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アウトドアブランド「SCOUT」テント

雑誌『HUNT』特別連載:アウトドアブランド「SCOUT」”モノづくり”への熱き想い

雑誌「HUNT」とのコラボレーション企画第3回。今回は、アメリカのシアトルにあるアウトドアローカルブランド「SCOUT」に密着取材した記事をピックアップ。モノづくりへのこだわりから、アメリカ人のアウトドアに対する熱き想いが伝わってきます。

目次

シアトルでアウトドアへのこだわりをカタチにするアウトドアブランド「SCOUT」に密着取材!

雑誌『HUNT』とのコラボレーション雑誌『HUNT』とのコラボレーション企画も早くも3回目!

今回はHUNT編集部による狩猟企画をお休みし、アメリカはシアトルのローカルアウトドアブランド「SCOUT(スカウト)」の取材記事をピックアップ。

アウトドアとの距離がはるかに近いアメリカならではのモノづくり。日本のモノづくりの話はよく耳にしますが、海を渡っても、同じように個性の光る作り手のこだわりがそこにはありました。

ボーイスカウトの精神は今もなお

温故知新。アメリカはアウトドアの歴史も長く、その分だけ昔のものから習う事も多い。
現代のエッセンスも加えながら作られるスカウトの商品は懐かしさもあるが、確かに新しい。

石壁のコンドミニアム室内奥さんと小さな息子さんとの3人で住んでいるのは、1927年に建てられた石壁のコンドミニアム。中庭には芝生と噴水もあって、とっても優雅。そりゃあギターも弾きたくなる

感度の高い洋服店とインディペンデントなカフェが点在するエリア、キャピトルヒル。この街のとあるコンドミニアムに住むベン・マスターズさんは、キャンプ用品とアパレルのブランド、スカウトのディレクターだ。

作業台でナイフの梱包中のベンさん作業台でナイフの梱包中のベンさん。日々オンラインショップからの注文が入り、その都度自らで発送する

「商品の製造はアメリカ各地にいる職人に頼んでいるから、ここはデザインと発送手配をするスペースだけあればいいんだ」
起業して3年が立ち、現在は25アイテムほど展開しているというローカルブランド、スカウト。今回は彼の自宅兼アトリエにお邪魔して、商品の一部を見せて頂いた。
ベンさんは、ボーイスカウトで自然を学びアウトドアアクティビティの楽しさを知った。だからブランド名を『SCOUT』としたのだ。彼はヴィンテージクロージングを買い付けたり、昔のアウトドアについて研究したりして、自分のクリエイションの肥やしにしている。その姿勢はまさにscout(捜し歩く)という名前にピッタリだ。

SCOUT テント収納時「今のアウトドア製品は便利なんだけど、モダン過ぎてどうも好きになれなくてね。昔作られていたけど、今は作られていない機能的なもの、たとえば、キャンバスのテントとか。僕はそういったものを現代で受け入れられる形にリデザインしているんだ」

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