まずはそんな幕体を広げるところから。床部分は耐水圧2,000mmの210デニールナイロンオックスフォード生地を採用(別売のグランドシートもありますよ)。
両端にポールをセットするスタンディングテープが付いているため、設営した状態の大きさや幅も最初からイメージしやすいです。あまり広くない区画サイトで設営するときにも重宝しそう。
セッティングは、クロスポールの上部分に幕体の天井部分のリングとガイラインを通して、下部分にスタンディングテープの端を繋げるだけ。
あとはスタンディングテープの幅に合わせてクロスポールでAラインを作り、立ち上げればOK。この作業を両サイドでやり、それぞれガイラインでしっかりテンションをかければ、本体はほぼ完成!
続いてフロントのキャノピー部分を作ります。フライシートのイエロー部分を跳ね上げてオープンすれば、コンパクトな前室として使えます。
メッシュのインナーがあるため、この状態でも快適なキャンプが楽しめますよ。こうした多彩なアレンジも「AフレームテントT/C 4」の魅力のひとつ。
しかし今回はキャノピーの下にリビングをセッティングしたいので、フロントの内側に折り畳まれていた部分も広げてフルサイズで使うことに。
付属のポールを使ってキャノピー部分をしっかりと支えると、かなりの広さになりました。これだけのスペースがあれば、タープも必要ないほど。
簡単に設営できた!! しかも快適なリビングも併設可能
ということで、男女2人でも15分ほどで設営できました。ほどよくレトロなクロスポールは存在感もありますが、安定感も抜群。
早速キャノピーにテーブルやベンチを持ち込んでリビングを作ってみました! キャノピーの下で、料理をしたり、ベンチを広げてリラックスしたり、タープ要らずでキャンプを楽しめます。
遮光性にも優れたT/C素材の幕体に包まれたテント内は、ポリエステルのテントよりも涼しくて快適。しかも透湿性もあるため、結露もしにくいとか。
4人用だけどコットやギアを入れると、3人くらいが丁度いいいかも。2人なら、かなり広々と使えます。
そしてA フレームテントの最大の特徴は、ストレスフリーの居住性です。天高が220cmもあるため、大人の男性もテント内で余裕で立ち上がれます。おかげで閉鎖感もないし、着替えもしやすそう。
しかも天井部の両サイドと後面にベンチレーションがあるので、フルクローズの状態でも温度調整がしやすく、通気性も確保できます。