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【神業】激安肉でもOK!家庭でもできる安い肉をA5ランクにする方法(3ページ目)

焼き方のポイント③ アルミホイルで包んで休ませる

たけだバーベキュー
焼き終わったら最後にアルミホイルで包み、中の肉汁を全体に行き渡らせます。

肉 アルミホイルで包んで休ませる

筆者
普段は意識せずにそのまま食べてしまいますが、このひと手間が大事なんですね。時間の目安はあるんですか?
たけだバーベキュー
焼いた時間の1/3程度で大丈夫です。なので今回は1分半程度ですね。

焼き方のポイント④ たたき肉は中を加熱しすぎない

たけだバーベキュー
たたきもスキレットと牛脂を使って焼きましょう。こちらは中火で、肉を転がしながら全面に焼き色をつけるだけでOK。各面おおよそ1分×2回ですね。

肉を焼く

たたき肉
筆者
たたき用の肉は厚さが5cmほどでかなり分厚いですが、そんなあっさりでいいんですか?
たけだバーベキュー
よくローストビーフと混同されることが多いのですが、たたきは中を加熱しすぎないのがポイントなんです。なので中心部を63℃で瞬時加熱殺菌できれば大丈夫です。かつおのたたきをイメージしてもらうとわかりやすいですね。

そして肉汁をそもそも出させないので、アルミホイルで包んで余熱を加えたり、肉汁を行き渡らせたりもしません。

筆者
まさに混同していました! 確かにローストビーフは赤身にも熱が加わり色がロゼのようですが、たたきはより赤っぽいですよね。
たけだバーベキュー
ということで、焼いたらそのままカットして完成! 自宅でもできるおすすめの食べ方は、市販の焼き肉のタレ(辛口)などをかけ、卵黄を載せる食べ方です。ぜひやってみてください!

いざ実食!

今回はたけだバーベキューさんのレシピと同時に、比較用として、教えてもらったコツやポイントをあえて全て無視して焼いたバージョンのステーキも作ってみました。

具体的には、

・肉はとくに選ばずに購入
・冷蔵庫から取り出してすぐに塩コショウをし、冷たいまま焼き始める
・スキレットと牛脂は使わず、フライパンとサラダ油で調理
・焼き方は時間を計らず、片面ずつ1回焼いて終わり
・アルミホイルで包まずにそのまま完成

セオリーを無視して焼いた牛肉、まずくはないけれど……

ステーキ

見た目はまず、すぐに肉汁が皿に溜まってしまいました……。これは常温に戻さずに、すぐに焼いたことで焼きムラが出てしまったんでしょうか。

食べてみると、ややぱさついていて、焼けている部分が肉表面に層を作っているようで、食感もよくありません。肉自体もなんとなく硬いような……。正直ここまでセオリーを無視してしまったため、当然と言える結果でした。

ちなみに、たけだバーベキューさんによると「スキレットではなくフライパンでも、今回のポイントを押さえれば美味しく焼けますよ!」とのこと。

秘技を使って焼いた肉は超美味〜!

ステーキ

ではいよいよ本命のほうへ! こちらはもう切っているときから違う感触。ステーキもたたきもやわらかい!

食べてみると、ステーキは中がジューシーで、表面にほどよく脂が載っていて肉のうま味をとても感じます。たたきも肉汁たっぷりで、卵黄とタレに絡んでご飯が止まらなくなる美味しさでした!

この基本をマスターすれば、安い肉でも高級店の味に!

ステーキ

さすがたけだバーベキューさん直伝の焼き方。リーズナブルな輸入肉でのチャレンジでしたが、いつもより格段に美味い! しっかりと違いを感じました。これは確かにA5ランクの肉に近づいたのではないでしょうか。

家庭のガスコンロを使って焼きましたが、アウトドアでBBQをする際も使えるテクニックですね! インドアでもアウトドアでも驚くほど簡単に美味しくできますので、ぜひ挑戦してみてください。

TEXT:WKC

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