち上げることができてしまいました。
聞くところによると、鉄製フライパンの焦げ付きは温度の低さが一因とのこと。しっかり熱されたこの分厚い鉄板なら、食材を載せたときにも温度が下がりにくく、焦げ付きが発生しにくいのだと考えられます。
ミリオ製ソロ鉄板のココがすごい!
すさまじい蓄熱性……!
こちらは2つめの目玉焼きです。信じてもらえないかもしれませんが、火を止めてから卵を割りました。クッカーでフタをするという手順は踏みましたが、再度点火することなく、あっさり目玉焼きが完成してしまいました。
動画を撮っておけばよかったと思うほど、本当の話です。
2つめの目玉焼きを燒いたあとでウインナーを載せておいたところ、さすがにジュウジュウと焼けることはありませんでした……が、食べてみるとちょうどよくボイルした感じの加熱具合! なんという蓄熱性でしょうか。
肉を美味しく焼きやすい
millio鍛造ソロ鉄板は、その分厚さゆえとにかく熱を逃しません。生肉を載せても温度が下がりにくいので、表面を瞬時に焼いて肉汁の流出を防ぎ、旨味を閉じ込めます。温度の下がりにくさは、前述したように焦げ付きも防止しますから、肉を焼くにはうってつけの鉄板だと言えるでしょう。
もちろん炎の加減や加熱時間、油の量など、自分なりのコツをつかむ必要はあります。
気になったところは?
蓄熱の良さに困ることも……
こちらは「もうそろそろ冷めたかな?」と手のひらをかざしている様子です。蓄熱性が高いことによるメリットはとても大きいのですが、片付けるときは冷めるまで待たないといけません。食材をじっくりと焼くことのできる鉄板は、撤収時にじっくりと待つ必要がありました。
ハンドルの扱いには慣れが必要かも
ハンドルを通す穴は、想像よりもタイトに感じられました。慣れないうちはもたついてしまい、食材が焼けていく状況が焦りを生んで、ますます難航する一幕も。
慣れればどうってことないと思いますが、最初のうちは難しく感じる可能性があります。
8mmの厚さは伊達じゃない!
millio鍛造ソロ鉄板の現物を使ってみて、最も印象に残ったのは焼いた肉の美味さです。武骨なビジュアルや使い勝手をかっこよく執筆したい気もしますが、やっぱり調理したものが美味しいというのは、鉄板における最大の長所でしょう。
筆者は3mmの鉄板を持っているので実感を込めて言えるのですが、8mmの厚さは伊達じゃありませんでした。蓄熱性の高さに圧倒され、厚さは正義なのだと感じています。
サイズの割に重量はそこそこありますが、鉄板の購入を検討しているソロキャンパーは、ぜひ「millio鍛造ソロ鉄板」を候補に入れてください。
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