さらにキャンプが楽しくなるガジェットが知りたいっ!
最近はキャンプ場にお気に入りのガジェットを持ち込んで、快適なデジタルアウトドアライフを満喫する人も増えてきました。
もちろん従来のアナログなキャンプも楽しいですが、機能的なギアを取り入れる延長でガジェットを使いこなすのも一興ですよね。
そこで今回は、アウトドアシーンにも携わる外遊び好きの達人たち4名に、実際にキャンプで活躍しているガジェットを聞いてみました。
「ファミキャンの家族サービスに欠かせない2大ギアです」
サイクルカルチャーとアウトドアシーンを繋ぐ自転車屋、テンプラサイクルの名物オーナー。機能的な外遊びアイテムを提案するギアホリックのメンバーとしても活躍中。昨年、ノルディスクのレイサ4を購入したことで、ファミリーキャンプに行く機会が激増しているとか。
テント内でも高画質で映画が観られる「Anker Nebula Mars II」
そんな小林さんが最近のファミリーキャンプで大活躍しているガジェットがアンカーの小型プロジェクター。最大で150インチの映像を300ANSIルーメンの明るさで映し出すことができ、専用アプリを使えばスマホがリモコン代わりになります。
昨秋に外遊びやイベント出店だけでなく、自宅や店でも大画面で動画を観られたらいいなと思いって購入しました。それでも1番活躍しているのが、やっぱりキャンプ。毎回、昼間にソーラーパネルで充電して、夜に家族や友人と集まって動画を楽しむのが定番になりつつあります。
特に、投影するものやサイズを選ばないのが便利なんですよ。これって実はキャンプ向きのポイントかなと思います。外で大きく投影するのもいいけど、テントの中でも小さく投影できるから、使い勝手が抜群なんです。
最近は庭で楽しむ“おうちキャンプ”で活躍しています。
アクティブ動画もスマートに撮れる「DJI Osmo Mobile 3」
そして小林さんが、もうひとつオススメするアイテムが、スマホ用のジンバル(手ブレ補正ギア)です。EIS(電子式映像ブレ補正)が搭載され、アクティブな動きにも対応するハイテク機種で、本格的なスポーツの撮影にも使われているギアです。
これもプロジェクターと同時期に購入しました。家族や趣味のクルマや自転車の映像を撮ろうと思いながら、実はユーチューバーになってお金を稼ぎたいなと言う下心も(笑)。
キャンプでは、オートサイトで走り回る子どもや、焚き火シーンなどの思い出の撮影に使っています。高低差がある場所や悪路を走ってもブレが少なく撮影できるのがいいですね。おかげでキャンプの映像が格段に増えました。
でも自転車のロングライドや子どもの運動会でも大活躍したから、いろんなシーンで重宝しています。
Anker Nebula Mars II
DJI Osmo Mobile 3
「空気の循環に欠かせない、アフターコロナの強い味方」
吉祥寺のアウトドアセレクトショップ、ビック2のディレクターとして活躍。定期的にグルキャンやファミキャンを楽しんでいるが、1泊が多いため今夏は連泊のロングステイキャンプを企画中。家族でアウトドアアクティビティも満喫したいとか。
場所を選ばずパワフルに使える「claymore fan V 600」
様々なアウトドアギアを扱うビック2の勝俣さんが絶賛するガジェットは、現在ブレイク中のサーキュレーター、クレイモアのファンV600。スタイリッシュかつコンパクトなルックスとパワフルな風力が注目を集め、キャンプ用ファンの定番になりそうです。
ファンというよりもサーキュレーターなので、とにかく風力が強いんですよ。それでいて静かで軽いから、テントやキッチン周りの設営で持ち歩きながら使うこともあります。
もちろんテーブルの上に置いても邪魔にならないサイズだし、カラビナを使ってタープやテント、軒下から吊るすことも可能。使う場所を選ばないのも魅力ですね。
冬は薪ストーブと併用してテントの換気に使えるし、コロナ対策としても人が密集するシェルターやタープ内で空気を循環させるのに重宝すると思います。もちろん今は自宅でも大活躍しています。
claymore fan V 600
「ポータブル電源のルックスをアウトドア仕様にカスタム」
ミリタリーやアウトドア、モーターサイクルをベースにしたプロダクトを展開するブランド、バリスティクスの代表。自身もアウトドア好きで、夏はパックラフトでダウインリバーキャンプを楽しむことも。しかし「キャンプも好きですが、キャンプにまつわる道具のほうがもっと好き(笑)」とのこと。
カバーとセットで使いたい「LACITA ENERBOX 01」
キャンパーの間で愛用者が急増しているポータブル電源がこちらのエナーボックス。ノートPCが約10時間使える120000mAHの大容量で、日本の安全企画も満たしているため安心して使用できます。
昨年末にネルデザインワークスさんとのコラボで、こちらのカバーを作らせてもらいました。セットで使うと家電感が薄まり、アウトドアギア感がアップするので、よかったなと思います。それと、カバーのポケットにいろんなギアを収納できるのも機能的。
もちろん本体の実力もかなりのもの。冬は電気毛布、夏はサーキュレーターをメインにキャンプでも1年中活躍しています。それと自然放電が少なく、トラブルによる発火や爆発がないという安心感もいいですね。
LACITA ENERBOX 01
ネルデザインワークス×バリスティクス カバー詳細はこちら
「アウトドアスピーカーはこれ一択! 2年以上ヘビロテ中」
スポーツのあるライフスタイルの楽しさを提案するブランドMMAを展開。プライベートでもトレランや登山を楽しんでいる。毎年夏は北アルプス縦走をしているが、今年は密を避けて静かな低山や湖畔でのんびりとキャンプを満喫する予定。
どこでも使えて高音質な「BOSE SoundLink Micro Bluetooth speaker」
キャンプだけでなく旅やトレッキングをすることも多い渋井さんが、常に持ち歩いているスピーカーがこちら。ボーズが誇る高音質な防水小型スピーカーとして、2017年の発売以来ロングセールスを記録しています。
なんといってもキッチュ風な見た目に反した音質の良さはまさにボーズならでは! しかも裏側には伸縮するバンドがついているから、ザックやチェアに引っ掛けて使ったりしています。防水だから水回りでも安心だし、シリコン素材で覆われているから耐久性もあるんですよ。
ソロキャンプでは基本的にスマホと連動させっぱなし。料理をするときは音楽を流し、食事中や食後に動画を見ることもありますね。とにかく音質がよく、野外でも音の広がりが立体的で凄い。おかげでスマホの小さい画面でも、動画が3倍増しで楽しめます(笑)。
BOSE SoundLink Micro Bluetooth speaker
キャンプで使えるガジェットは、まだまだいっぱいある!
ということで今回は、アウトドアシーンに携わる人たちにキャンプで愛用しているガジェットを教えてもらいました。映像や音楽に携わるギアは定番ですが、サーキュレーターやポータブル電源も、今後はキャンプシーンに定着しそうです。
もちろんキャンプで使えるガジェットは、他にもいっぱいあります。テントサイトで使うと意外と活躍しそうなガジェットを探すのも楽しいですよね。たまにはこうしたギアを取り入れて、快適なキャンプを満喫してみてはどうでしょう? きっと、いつもと違う思い出が作れますよ!