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もう失敗したくない!ダッチオーブン料理「成功のコツ」と「やってはいけないこと」

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大前提:ダッチオーブン料理成功のコツはメニューごとに違うんです

出典:PIXTA
三宅さん
ダッチオーブン料理といっても、お肉や野菜やお米など食材は様々。各メニューによって火加減や調理のコツが違うということを頭に入れておきつつ、調理に取りかかりましょう。


失敗の原因が火加減というのはわかっていても、肝心の“加減”は食材や調理法によって違うのだとか。ここからは代表的なアウトドアメニューを例に、詳しく解説していただきます。

メニュー別に解説!ダッチオーブン料理成功のコツ

燻製

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三宅さん
乾燥不足による苦味や、食材の油でチップが焦げてしまうというのがよくある失敗例。熱伝導率の高いダッチオーブンでは、高温かつ短時間で食材を炙りながら燻す“熱燻”が主流です。まずは基本の燻製方法についておさらいしておきましょう。

基本の燻製方法
① ダッチオーブンの底にアルミホイルを敷き、スモークチップを乗せる
② ①の上に食材を置くための脚付き網(石や丸めたアルミホイルでも代用可)を置く
③ ダッチオーブンを中火にかけ加熱し、煙が出てきたら網に食材を並べる
④ 火を弱火にし10分程加熱。食材に火が通り、飴色に色づいたら完成
提供:三宅香菜子
三宅さん
お肉や魚など脂が落ちる食材の場合は、チップの上にふんわりとアルミホイルをかけます。本体と蓋の間にお箸などを挟み隙間を作り、煙が途絶えないようにするとしっかり香りが付きますよ。
三宅さん
燻製をした場合は、ダッチオーブンにタール(煙汚れ)がつきやすいので、調理後はキッチンペーパーなどでしっかり落としておくことも忘れずに!

パン

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三宅さん
ダッチオーブンで作るパンは、上下から熱するためふっくらもちもち! ですが一歩間違えると丸焦げになってしまったり、パサついてしまうことも。注意するポイントをしっかり抑えて、美味しい手作りパンを目指しましょう。
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基本のパンの焼き方
① 底の焦げ付き防止としてダッチオーブンの底網を敷き、その上にクッキングシートを敷いて、発酵させたパン生地を置く
② 炭はしっかりと着火させ、火力が安定した状態で焼く
③ 焦げ付かないように10〜20分くらいで様子をみながら、焼き上げる
三宅さん
ただダッチオーブンで強火・弱火と言われても分かりづらいですよね。成功のコツは、ズバリ火加減!

火加減を見極めるポイントは、炭から15㎝程のところに手をかざし、6秒ほど耐えられる温度が中火。10秒ほど耐えられる温度が弱火の目安と知っておくと火力の調整も簡単です。



ローストビーフ

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三宅さん
ローストビーフの難しさは、これもやはり“火加減”ですよね。焼きすぎて中まで硬くなってしまったり、逆に切ってみたらまだ生だったり……。

成功のコツは「あるアイテムを使って焼き具合を確認すること」なんです。

ローストビーフの基本
① 焼く前に牛肉を常温に戻し、下味を付けておく
② ダッチオーブンに油を熱し、全体に焼き色を付けたら一度取り出し、底網を敷いて野菜と肉を置く
③ 蓋をして中火に15分程かける
三宅さん
理想の焼き加減かどうかを知るために、あると便利なのが金串。③の工程で金串をお肉の中心まで差し込み、10秒程で引き抜きます。

金串の先端が温かければミディアムレア、冷たければ生焼け状態なので再度加熱を。金串を触るときは火傷に注意しましょう!


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好みの焼き加減でお肉を取り出したら、最後のひと手間も大事。アルミホイルに包んで15分程余熱で温めて完成です!

ローストチキン

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1~2kgにもなる丸鶏をふっくら焼き上げるには、はやり火入れ具合が肝心です。炭火の量で上下の火力をうまくコントロールしながらじっくり焼き上げましょう。

ローストチキンの基本
① ダッチオーブンの大きさに合わせた丸鶏を購入(蓋が閉まらない・野菜が入らないなどの失敗がないように)。10インチのダッチオーブンには1キロ前後、12インチなら2キロ前後の丸鶏がオススメ
② 丸鶏や野菜の底が焦げないよう、底網を敷く
③ 炭の量を調整しながら、1時間程加熱
三宅さん
焼く前に丸鶏を常温に戻し、下味を付けておくのも成功のポイント。冷たいままだと芯まで火が通りません。


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上手に火入れするコツは、炭の量。蓋の上に6割、鍋下は4割が目安です。

③の工程では途中蓋を開けて、ここでも金串を刺して焼き具合をチェック。表面が焦げていたら炭の量を減らしましょう。肉汁が溢れ出たら出来上りの合図です。

煮込み(ビーフシチュー)

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圧力効果を発揮するダッチオーブンの煮込み料理は絶品! 失敗しないコツは水加減と火加減にありますよ。

ビーフシチューの基本
① 塩胡椒で下味をつけた牛肉を、表面がこんがりする程度に焼く
② 野菜を入れたら水を適量入れ、デミグラスソースやルーを加えて煮る
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野菜から水分が出るため、水分は食材よりも少し少なめがベスト。

デミグラスソースやルーを加えると焦げやすくなるため、弱火でゆっくりとかき混ぜながら煮込みましょう。

白米の炊飯

提供:三宅香菜子
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密封性と保温性の高いダッチオーブンは、ふっくらと美味しいお米を短時間で炊き上げることができます。ただし、目を離すとあっという間に焦げ付いてしまうので油断は禁物です!

炊飯の基本
① お米を30分以上浸水させる
② 中火→弱火にして15分加熱し、火を止める
③ 蓋をしたまま10〜15分蒸らせば完成
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焦がさず絶妙な炊き加減にするには、中火から弱火に切り替えるタイミングが肝心。蓋の隙間から蒸気がでたら沸騰した合図なので、炭火の場合は量を減らして火を弱めましょう。

揚げ物(唐揚げ)

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ダッチオーブンは蓄熱性も高いため、具材を入れても油の温度が下がる心配がなく美味しい揚げ物が出来上がります。

揚げ物の代表“唐揚げ”のコツをチェックしてみましょう。

揚げ物(唐揚げ)の基本
① ダッチオーブンに揚げ油を入れて180度に熱する
② お肉を加えたら蓋をして、5分程揚げる
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中はしっとりジューシー、外はカラッとパリパリに揚げるコツは、油の温度。お箸を入れて気泡が絶え間なく上がってくる様子が、適温の目安です。

鍋からあげる頃合いは、お肉から出る気泡が少なくなってきたら。表面の水分がとんで、カラッと上がった合図です

蒸し料理(丸ごと野菜蒸し)

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三宅さん
密封性の高いダッチオーブンでは、野菜の水分だけで極ウマな蒸し野菜が作れます。

注意する点・美味しく作るコツ
① 底の焦げ付きを防ぐために、底網を敷く
② 本体と蓋の隙間から蒸気が出てきたら弱火にする。食材に火が通るまで加熱する
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三宅さん
型崩れせずふっくら蒸せるポイントは、根菜同士・葉野菜同士など加熱時間が同じ葉野菜を並べること。食材はなるべく均一な大きさにカットすると、ムラなく火を通せますよ。


8つのレシピのコツをじっくり教えていただいたところで「これさえおさえればもう完璧!」という気になってしまいそうですが……ダッチオーブン料理をするうえで調理工程と同じくらい重要なことが。

「ダッチオーブンの正しい扱い方」も重要!

三宅さん
初めてでも手慣れてからも常に失敗なく料理するためには、料理の工程だけでなくダッチオーブンの扱い方も重要。使う前と使用中、それぞれのNGポイントをチェックしておきましょう。


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