夏コーデのマストハブ、短パンが豊作すぎて迷う……。
夏コーデのマストハブといえばやはり“短パン”。生地面積が少ないだけに、セレクトのセンスが問われるキーアイテムです。
しかも今夏のラインナップは、ヒッピームーブメントを想起させるタイダイや総柄モノなどの最旬アイテムが目白押し! 各ブランド、定番アイテム+αの攻勢で今年の相棒選びは波乱の予感……!
もちろんシステマチックな機能美タイプにも最新アイテムがお目見え。
そこで今回は、この夏押さえておくべき短パンたちを厳選! 各ブランドの定番+αのニューカマーまでくまなく網羅しつつ、10種のパンツを一挙にご紹介していきますよ。
定番から最旬まで、この夏押さえるべき厳選ショーツ10選
1. ザ・ノース・フェイス「ノベルティ バーサタイルショーツ」
トップバッターは、ザ・ノース・フェイスの「バーサタイルショーツ」から。軽量で速乾性のある特殊素材に撥水加工を施し、水辺のアクティビティにも重宝する機能派ショーツ。
もはや夏の定番となりつつありますが、今回ご紹介するのは「ノベルティ」バージョン。最旬の総柄モノをノースらしいクールな表情に仕上げています。
モノトーンが渋い「バンダナリニューアルブラック」とカモ柄の「デジタルプリント」の2パターンを展開。
どちらも総柄モノなのにシックで、白Tシャツなどとのシンプルコーデも一気に格上げしてくれます。
同柄のジャケットなどセットアイテムも豊富。総柄だけにセットコーデは難易度が高いイメージですが、ハットなどショーツと離れた位置でリンクさせるコーデなら、トライしやすくおすすめです。
ノースフェイス ノベルティバーサタイルショーツ
ノースフェイス ノベルティキャンプサイドハット
2. ROKX×バンブーシュート「メッシュポケット カーゴショーツ」
お次は、伝説のクライマー、マイク・グラハム氏率いる「ROKX(ロックス)」とバンブーシュートの定番コラボからの新作を。
まず目立つのが前面下部のジップ付きメッシュポケット。ウエスト両サイドのポケットも内側はメッシュ素材で、当然のごとく水抜け抜群。ボディにも速乾性の高いナイロン100%素材を採用し、乾きやすく快適な履き心地を追求しています。
また、ポケット内部には鍵やウォレットを付けられるコードを装備。内臓式のウィビングベルトながら、外側の一部にベルトフックがあり、カラビナを引っ掛けることも可能。
クライミングパンツとしての動きやすさも股下のガゼットクロッチでしっかり確保。ストリートにも映える機能美のクロスオーバーショーツ、今夏活躍間違いなしの1本です。
3. グラミチ「ウェザーSTショーツ」「タイダイGショーツ」
【ウェザーSTショーツ】
グラミチの代名詞的存在「Gショーツ」を、今のニーズに合わせて進化させたのがこちら。ウィビングベルトやガゼットクロッチは踏襲しつつ、スマートな前開き構造にアップデート。
生地にはグラミチの春夏人気素材「ストレッチウェザー」を採用。ストレッチが効いて動きやすく、Gショーツのツイル素材より薄いので、夏場も涼しく快適です。
また、Gショーツと最も細いNNショーツとのちょうど中間のシルエットで、スタイリッシュなコーデにもハマります。
そして今季最注目なのがやはり“総柄”。グラミチの履き心地と、最旬のインパクトを両立させるなら「ボタニカルネイビー」や「ボタニカルベージュ」が狙い目です!
グラミチ ウェザーSTショーツ
【タイダイGショーツ】
そしてグラミチ定番のGショーツ自体にも異変が。今季はトレンドの70’Sスタイルど真ん中、スパイラルな“タイダイ柄”が見参!
コレ1枚でスタイリングが完成するインパクトながら、アースカラーの「CAMO」ならアウトドアにもフィット。
もっとインパクトが欲しい人にはサイケデリックな「RAINBOW」がおすすめ。フェスやイベントでもアピール力抜群のパワーカラーです。
グラミチ タイダイGショーツ
4. シエラデザインズ「60/40(ロクヨン) カーゴ・ショーツ」
マウンテンパーカーといえば……のシエラデザインズ。今季はなんと、同ブランドを象徴する機能素材「60/40(ロクヨン)クロス」の短パンをリリース!
コットン60%・ナイロン40%混紡の60/40クロスは、高い撥水性や通気性、耐磨耗性が特徴のマテリアル。そして使うほどに味わいが増すという、ハイテク素材にはないコットンならではの経年劣化が魅力です。
夏場でもそんな60/40クロスの魅力を楽しめる短パンは、素材のよさだけにあらず。ごくシンプルなルックスながら、合計7つのポケットを備え収納力も抜群。両サイドのカーゴポケットは、マチ部分にさりげなくアクセントカラーを配色。
アウトドアはもちろん、タウンユースでもこなれた着こなしに一役買ってくれる頼れるアイテムです。
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5. パタゴニア「バギーズショーツ」「バギーズロング」
夏ショーツの永久定番と言えばやはりパタゴニアのバギーズ。今季はショーツ・ロング共に要注目の新色&新柄がリリース!
【バギーズショーツ 5インチ】
まずはベーシックな膝上丈の5インチショーツから。今季は「Fire」や「Mango」などのビビットなビタミンカラーが久々の登場。
そしてやはり総柄タイプも要チェック。「Melons」や「Spoonbills」など、どこかノスタルジックな手描き風イラストが、オフの気分にピッタリ。総柄2パターンはロングにも共通のデザインです。
【バギーズロング 7インチ】
続いて着まわしやすい膝丈の7インチロング。今季は「マーブルピンク」や「ライトベリーグリーン」などのマカロンカラーがエントリー。こちらもレトロな雰囲気漂うラインナップに。
「ピジョンブルー」や「ストーンブルー」などアッシュな中間色も充実。シックに攻めたい人におすすめです。
リサイクルナイロン100%、水陸両用の速乾性でシームレスに履き倒せるバギーズ。色で迷うなら、両方買ってしまっても後悔しないショーツです。
パタゴニア メンズ・バギーズ・ロング 7インチ
6. ワイルドシングス「シティハイクショーツ」「キャンプショーツ」
クライミングシーンにとどまらず、ストリートでも人気の高い「WILD THINGS(ワイルドシングス)」。今季もシームレスに使えるショーツが続々ラインナップ。
【シティハイクショーツ】
見た目から既に涼しげなこちらのショーツは、リネンとレーヨンの混紡生地を採用。リネンのサラッとした風合いに、レーヨンのしなやかさが加わり、程よい落ち感とハリ感を併せ持つ仕上がりに。
生地自体にナチュラルストレッチが効いて動きやすく、ウェビングベルト付きの前開き構造だからフィールドでも重宝します。
単品で使い回せるのはもちろん、同素材のシャツとセットアップで、サラリとキレイ目の着こなしもおすすめ。
ワイルドシングス R/Lシティーハイクショーツ
ワイルドシングス R/L S/S シティハイクシャツ
【キャンプショーツ】
「シティハイクショーツ」とはガラリと雰囲気が変わり、カジュアルなパッチワークパターンが斬新な「キャンプショーツ」。
生地には「サプレックスナイロン」を使用。軽量で速乾性に優れ、高強度かつシワになりにくいという特徴を持ちながら、コットンのように柔らかい手触りという高機能素材。
股下はガゼットクロッチで動きやすく、フロントにはスラッシュポケット、両サイドにもメッシュ底ポケットを装備。
アウトドアシーンはもちろん、あまりの履き心地の良さに気がついたら毎日コレ、という人が続出のショーツです。
ワイルドシングス キャンプショーツ
7. テアトラ「Device Cruiser packable horizon」
できることなら何も持たずに出かけたい……、そんな“手ブラ派男子”からの支持を集めるのがTEATORA(テアトラ)「Device Cruiser(デバイスクルーザー)」シリーズ。
その理由はこちら。一見ポケットワークを感じさせない佇まいなのに、iPadが入ってしまう鞄レベルの収納力。
左右の「トートポケット」は大容量なだけでなく、細々したデバイスを仕分けられる間仕切り型オープンポケットも内臓。さらに、財布など貴重品を収納できるファスナー付き「ウォレットポケット」まで完備。
そして「packable」シリーズなので、当然パッカブル。しかも着用時には収納用ポーチがウエスト内部に隠れ、セキュリティーポーチにもなるという裏の裏をかく仕掛けに。
また「packable horizon」は、よりリゾート向けに速乾性やストレッチ性を強化。軽量でシワになりにくく、サラリと肌離れのよいテキスタイルを採用。手ブラでのお出かけから旅先での着替えに、実にマルチに使えるガジェットショーツです。
テアトラ Device Cruiser -packable horizon
8. Battenwear(バテンウエア)「ローカルショーツ」
Made in USA にこだわった、上質なヴィンテージスポーツウエアが人気の「Battenwear(バテンウエア)」。デザイナーは日本人のShinya Hasegawa氏という異色のブランドです。
中でも夏の定番人気アイテムなのが、コーデュラ素材の「ローカルショーツ」。細畝コーデュロイのレトロな風合いと、そのテクスチャに見事にマッチしたカラバリは、ヴィンテージファンならずとも惹きつけられてしまう魅力が。
裾がパタつかず、足さばきがスムーズな絶妙な丈感とシルエットが、快適な履き心地を実現。フロントにはパッチポケットにジップ付きチェンジポケット、バックにもスナップ付きポケットと収納力も◎。
ウエストは、ドローコードで調節が可能なベルトレス。クラシカルな品を備えつつ多機能なショーツ、他と被りたくないならこういう1本を備えたいもの。
バテンウエア ローカル ショーツ
9. ダイワピア39「Micro Rip-Stop Easy 6P Shorts」
シティ向けデザインとフィッシングでの実用性を共存させた、話題の新ブランド「ダイワピア39」。今春大人気だったカーゴパンツに続き、またしてもヒットの予感大のアイテムをリリース。
こちらのショーツは、縦横方向に伸縮する4WAYストレッチ素材を使用。軽量でシワになりにくく、耐久撥水加工に接触冷感機能まで備え、フィッシングはもちろん夏のアクティビティをガッツリサポート。
また、バック・フロント・サイドの各2つずつの計6つのポケットを装備。けれど、いかにも“カーゴパンツ”然とした主張のない、さりげないポケットワークで全体的にスタイリッシュな印象に。
ウエストと裾はドローコードでシーンやスタイリングに合わせて調節が可能。まさに大自然と都市をシームレスに繋ぐショーツです。
ダイワピア39 マイクロリップストップイージー6Pショーツ
10. Яeft(レフト)「ニーレングスワイドショーツ」
キーパーソン3人が左利きというキャラクターをデザインに投影した、ユニークな山歩き服ブランド「Яeft(レフト)」。今夏も、個性あふれるアイテムを続々ラインナップ。
武道着のようなワイドシルエットが特徴のこちら。意外にも、前後の2タックで足さばきは快適そのもの。裾、ウエストには共生地コードを備え、コーデやシーンに合わせてシルエットの調節も可能です。
生地には撥水、速乾、防風性を兼ね備えたナイロン素材のリップストップクロスを使用。さらにポケット内袋は、ベンチレーションを兼ねたメッシュ仕様に。
斬新なルックスの裏に、“山歩き服”たる機能性がしっかりと息づいたショーツ。履くだけでなんだかテンションアガります!
今夏の相棒は定番+αのアイテムに要注目!
定番アイテムの新色に加え、今シーズンはタイダイやペイズリーなど、70’Sを彷彿とさせるレトロな総柄がブームの予感大。定番の単色を持っているなら、+αの総柄アイテムのチェックは必須です!
アウトドアへの親和性など機能面もしっかりチェックして、シームレスに頼れる相棒を見つけてくださいね。