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キャンプ好きのデザイナーが手掛ける「デバイスワークス」って何者?【人気ガレージブランドの裏話vol.2】(2ページ目)

秋山さんにインタビュー!「デバイスワークス」って何者ですか?

ブランド立ち上げのきっかけは?

デバイスワークス

デバイスワークス代表・秋山大輔さん

かつてデザイン会社に勤務していたという秋山さんは、セールスプロモーションからブランディング、グラフィックデザインまで幅広い業務経験を経て、5年前に独立・起業。ですが、現在でも「本業はデザイナー」だと言います。

パパ友に誘われてキャンプに行ったのが4年前。そこで一気にキャンプにハマってしまって。自分のブランドを立ち上げたいという一心で、ショップまでオープンしてしまいました。

「デバイスワークス」はショップ名でもありますがブランド名でもあり、僕が経営するデザイン会社の名前でもあるんです。ちなみに「DEVISE」は、クリエイティブでコトを創意工夫するという意味の動詞からとっています。よく「DEVI“CE”」と間違われますが「DEVI“SE”」の方です。

知名度を上げるきっかけになったのは?

38パレット

ショップオープンのタイミングでガレージブランド@38exploreとコラボしたのが「38パレット」。この商品をきっかけに「デバイスワークス」の名前がキャンプシーンに知れ渡ることになります。

38パレットを手掛けている良き先輩、ミヤさんの協力もあって多くの方に認知していただきました。幸いにもデバイスワークスが38パレコラボの第一号だったんです。

デバイスワークスのデザインワーク

HERAX フルセット

ウッドやステンレスに施されたレーザー加工は、デバイスワークスのお家芸。写真の「HERAX フルセット」(14,960円)のほか、「HIJIWARU」、「ONESTABLE」、「HOLIMAX」などさまざまなコラボアイテムの彫刻製品は、じつはここで誕生しています。

レーザー加工機

刻印のパターンは自分でデザインして、レーザー加工機を使ってひとつひとつ手作業で仕上げています。いろいろと試行錯誤した結果、最近では平面はもちろん立体にまでレーザー加工ができるようになりました。

細部まで緻密に刻印された模様は、もはや芸術品! デザインも加工もすべて自己完結できるのは、秋山さんがデザイナーだからこそですね。

ショップの2階スペースには、レーザー加工機のほかにも製版機やシルクスクリーンのプリント台、マーキングマシンなど、思い立ったらすぐに作れる環境が整っていました。

デバイスワークスのオリジナル商品も続々登場

デバイスワークス オリジナルタンブラー

数々のガレージブランドとの別注コラボが人気のデバイスワークスですが、最近はオリジナルアイテムも増加中。こちらのタンブラーはこの夏に登場する新アイテムです。

鉄板料理に欠かせないヘラやジッポライター・焚き火用のベストなど、とにかく自分が欲しい物を製作しています。このタンブラーも欲しいから作りました。

飲み物に合わせた全5種類で、すべてブラックのボディにレーザー加工を施しました。夏は氷が溶けるのが嫌なので、ステンレスの真空二重構造というのもこだわりです。

台湾のガレージブランド「ブラックデザイン」とも深い関係が

ブラックデザイン 方舟

ウッドテーブルやランタンハンガーがコアなキャンパーに人気の「ブラックデザイン」。台湾のアウトドアブランドですが、じつは秋山さんが日本におけるプロモーションを担われています。

方舟」というテーブルを初めて見たときに、衝撃を受けたんです。これは一緒に何かやりたい! と思って連絡を取ったところ、ちょうど彼らも日本進出を検討しているタイミングでした。

縁あって僕が日本でのプロモーションを担当しながら、デバイスワークスの別注コラボギアも展開しています。

こういったフットワークの軽さも、秋山さんの持ち味。自分が欲しい物を追求し、それを実現するスピードが圧倒的に早いからこそ、たった2年で人気ブランドに成長したのでしょう。

続いて、デバイスワークスの人気コラボ作品を一つずつ紐解いていきます!

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