冬キャンプに向けてストーブが欲しいけど、まだ早い?
少しずつ秋の気配が感じられるこの頃(9月中旬)。そろそろ秋冬シーズンギアの再入荷も始まり、早々と予約を入れるマメな人もいるのでは?
もう冬キャンプの準備なんて、気が早いなあ……と思っているそこのアナタ。それ、大間違いです! 日中はまだまだ暑いこの時期、水面下ではもう人気ギア争奪戦が始まっているんです!
冬キャンギアの代表格「ストーブ」も例にもれず。寒くなってから買おうと思っても、目当てのストーブは完売という憂き目に合う可能性が。
そこで今回は、比較的入手しづらい人気ストーブに的を絞り、購入方法や予約情報を徹底リサーチ! 入手するためのノウハウを詳しくご紹介していきますよ。
人気ストーブを入手するにはいつ頃から行動すべき?
人気のストーブを入手するためには、いつ頃から行動すべきなんでしょうか? 一部を除き、遅くとも9月頃までには予約や入荷が開始されるケースが多いようです。7〜8月にはメーカーサイトやSNSをチェックしておくのが賢明です。
とはいえ、今ならまだ間に合う人気ストーブも。この後さらに詳しくみていきましょう!ヴィンテージ&ミリタリーテイストがトレンド
近年のキャンプ道具の人気傾向からも伺えるように、ヴィンテージ&ミリタリーテイストの波がストーブ界にも。生産台数が多い大手メーカーのストーブでも、このトレンドにマッチするタイプは要注意。
まだまだECサイトでたくさん見かけるし……と油断していたら、今シーズンは手に入らないことも!?
数ヶ月待ちは当たり前?!販路が限定的で入手困難な人気ストーブ
そもそも生産体制が小規模で、受注生産がベースというケースや、海外からの輸入品のケースでは、数ヶ月待ちのストーブも。しっかりとリサーチの上、ミスなく確実に注文することが入手への近道と言えます。
もはや1年待ち!憧れの「フジカ・ハイペット」
キャンプ用石油ストーブの中でも、例年人気NO.1クラスなのがフジカ「ハイペット」。コンパクトでハイパワー、レトロなルックスに鍋を置いて調理できる平らな天板が魅力です。
カラーはホワイトとブラックの2色。反射板や整流リング、防風ガラスの有無別に5タイプ、合計10の型式が。
こちら少し前までは数ヶ月待ちと言われていましたが、今や何と1年待ち。しかもECサイト販売はなく、注文方法は電話のみ。またいつ届くか予測できず、支払いは現金代引きのみのため、必ず自宅に現金を用意しておきましょう。
フジカハイペットを囲んでおでん鍋をつつく冬キャンプ……今から予約すれば、来年の冬には実現できるハズ!
株式会社フジカ公式サイトはこちら
日本正規品リニューアル!「アルパカストーブ TS-77JS-C」
いくら人気とはいえ、1年なんてとても待てない……という人に今季イチオシなのがこちら。以前からフジカハイペットに替わるストーブとして人気でしたが、いくつか不安要素も。
韓国製のため、安全基準が日本製と異なる点や届くのに時間がかかる点、アフターケアや保証がない点がネックになっていたんです。……が、何と今年、日本正規品としてリニューアルされた「TS-77JS-C」が新登場!
日本燃焼機器検査協会(JHIA)の認証を取得し、旧型で不安視されていた「対震自動消火装置」も万全に。さらに1年間のメーカー保証に日本語の取説付きという安心仕様へアップデート。
2020年度の販売分は専用ケースもセット。アルパカの購入に悩んでいた人は、ぜひ検討してみては?
NEWアルパカストーブ公式オンラインストアはこちら
NEWアルパカストーブ TS-77JS-C
トレンドの人気ストーブは限定モノも要チェック!
ヴィンテージやミリタリーテイストがトレンドの昨今。ストーブもどこかレトロさや無骨さを感じさせるデザインが大人気。
特に、人気のデザインかつよりトレンドにマッチした限定カラーは即完売のケースも。公式サイトやSNSをこまめにチェックして賢く限定カラーを入手すべし。
センゴクアラジンはダイレクトショップ限定「ブラック」が狙い目!
2018年の登場以来、そのレトロ&ポップなデザインとカセットガス式の手軽さで、キャンパー問わず絶大な人気を誇る「ポータブルガスストーブ」。
中でもトレンドにマッチするグリーンやホワイトが人気。しかもこの2色は販路限定商品で、アラジンダイレクトショップか一部取扱店のみの販売。今季狙っている人は急ぎましょう!
そしてさらにレアなのが、アラジンダイレクトショップ限定販売の今季NEWカラー「BLACK」! ユーザーからの多数の要望で実現したカラーだけに、早くも人気集中の予感大。
さらにさらに! 今年もBEAMSコラボカラー「BROWN」が新登場。こちらはBEAMS公式オンライストアにて予約が開始したばかり。どちらもサイトインテリアの要となるシックな限定カラー、周りと被りたくない人は要チェック。
アラジンダイレクトショップはこちら センゴクアラジン ポータブルガスストーブ
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昨年完売!今年も限定300台のNEWカラー登場!コロナ「SL-510 あずきミルク」
2011年グッドデザイン賞を受賞したレトロなフォルムが人気のコロナ「SL-510」。対流式で部屋全体を効率よく暖め、遠赤外線炎筒が体も芯からポカポカにしてくれます。
昨年の300台限定カラー「CLASSIC BLACK」は見事に完売。今年もコロナストア限定300台のNEWカラー「あずきミルク」が登場!
今回はユーザー投票で選ばれたカラーとあって、絶妙にレトロなカラーリング。ボディ下部のマットな質感や白のパイピングは「あずきミルク」のみの仕様です。
こちら、10月19日の発売に先駆け、9月23日より公式オンラインストア「コロナストア」にて先行予約が開始。ビビッとキタ人は予約必須です!
コロナ公式オンラインストアはこちら
2020年限定色コヨーテブラウンが最注目!「ギアミッション」シリーズ
【 レインボータイプ RR-GE25 】
トヨトミの代表格「レインボーストーブ」もギアミッションシリーズならこの通りの男前っぷり。白熱球40Wほどの明るさで、ランタン代わりにも。ギアモデルはボディのネジが樹脂ネジになってメンテナンス性もUP。
転倒してもタンクの灯油がすべてこぼれない2重タンク構造など、タフな作りも魅力です。昨年に引き続きキャンパー人気の高いモデルなので、欲しい方はお早めに。
トヨトミ RR-GE25
【 ラウンドタイプ KS-GE67 】【 2020LIMITED EDITION KS-GE67(T ) 】
コンクリート24畳/木造17畳対応のパワフルさとミリタリーライクなルックスで、シリーズ中キャンパーに最も人気の高いモデル。6.66KWを発揮する対流型かつ琺瑯加工のボディで、ぐるり360度を遠赤外線で暖めます。
樹脂ネジや2重構造タンクなどシリーズ共通仕様に加え、ガードには横線材をプラスして強度UP。
しかも今年は2020年限定カラー「コヨーテブラウン」が新登場! 台座には「2020LIMITED EDITION」プレートがついてさらに男前に。
限定色のKS-GE67(T)は公式オンラインストアのみの販売。冬キャンプでとことん頼れるハンサムな1台が欲しい人はお急ぎを!
トヨトミ公式オンラインストアはこちら
トヨトミ KS-GE67
【 ラジエントタイプ RS-GE23 】
こちらは反射板搭載タイプ。前方向に熱が集中するので、前方向を暖める能力は対流型を上回ります。逆に後方は熱くならず、壁際にも置けてレイアウトの自由度が高い点も魅力です。
スクエア形状で積載しやすく、KS-GE67ではオーバースペックというソロやデュオキャンパーに人気なので、早めのアクションが吉。
トヨトミ RS-GE23
生産終了後も根強い人気!中古市場で買えるレジェンドストーブ
ヴィンテージブームで必然的に人気が再燃しているのが、リアルヴィンテージストーブ。中でも国産製品は生産終了後20〜30年経過していても稼働するアイテムも多く、流石のメイドインジャパンクオリティ。
中古市場でも美品が出回っているモノもあり、マメにチェックすればレジェンドストーブと運命の出会いがあるかも!
オークションや中古品で比較的入手できる マナスル「ヒーター」
半世紀以上に渡り生産され続けた名作で、燃費の良さやシンプルな構造から近年再注目されている「マナスルストーブ」。真鍮のレトロな雰囲気もたまりません。
そしてさらに人気なのが、「マナスル121」にジャストフィットする「オプションヒーター」とのセット使い。
ドーナツ型でコンパクトに収納でき、MSRのウィスパーライトなど、3本足バーナーなら互換性のある機種が多いのも人気の理由。
残念ながら現在は廃盤ですが、流通量が多く中古市場では比較的入手しやすいアイテム。欲しい人はぜひ探してみては?
マナスル121
さすがのメイドインジャパン!根強い人気の「ニッセンストーブ」
航海灯や各種空港用灯火の老舗メーカー「ニッセン(日本船燈)」。かつては家庭用石油ストーブも多数ラインナップしていました。
生産終了した旧型は、コロンと丸い琺瑯ボディ、現行の一般的な石油ストーブの2倍近い暖房出力がキャンパーにも人気です。
【 MS-1型 】
MSシリーズの中でも最も古い1969年製。耐震装置は無いけれど、丸いタンクが魅力で今も尚人気の高いモデルです。
【 SS-3型 】
「あたたかい くさくない」がキャッチフレーズのSSシリーズで1973年製。SS-2型から搭載された耐震装置もさらに進化。キャンプではより安心感のあるモデル。
【 ゴールドフレーム 】
こちらはまるでアンティークランタンのような優美なルックスから「フリージア」という愛称で長年親しまれているストーブ。残念ながら製造予定はないとのことですが、何十年も前のものを現役で使っている人がいるほど人気!
シャビーシック(古めかしくも上品さがあるインテリアスタイル)なヴィンテージサイトに馴染むストーブが欲しかった人には理想的なストーブです。
日本船燈株式会社公式サイトはこちら
“受注生産”かつ“慣らし運転”が必要な薪ストーブも早め予約が必須
石油ストーブとは異なり個々に燃え方のクセがある薪ストーブは、キャンプで実践投入の前に何度か慣らし運転が必須です。
特に、人気のアイテムは受注生産だったり限定生産のケースが多いもの。できれば7月頃には予約情報などのチェックがマストです。
6月予約開始アイテムも!「新保製作所」の人気薪ストーブ
【ロマンチカル薪ストーブ】
43×23cmの大きな窓から、揺らめく美しい炎を楽しめる「ロマンチカル薪ストーブ」。窓は開閉式でお手入れもしやすく、ダッチオーブン調理もお手の物。ピザオーブンつきオプションも人気です。
こちらすでに6月1日から300台限定の予約販売を開始。順次2020年9月〜2021年3月までの納品予定で、今冬キャンプにギリギリ間に合うかといったところ。
【ミニ薪ストーブ ROSE】
奥行665×巾380×高さ390mmのロマンチカルに対し、奥行480×巾335×高さ395mmとコンパクトになったのが「ROSE」。名前の通り真っ赤なバラがモチーフのノブがアクセントになったデザインも魅力です。
写真では、高津製作所「ほっこりプレート」のアラジンバージョンがセットされ、ますますキュートな雰囲気。
そして、ブラック以外にも実は10色のカラバリがあり、予約完了後の電話かメール問い合わせでカラー選択が可能に。今季は、昨年末に調色された「オリーブドラブ」(写真右側)が狙い目!
こちらもすでに7月1日から予約販売が開始。さらに少ない100台限定生産なので、欲しい方は一刻も早くアクションを!
【ミニ薪ストーブ チョッパー】
窓は小さいけれど中の炎は確認できて、積載しやすいコンパクトさと2万円以下というリーズナブルさが人気の「チョッパー」。
こちらも受注生産のため、納品までには1週間前後かかります。けれどロマンチカルやROSEのように限定生産でないので、今季冬キャンで何としても使いたい人におすすめです。
新保製作所公式サイトはこちら
今年も不動の大人気!Amazonでは既に在庫わずかの店舗も!「G-Stove」
ポータブル薪ストーブとしてNO.1クラスの性能を誇る「G-STOVE」。ステンレスの重厚なデザインの美しさもさることながら、火付けの楽さや燃焼効率の良さ、煙突などパーツが全て内部に収まる収納性が魅力です。
レギュラーと本体が約10cm長いXLの2サイズ展開で、オプションパーツも充実。
コックをひねればいつでも熱いお湯が使えるウォーターヒーターなどが人気です。楽天やAmazonなどで購入できますが、早くもストーブ本体が残り数点のショップも。
人気のオプションパーツなども一緒に手に入れたい人は、購入を急ぎましょう。
G-Stove Heat View 本体セット
G-Stove Heat View XL 本体セット
スペシャルパッケージは9月入荷分で終了!「ウッドストーブ」
2019年グッドデザイン賞を受賞した、ステンレスのスタイリッシュな躯体が魅力のテンマクデザイン「ウッドストーブ」。美しいだけでなく、高品質ステンレスSUS304は耐久性抜群で錆びにくくお手入れもイージー。
煙突は内部に収納できて積載もコンパクト。ウォータータンクなどオプションアイテムも充実しています。
そしてこちらは両サイドの大きな窓から炎を楽しめるのが魅力の「ウッドストーブ サイドビュー」。どちらもM・Lサイズはウォータータンク、耐火マット、キャリーバッグがついたスペシャルパッケージを販売。
WILD-1オンラインストア限定販売で、それぞれ9月上旬〜下旬の入荷となり、9月入荷分を以て販売終了のため、おトクに揃えたい方は下記リンクを要チェック。
2020年 秋冬 ウッドストーブラインナップはこちら