真説「小川張り」。実はワタシの造語です(笑)
こんにちは! SAMです。
いまやキャンパーならだれでも知っている「小川張り」。この言葉を作ったのは誰あろうワタシです(笑)。
この「小川張り」がどういう意味かというと、例えばこのCAMP HACKの過去の記事から引用すると「セッティングテープを使ってテント後方部分よりタープを連結させる」となっていて、まさにその通りです。そのテープを備えているのが「システムタープ」と呼ばれています。
そもそもこれが登場したのが約15年前(2005年あたり)。当時のogawa campal(現キャンパルジャパン)から発表された画期的なアイデアでした。
それを見て「だったら、通常のタープをガイロープで延長させても同じことができるんじゃないの?」と応用したのが「小川張り」なのです。
つまり、よく勘違いされているのはキャンパルジャパンが打ち出しているみたいになっていますがそうではなく、あくまでも本家の「真似」のことを、敬意を払って「小川張り」と称しただけなのです。当時はカタカナの「オガワ」と言うことが多く、ゆえに最初は「オガワ張り」だったのですが、今では漢字の方のが通りがいいようですね。
ただし亜流である「小川張り」にも一応コンセプトがあって、「効率的なコンパクトサイトシステムを目指す」が基本なのです。これこそが「システムタープ」が世に出た目的で、いかに亜流であってもそこは同じ方向を向いていたいのですね。
もちろん年月を経て数多くのキャンパーが「小川張り」を拡張し、セッティングテープを自作したり、ワンポールテントに直結したり、今ではこのCAMP HACKで記事がいくつも作られるほどになりました。それはそれでどんどんアイデアを広げていってほしいと願っています。
私は「ogawa」というブランドをとてもリスペクトしています。小川治兵衛商店に端を発し、長い歴史を持つ日本を代表するクラフトメーカー。最も長い間日本人のキャンプライフを支えてきたのは間違いなくこの「ogawa」ブランドです。
SAMは死しても(笑)、「小川張り」は永久に死なず!
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