設営はホントに簡単!?「エアフレームテントの実際のところ」を初心者が確かめてみた

2020/10/08 更新

設営が簡単とは聞くものの、イマイチ実態が分からないエアフレームテント。でもコスパが良くてスムーズに建てられるならキャンプ初心者にとってはメリットだらけ。本当のところどうなの?ということを検証すべく、設営初心者に設営してもらいました。さて、結果はいかに?


アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

未だ謎多きエアフレームテントの真相や如何に?


チラホラ見るようになったものの、まだまだラインナップやユーザーも少なくわからない点が多いエアフレームテント。設営の手間や使い勝手など、実際のところって正直どうなんでしょうか?

エアフレームテントのメリットって?

※写真は筆者所有のポールで組み立てるテント
チューブに空気を注入して組み立てるエアフレームテント。ポールを通すテントと比べて早く設営ができ、くつろぐ時間をしっかり確保できるのがメリットとされています。

ポールの位置を間違えたりする心配がないというのも、ビギナーには時間短縮のメリットとして挙げられそうですね。

しかしそれも、実証しないことにはわからない


ということで、キャンプ歴約3年の@vavavavansさんファミリーにご協力いただき、使い勝手を確かめるために設営してもらいました。

果たしてエアフレームテントには、謳われているようなメリットが本当にあるのか? チェックしていきます!


設営に不慣れな“妻”がメインで挑戦


お子様が小さいこともあり、普段の設営はご主人が担当。奥様はちょっと手を貸す程度で、あまり慣れていません。

自分でも簡単に建てられるテントなら、設営中の子守りも夫とシェアできるなって前から思っていたので。この機会にチャレンジしてみます!

そんなビギナーの奥様をあえて実験台に、いざ設営開始です!

使用するテントは、コスパの良いハイランダー「ROOMY2」

選んだエアフレームテントは、ハイランダーの「ROOMY2」。アウトドアショップ・ナチュラムのプライベートブランドで、コスパの良いオリジナルギアを多数リリースしているだけに、大型2ルームにして価格は税込69,800円!
ITEM
ハイランダー エアートンネル ROOMY2
●サイズ:約W640×H195×D310cm(本体)、約W280×H185×D230cm(インナーテント)
●収納時サイズ:約W72×H44×D44cm
●重量:約18.8kg
●耐水圧:PU2000(本体、インナーテント(床面))
●素材:190Tポリエステル/68D(本体生地、収納袋)、185Tポリエステル(インナーテント)、TPU(チューブ)、PE(カバー)
ITEM
ハイランダー エアートンネル ROOMY2 スタートパッケージ
<インナーマット>
●サイズ:235×270×220cm(厚み7mm)
●素材:インナーマット/ポリエステル、PE、PVC+ウレタン、グランドシート/PE

<グランドシート>
●サイズ:275×225cm


手頃な価格でファミリー用のメイン幕としての見込みは充分。これで設営が簡単なら完璧ですが、果たして……?

まずは一人で設営に挑戦


では早速、取り掛かってもらいましょう。ご家族に見守られる中、収納バッグを開けていきます。


バッグの中にはテント本体の他にポンプとペグが入っていて、必要なものは揃っています。

まずは幕を広げるところから


予想外の大きさと重さに最初から若干手こずり気味ですが、それもそのはず総重量は18.8kg。

コットン幕でもっと重いテントもありますが、設営初心者にはなかなかの重量級です。


こちらがポンプ。押しても引いても空気が入るタイプで、効率良く空気を入れることができます。


空気を入れるフレームは4本、各フレームの裾のところに空気穴があります。

押して~引いて~・・・ひたすら空気を注入


ひとつずつ順番に空気を入れていきます。押し込む回数はそれほど多くないのですが、けっこう力がいるため体力は使う模様。

真夏だったらけっこうキツいかも……

と言いながらひたすら頑張ります!

途中“ねじれ”を修正


フレームがねじれていたりすると途中で詰まって空気が入らなくなってしまいます。その部分を広げてはまた入れて……という作業が必要でした。

となると時短にはやはりお手伝い要員がいたほうが良さそうなので、ここでご主人が助っ人に。
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支えてもらったところ、とてもスムーズに空気が入りました。一人でもできなくはないですが、二人の方が断然ラクそうです。

すべて空気が入ったら、ペグダウンして立ち上げる

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4本すべてに空気を入れたら、片側をペグダウン。もう片方を引っ張って一気に立ち上げます。なんとか立ち上がりましたが、テントの重みもあり大変そう。

ちょっと風が吹いて煽られる場面もあったので、やはり2人以上で建てるのが理想的です。


あとはペグダウンを残すのみ。ここまででおよそ20分、初めての設営にしてはわりと手早くできたんではないでしょうか。


ペグダウンはガイラインも含めると28ヶ所。これだけでけっこうな重労働ですが、すべて打ち終わるのには約5分ほど。

初めてのエアフレームテント設営は、約30分で完了!


設営完了です! 所々ご主人にアドバイスをもらいながら、30分弱で設営できました。


横で見ていたご主人に感想を聞いてみたところ……

じつは一人では無理かなと思っていたんですが、ほぼ一人で設営できてビックリしました。空気を入れて立てるだけ、と手順が分かりやすいのがいいですね。

ちなみに、撤収はどう?


バルブは空気を入れる用と抜く用の二重構造になっていて、栓を開けると一瞬で空気が抜けます。空気を押し出すのが大変かなと予想していましたが、とてもスムーズにできていました。


フレームの生地が分厚く幕のボリュームがあるため、うまいこと巻き込みながら収納バッグへ。キッチリ巻かないと収まらないのですが奥様だと力が足りず、最後はご主人がヘルプしていました。


さて、無事に建ったら気になるのは使い勝手。実際に普段使っている道具を入れての居住性を、ご夫婦に解説してもらいます!


肝心のテントの使い心地は?

テント高195cmで快適

普段使っているテントは高さが低いのですが、「ROOMY2」は立ち上がっても屈まなくて済むのでかなり快適ですね(ご主人)。

臨機応変に使えるパネルとインナーも魅力的

サイドパネル4面と、前後のパネルを開けられるので開放感があります。あと、インナーを右側だけでなく左側にも取り付けられるのも良いですね。

地面のコンディションが悪いときなんかに便利そうです(ご主人)。

子供が小さいのでキャンプではとくに虫刺されが心配なんですが、パネルすべてがメッシュになるので虫をガードできそうなのがいいです(奥様)!

インナーの広さも3人家族に十分

インナーテントの中も広いですね~! 3人だと持て余すぐらいの余裕がありますが、子供が寝ながら動き回るのでちょうど良い感じです(奥様)。

スカート装備で秋冬も安心

せっかくなら秋冬も使えるテントを探していて、これはスカートもあって安心です。ベンチレーターも4か所あって、寒い季節にも対応できそうですね(ご主人)。

フレームの強度はどんな感じ?

太くてしっかりしていて、ちょっとしたことでは破れなさそうな強度を感じます。いつも使っているテントのポールと比べると風に煽られはしましたが、ガイラインでしっかり固定しておけば耐えられそうです(ご主人)。

設営・撤収の容易さと居住性においては概ね良好といった印象ですが、正直気になった点も挙げてもらいました。

「ROOMY2」のここが気になった

重さとサイズ

じつは重くて持ち上げるのが精一杯で、運べませんでした……。運ぶ距離が短くて済むオートキャンプサイトじゃなければ、わたし一人では厳しそうです(奥様)。

収納サイズも、それなりに広い日産エクストレイルの荷室と比べても大きいですね。テントだけでかなりのスペースが埋まりそうです(ご主人)。

遮光性

テントの中が明るくて良いんですが、生地にもう少し遮光性があると真夏でも暑くないのかな~と感じました(奥様)。

筆者が見たエアフレームテント設営の感想


今回の設営テストを見ていて筆者が感じたのは、設営手順は確かにシンプルで分かりやすそうでした。

「ポールを組む」「スリーブに通す」「フックを引っ掛ける」という3行程が「空気を入れる」という1行程で済むので、その分作業も少なくて済みます。

ただ、幕の重さや大きさ、空気を入れるときの力の入れ具合を差し引くと、構造が違うというだけで総合的には大差ないかな? というのが率直な感想です。

わかりやすいけど、体力が必要だったエアフレームテント


初心者一人でもほぼ設営できた、2ルームタイプのエアフレームテント。確かに設営のわかりやすさは感じましたが、体力的には大変そうな面も……。

結論としては「重さや大きさの負担を差し置いてでも、設営の明快さを取りたい」という視点で選ぶなら、エアフレームテントもアリ。といったところでした!

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家族ができてから沼に浸かったまだまだ初心者なファミリーキャンパー。https://camp-cafe.com/

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