焼き方のポイント③ アルミホイルで包んで休ませる
焼き方のポイント④ たたき肉は中を加熱しすぎない
そして肉汁をそもそも出させないので、アルミホイルで包んで余熱を加えたり、肉汁を行き渡らせたりもしません。
いざ実食!
今回はたけだバーベキューさんのレシピと同時に、比較用として、教えてもらったコツやポイントをあえて全て無視して焼いたバージョンのステーキも作ってみました。
具体的には、
・肉はとくに選ばずに購入
・冷蔵庫から取り出してすぐに塩コショウをし、冷たいまま焼き始める
・スキレットと牛脂は使わず、フライパンとサラダ油で調理
・焼き方は時間を計らず、片面ずつ1回焼いて終わり
・アルミホイルで包まずにそのまま完成
セオリーを無視して焼いた牛肉、まずくはないけれど……
見た目はまず、すぐに肉汁が皿に溜まってしまいました……。これは常温に戻さずに、すぐに焼いたことで焼きムラが出てしまったんでしょうか。
食べてみると、ややぱさついていて、焼けている部分が肉表面に層を作っているようで、食感もよくありません。肉自体もなんとなく硬いような……。正直ここまでセオリーを無視してしまったため、当然と言える結果でした。
ちなみに、たけだバーベキューさんによると「スキレットではなくフライパンでも、今回のポイントを押さえれば美味しく焼けますよ!」とのこと。
秘技を使って焼いた肉は超美味〜!
ではいよいよ本命のほうへ! こちらはもう切っているときから違う感触。ステーキもたたきもやわらかい!
食べてみると、ステーキは中がジューシーで、表面にほどよく脂が載っていて肉のうま味をとても感じます。たたきも肉汁たっぷりで、卵黄とタレに絡んでご飯が止まらなくなる美味しさでした!
この基本をマスターすれば、安い肉でも高級店の味に!
さすがたけだバーベキューさん直伝の焼き方。リーズナブルな輸入肉でのチャレンジでしたが、いつもより格段に美味い! しっかりと違いを感じました。これは確かにA5ランクの肉に近づいたのではないでしょうか。
家庭のガスコンロを使って焼きましたが、アウトドアでBBQをする際も使えるテクニックですね! インドアでもアウトドアでも驚くほど簡単に美味しくできますので、ぜひ挑戦してみてください。
TEXT:WKC