湿気に暑さに蚊問題……なかなかハードなニッポンの夏
梅雨も後半戦に差しかかった今日この頃。ジワジワ気温も高くなり、湿気と暑さに加え、蚊の問題となかなかハードなニッポンの夏。屋内で過ごす分にはエアコンという強力な武器がありますが、アウトドアではそうもいきません。
汗をかいてもすぐにシャワーは難しく……、それでもやっぱりキャンプは楽しみたい! そこで今回は、夏キャンプのニッチなお悩みを、“ズバッと”解決してくれるお助けギアたちをどーんとご紹介。目指せ、快適&スマート夏キャンプ!
梅雨から夏のニッチな悩みをズバッと解決する痛快グッズ
素足にサンダル、ベタベタして気持ち悪い
夏の足元に欠かせない存在、サンダル。素足に直履きすれば、見た目にはいかにも涼しげ。でも、本当にそうでしょうか?
素足が1番涼しいのは確かですが、実際には夏場は汗をかくので靴下ナシではベタベタしてしまうことが。さらにその汗が元で匂いが発生してしまうことも。
そんな素足の汗問題をニッチに解決してくれるのが「ROTOTO(ロトト) フットバンド」。爪先やかかとはオープンな「バンド」状だから、素足の開放感はそのまま。
吸水速乾性に優れ、涼しくドライな「COOL MAX」タイプと個性的な柄が魅力の「絣(かすり)染め」タイプの2種が選べます。どちらもカラバリ豊富なので、サンダルとのコーデを楽しむのも◎。
ロトト フットバンド
●素材:<COOLMAX>コットン、ポリエステル、ポリウレタン、<かすり染め>アクリル、ポリエステル、ポリウレタン
いっそのこと日陰をずっと持ち歩けたら……
なるべく木陰を選んでサイト設営しても、一歩タープの外に出ればそこは炎天下。特に、水辺のアクティビティに出かけたりすると、全く木陰がないなんてことも。
いっそのこと日陰を持ち歩けたら……。そのワガママ、「モンベル サンブロックアンブレラ」が叶えてくれますよ!
モンベルの折り畳み傘といえば、トレッキングアンブレラが人気ですが、実はこちらも同シリーズの1つ。シリーズ中では最も重いといえど、わずか200gと缶コーヒー程度。
何よりすごいのはその遮熱性能。表地は日差しを反射するシルバーコーティング、裏にはブラックアウト処理が施され、UVカット率は99.7%をマーク。まさに、“ずっと持ち歩ける日陰”です。しかも晴雨兼用なので、今からガンガン活躍間違いナシ。
詳細はこちら
湿気や汗によるベタつきがたまらなくイヤ!
夏のキャンプといえば、暑さのみならず湿度や汗によるベタつきも負けじと悩ましく……。そして時間が経つと今度は匂いの問題へと発展してしまったり。
また山地にほど近いキャンプ場などでは、昼間はうだる暑さでも朝晩は急に涼しくなり、汗冷えで一気に体温が低下してしまうことも。そんな湿度&汗問題の救世主が「finetrack(ファイントラック) ドライレイヤークールT」。
クライマーやハイカーには既に愛用者が急増中の「ドライレイヤー」シリーズ。人気の理由は、かいた汗を素早く上層ウェアに移行させる画期的な撥水機能。外からの湿気や水分も防いで、肌をドライに保ちます。
さらに、ニオイの原因菌の抑制率99.9%という抗菌防臭機能も備え、150回の洗濯後も機能を保持。加えて「ドライレイヤークールT」は「ベーシック」タイプの約2倍の涼感を実現。今夏最強アンダーウェアの呼び声高い1着です。
ファイントラック ドライレイヤークールT
●重量:72g
●サイズ:S〜XL
●素材本体:ナイロン88%、ポリウレタン12%
小さい子供も安心な虫除けってないの?
暑さに湿度、汗……とここまではなかなか順調にクリアしてきたニッポンの夏問題。けれどもう1つ忘れてはならない、ラスボス的問題が。そう。ときに我々を朝まで寝られない悲劇におとしいれるアイツ……「蚊」の問題です。
そして、特に小さなお子さん連れキャンパーの悩みはもう1つ。蚊には刺されたくないけど、強い薬剤を含む虫除けスプレーや蚊取り器は使いたくないという悩み。
「mottole コードレス蚊取り器」なら、そのお悩みに応えてくれますよ。こちら、UVの光で蚊や小虫を引きつけてモーターで吸引、ブレードによる衝撃と閉じ込めにより殺虫するという仕組みに。薬剤も火も使わないから安心です。
アウトドアでも便利な充電式で、連続使用時間は5.5時間。LEDライトとしても使えるうえ、サイトインテリアに馴染むスタイリッシュなデザインも魅力です。
mottole コードレス蚊取り器
●素材:<本体>ABS、アルミニウム、革、<羽根>PP
●サイズ:(約) 幅:12.4×奥行:12.4×高さ210(mm)
●重量:(約)454g
●充電電池:リチウムイオン電池3.7V、2000mAh
●充電時間:4.5時間●連続使用可能時間(約) :5.5時間
●電源コード(約) USBコード:750mm
●全光束(約): 200lm●色温度(約) :3000K
●調光切替:2段階(100%・50%)
重たいドリンクボトル、持ち手がなくて運びづらい
夏のキャンプには不可欠な保冷ドリンクボトル。でも、しっかり容量のあるドリンクボトルに限って、意外とショルダーバックルや持ち手のないアイテムが多く、運びづらいときが。そんなときおすすめなのがボトルホルダー。
【asobito(アソビト)ボトルホルダー】
まずは、ニッチで男前なギア収納ケースが人気の「asobito (アソビト)」の「ボトルホルダー」からご紹介。こちらスタンレーのクラシック真空ボトル用ホルダー。Sサイズは0.47Lに、Mサイズは0.75Lにジャストフィット。
ベルトの長さは Sサイズ/78〜146cm、Mサイズ/79〜148cmまで調節可能なので、子どもから大人まで幅広く使えます。スタンレーに馴染むカラー展開もクール。
アソビト ボトルホルダー S
●サイズ:周囲約26cm(直径約8.2cm)STANLEYの「クラシック真空ボトル0.47L」にピッタリサイズ
●重量:約110g
●カラー:キャメル、オリーブ
アソビト ボトルホルダー M
●サイズ:周囲約28cm(直径約8.9cm)STANLEYの「クラシック真空ボトル0.75L」にピッタリサイズ
●重量:約115g
●カラー:キャメル、オリーブ
【Rivers(リバーズ)ボトルハーネス】

続いては、本格的なアウトドア耐久性をコンセプトに開発された「Riers(リバーズ) ボトルハーネス」。
最も特徴的なのは「面ファスナー」の装備。バックパックのショルダーハーネス上下2点でホルダーを固定でき、山歩きのときもボトルの揺れが最小限に。カラバリも4色と豊富でボトルの色に合わせて選べます。
リバーズ ボトルハーネス アイビープラス
●対応ボトルの最大径:74mm
●素材:ポリプロピレン(ハーネス本体) 、ナイロン(面ファスナー)、鉄(金具)
●カラー:ブラック、オレンジ、グレー、オリーブ
【GENIAL(ジェニアル)ボトルハーネス】

3つ目は、最も汎用性の高い「GENIAL (ジェニアル ) ボトルハーネス」。こちら、付属のオプションパーツで手持ちスタイル、ショルダースタイル、シショートスタイル、ウェストホルダースタイルに変化する4WAY仕様。
しかも水平方向4本のベルトはベルクロ式。直径45〜105mmのボトルに対応可能なので、2Lペットボトルなどにも使える自在ぶり。保冷ボトルの運搬以外にもシームレスに活躍してくれるハーネスです。
ジェニアル ボトルハーネス
●対応ボトルサイズ: 直径45〜105mm
●素材:ポリプロピレン、ポリエステル
●カラー:ブラック、グレー、カーキ、コヨーテ、レッド
便利な調理ツールはかさばるのが悩み……
そんな相矛盾するお悩みにニッチにフィットするのが「キャプテンスタッグ シェラカップ調理器」。別売りの「シェラカップスプーン」と共にシェラカップにスタッキングできてコンパクトに携行できるんです。
パーツは2種類あり、1つは野菜の水切り&エッグセパレーターに使え、裏返すとおろし金に。もう1つは表が薬味おろし器で裏返すと野菜スライサーに。
このほか同じくシェラカップにスタッキングできる「シェラスタッキングザル」などもラインナップ。ミニマム装備でも薬味バッチリの冷たい麺類レシピ、あきらめる必要ありませんよ!
キャプテンスタッグ シェラカップ調理器
●収納サイズ(約):外径119×高さ48mm(取付フック含まず)
●重量(約):65g
●材質:調理器A・B/ABS樹脂(耐熱温度70度)、スライサー/ステンレス鋼、スライサーカバー/ポリプロピレン(耐熱温度100度)
暑い中フーフー火力調整するのってキツイ
真夏に冷たいビールを飲みながらのBBQ、最高ですよね。でも、お肉や野菜をおいしく焼き続けるためには、炭火の適切な火力調節が必須。炎天下にうちわでパタパタ、火吹き棒でフーフーするのは結構な重労働。
そんなハードな火力調節から解放してくれるのが「コールマン クールスパイダープロ/L ファン」。グリル下部のつまみを回すと、電動ファンが下から空気を送り込んでくれるんです。
さらに両サイドのレバーで焼き網の高さを3段階に調節できるので、火力の微調整が可能。炭を入れる部分は引き出し式で後片付けも楽チン。最初から最後まで、BBQをスマートに楽しめる画期的なグリルです。
コールマン クールスパイダープロ/L ファン
●本体サイズ:約80×52×40/70(h)cm
●焼面サイズ:約30×68c m
●収納サイズ:約75×37×18(h) cm
●重量:約7.7kg
●付属品:鉄板、焼網
●ファン使用電池:アルカリ乾電池単3形×8本(別売)
●換用焼網:170-9309CC、170-9293CC
炎天下での設営には、もはや命の危険すら感じる
【サンコー ネッククーラーNEO】
年々加速する温暖化。熱中症が懸念される猛暑の中でサイト設営というシチュエーションもしばしば。小型のポータブル扇風機やウェアラブル扇風機で暑さをしのぐキャンパーも増加中です。
しかし、強烈な猛暑の前には、扇風機もぬるい風を送るだけの機械と化してしまうことが。そんなとき、ぜひおすすめしたいのが「サンコー ネッククーラーNEO」。
首の両サイドに配置された冷却プレートは、わずか2秒で急冷。体感温度は最大でなんと-15℃。強弱を繰り返す「揺らぎモード」により、感覚が麻痺することなく缶飲料を当てたようなひんやり感が持続。
重さもわずか150g、モバイルバッテリー使用で最長20時間使えるので1日中首もとを冷やせます。炎天下の設営も、無理せずクールにやっちゃいましょう。
サンコー ネッククーラーNEO
●首回りサイズ:約37cm(最小)/約50cm(最大)
●重量:約150g
●温度(冷却プレート):<強>外気温より-10〜-15度、<弱>外気温より-5〜-10度
●防水・防塵:IP33 ※本体のみ
●使用時間:約5時間(5000mAh)/約10時間(10000mAh)/約20時間(20000mAh)※強モード使用時(モバイルバッテリーの容量による)
●材質:<本体>ナイロン、<冷却プレート>アルミ
●内容品:本体、サイズ調整パーツ×2種
●カラー:ブラック、ホワイト、ネイビー
【モノルルド ウェアラブル ホット&クール】

ウェアラブルクーラーもう1つ。「モノルルド ウェアラブル ホット&クール」は首の真後ろに配置されたプレートが、約20℃の冷たさをキープ。しかも、クールモードだけでなく約40℃のホットモードも選べます。
さらに、リチウムイオン充電式だからモバイルバッテリー要らず。連続使用時間は約1.5時間と短めですが、サイト設営時に使うなら十分です。1年中シーンに応じて活躍してくれ、流線形デザインもスタイリッシュ。プレゼントにもオススメのアイテムです。
モノルルド ウェアラブル ホット&クール
●重量:(約)300g
●USB充電:リチウムイオン充電池式
●連続使用時間: 約1.5時間 ●充電時間: 約5時間
●タイマー: 約15分自動OFF
●温度:クール/約20℃、ホット/約40℃
●素材:<本体>ABS樹脂、<温冷プレート>アルミニウム合金
●付属品: USBケーブル
●カラー:ブラック、ホワイト
クーラーのフタ、全部開けたら冷気が逃げちゃう
食材もドリンクも1つのクーラーボックスに入れているときに気になるのが、“冷気の逃げ”問題。食材は調理時に出し入れするだけですが、ドリンクは何度も出し入れしますよね。
特にファミキャンやグルキャンではキリがなく、どんどん冷気が逃げてしまって、翌日使う食材が心配になることも。そのお悩み、ズバッと解決してくれるのが「GENIAL(ジェニアル )ソフトクーラーバッグ 36L」。
ファスナー式の大きな開閉口のほかに、小さなマジックテープ式の開閉口が。頻繁に出し入れするドリンクは、ここを使えば冷気の逃げを最小限に抑えられます。2Lペットボトルも立てたまま収納でき、スムーズな出し入れが可能です。
ジェニアル ソフトクーラーバッグ 36L
●容量:36L
●材質:ポリエステル100%・PEVA樹脂
ポータブル冷蔵庫って、デザイン性がイマイチ……
夏の連泊キャンプで悩ましいのが食材の保管。近くにスーパーがないキャンプ場では、氷の確保も一苦労です。
そんなとき便利なのが、ポータブル冷蔵庫。ですが、目立つ大きさのギアな割に、デザイン的に納得できるアイテムが少ないのが実情……。そんなワガママな悩みに応えてくれたのが、「ICEBERG 車載冷蔵庫 22L SmartTap」。
もうお気づきでしょうか? 実はこちら、大人気ポータブルバッテリー「Power ArQ」の姉妹ブランドなんです。セット使いしたい欲を存分にソソられる、シンプル&ミリタリーライクなデザインはさすが。
容量は22Lで、500mlペットボトルが20本入る頼もしさ。しかも、温度設定は0℃〜65℃とホットモードでも使えます。
そして車載冷蔵庫というだけあって、シガーケーブルでDC入力もOK。カラーバリエーションもPoweArQと見事にリンク。ちょっとこれまでなかったサイトの主役級冷蔵庫、今夏最注目のお助けギアです。
ICEBERG 車載冷蔵庫 22L
●外部サイズ:275mm×550mm×370mm
●内部サイズ:215mm×345mm×290mm
●重量:4.8kg
●設定温度範囲:0~65℃
●AC入力:12V(24Vは非対応)、最大0.62A
●DC入力(車のシガー):100-100V、最大5.2A±10%
●音の強さ:40db
●付属品:ACケーブル、シガーケーブル、肩掛けベルト、説明書
お助けギアでノンストレスの夏キャンプを!
どんな季節でもキャンプの楽しさと悩みは表裏一体。暑さも夏キャンプの醍醐味とも言えるワケで……。でも、楽しめる範疇を超えてしまったら、ストレスでしかありません。
そこにお助けギアがあるなら、ズバッと解決してしまえばいいんです! いざ、ノンストレスの夏キャンプへ!