⑦座ったまま調理OKの“ロースタイル”システムキッチン
【 @asayan_campさん 】
そして、今度はありそうでなかった、ロースタイルでのシステムキッチン。ハンギングバーからビルトインできる水切りかごまで完備したロースタイルキッチンはなかなかレア。
ソーホーブラケットを使用した脚部分は、ガス台、作業台とそれぞれ座ったまま作業しやすい高さで作成。
奥さまもこの通りの笑顔で、座ったまま実にスムーズに料理を楽しんでいらっしゃるご様子。
そして実はこのキッチンを作ったもう1つの目的が、お子さんも一緒に料理ができること。目論見通り、座ってお手伝いしやすい高さでお子さんも満面の笑み。家族みんなが笑顔になれるキッチン、素敵です。
【 @moo_yamanoueさん 】
続いてのロースタイルキッチンは、座って作業しやすいだけでなく、上部には溶接して作った大型のハンギングバーを完備。アイアン製ならでは、中華鍋までハンギングできるタフさが魅力です。
そしてこちら、もう1つ特徴的なのが全て平面パーツで構成されている点。グレーのガス台もその右側の作業テーブルも、収納時は見事なまでにペタンコに。
女性でもラクラク運べて積載にも優しいキッチンというワケなんです。写真で、奥さまが肩かけしている作業テーブル収納バッグも、実はご主人作。作業テーブルを作った勢いで縫ってしまったそう。
収納袋に到るまでご主人のハンドメイド……やはり、コレも“愛”の為せるワザ!?
⑧プロ顔負け!計算し尽くされた機能美キッチン
【 @omahaddayさん 】
一体どの辺が自作……? と一分の隙もなく洗練された機能美さえ醸し出すこちらのキッチン。それもそのハズ。CAMP HACKでも何度か自作ギアを紹介させていただいている@omahaddayさん渾身の作品。
スノーピークのペグハンマー用レザーグリップ縫製キットやサーモス保冷缶カバーも販売されていて、インスタで販売再開を告知すれば即完売の人気ぶり。
まずは右側のキッチンカウンターから。アイアン部分は、鉄筋をコンクリートに刺して作ったジグで固定した上で、スノーピークのバーナーで炙って曲げ細工を施しているそう。実に繊細かつムダの無い作りに、驚くばかり……。
奥さまに初めて褒められたというのもナットクのクオリティ。
キッチンカウンターの完成後、さらに「あたしホンマはツーバーナー欲しいねん」という奥さまの突然の一言で、今度はツーバーナー用のガス台作成に取り掛かることに。
3DCADソフト「スケッチアップ」を使って、こんなに精緻な3Dモデリングが完成。
そして完成したのがこちら。キッチンカウンターと最初からセットだったかのような出来栄え。下段の2本のアイアンバーには、熱い鍋やフライパンも載せられます。
自分もぜひともトライしてみたい……! という人は、下記リンクページにて図面など@omahaddayさん関連のリンク集が公開されていますので、参考まで。
omahaddayさんリンク集ページはこちら
⑨ポータブルとは思えない完成度!引き出し付きステンレス天板キッチン
【 @aventa66さん 】
続いてはその完成度のみならず、キャンプにどうやって持ってきた……? と、しばし思考停止してしまう驚きのキッチン。しっかりとした引き出しが2つもついて、ステンレス天板で……どんな構造なんでしょう?
脚を付け替えれば写真の通り、ロースタイルにも対応。少し、謎が解けてきたような……。
お待たせいたしました! こういうことなんです! 天板と脚はそっくり外すことができ、下段の棚は外した天板の内側の窪みへスッポリとINできるという構造に。
さらに脚の底には高さ調整用アジャスターパーツを装着、地面の傾斜に対応できるアウトドア仕様に。引き出しのハンドルには、コールマンランタンの火力調整ノブを転用。
ヴィンテージコールマンギアとこの上なく馴染むカントリーシステムキッチン、奥さまも末永く大切に使ってくれそうですね。
➉パパのこだわりギミック満載!トランク型キッチン
【 @ajigomi_coffee_camp_gearさん 】
最後は、古材など味のある素材で次々と個性派ギアを生み出す@ajigomi_coffee_camp_gearさんの、ユニークなギミック満載のキッチンを。
トランクを開いたら、木製の折り畳み脚の上に載せてベルトで固定するのみ。蓋部分が作業台として使えるシステムキッチンの完成です。
細かく仕切られた引き出し収納は、調味料の小ビンから陶器の平皿やワイングラスに到るまで、一切のムダなく収納するもののサイズに合わせて設計。
収納時はこんな風に味のある古めかしい木製トランクに。ベルトは設置時だけでなく収納時にもしっかり固定して兼用。
シェルコン2台の上に載せればロースタイルキッチンにも早変わり。台さえ変えればどんな高さにも対応可能なのも便利な点。
旧車のパプリカの荷台にもこんな風にシンデレラフィット! 車のレトロな雰囲気にもたまらなくハマります。
フラリとトランク1つ持って行けば、いつでもそこがキッチンに。そんな不思議な魅力を持つトランク型キッチンなら、いつも家族が笑顔になれそうです。
妻が喜ぶキッチン制作の原動力は……愛だけじゃない?!
アイディア満載の自作キッチンたちから伝わってきたのは、制作の原動力は“妻への愛”のみならず、ということ。作る旦那さん自身も楽しんでいることが、みんなの笑顔が集まるキッチン作りの必須要素。あなたもぜひ、妻が喜ぶキッチン作りを楽しんでみては?