翌朝になり24時間が経過しました。どちらもだいぶ溶けてきていましたが、まだ少し氷が残っています。「24」の方に残っている氷のほうが大きいことがわかりますね。
溶けた水を別のペットボトルに移して比べてみたところ、若干ですが「24」の方が水が少ない。ということは氷が多く残っている=保冷力が高いということですね。
クーラーボックスは使い方によって保冷力が変わるので明確に30%の違いを検証することはできませんが、どちらも翌朝まで氷のまま残っているという、保冷力の高さは改めてわかりました。
ラッチが開閉しやすくなった
サイズや容量だけでなく、機能面でもいくつかの変更が。まず、蓋をロックするためのラッチの仕様が変わっています。
「20」はゴムが固く力が要るので、子供の力では開閉できませんでした。そのため、子供が飲み物を飲みたいとなったら毎回親まで駆り出されるハメに……。ところが新型はテコの原理でさほど力を入れなくても閉められるため、子供でも開閉できるように!
拍子抜けするほど力を使わずに閉まるので、ちゃんと閉まっているのか不安になるほどです。またこの構造であれば、ゴムが伸びて密閉度が低下してしまう現象も防げます。
軽量化されてスッキリしたハンドル
「20」のハンドルは、金属製の武骨でガッチリしたタイプでしたが……
「24」のハンドルは、ソフトタイプのストラップ状になっています。
ストラップ状と言っても、持ち手の部分は硬い樹脂製のカバーが付いています。手に食い込まずにしっかり握れるので、持ちやすさは問題ナシ!
使わないときは本体に密着して収まるので、収納や積載時に邪魔になることもありません。「20」のクラシカルで男前な雰囲気も捨てがたいですが、やはり利便性という点では新型の「24」が優っていますね。
注目の新色・ネイビーも登場
気になる価格は?
容量も保冷力も上がっているとなると、価格も上がっているんじゃないかと気になるところ……。と思いきや、なんと価格は「20」から据え置きの税込35,200円! 決して安くはありませんが、値上がりしなかったのはありがたいですね。
ところで「Roadie24」って、ファミリーでも活用できる?
ここまでのチェックで、新型の「24」が格段に性能アップしたことはわかりましたね。ただ4~5人の家族の場合、容量約20リットルでは物足りないですよね。同じYETIでも35~45qtを選びがちですが、じつは20リットルを使えばこんなメリットもあるんです!
ファミキャンでは2台併用、ソロやデイでは1台で!
40〜50qtクラスの大型クーラーは、たしかに量はたくさん入ります。ただ、それ自体が重いハイスペックなハードクーラーに食材や飲み物を満載した時の重さと言ったら……。サイズもかなり大きく、どう積載すれば効率良いのか、頭を悩ませたこともありませんか?
半分ほどの容量なら運搬・積載時の負担が大幅に軽減される上に、それぞれの開閉回数が減るため保冷力の低下防止にも繋がります。あとは、逆に大きいクーラーが必要ないデイキャンプでも、20〜25qt前後の容量の方がまさにジャストなパフォーマンスを発揮してくれます。
というように、じつは小型サイズのクーラーボックスはどんなスタイルの方でもとても使い勝手がいいものなんですよね。
利便性が格段にアップしたYETI「Roadie24」は買って大正解!
保冷力の高さは疑いようがなかったYETIのクーラーボックスですが、重さやサイズのわりに中身が入らない、などいくつか課題も……。今回のバージョンアップではそういった点が見直され、機能面でも大幅な進化を感じられました。
より使いやすくなった「Roadie24」の登場で、YETIは今後も人気のクーラーボックスの代名詞的存在であり続ける予感です!
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