おうちキャンプスタイル拝見「俺的な楽しみ方」と「劇的プレイリスト」
仕事がいそがしかったり、天気が悪かったり、キャンプ計画がうまくいかないこともしばしば。だって僕らが楽しむフィールドは、自然が相手のアウトドアだもの。
そんなときには気分を切り替え、自宅でキャンプ気分を盛り上げる「おうちキャンプ」はいかが? アウトドア業界で活躍するキャンプフリークの方に、自分流のおうちキャンプスタイルを聞いてみました!
これが俺のおうちキャンプスタイル!
この人に聞いてみました!
「アーバンアウトドア」という価値観を日本に定着させたショップといっても過言ではないナナミカのスタッフ。本人は中学時代からのバスケ仲間と大勢で楽しむキャンプを愛好。キャンプ場では自身のウクレレやギターでニルヴァーナやニール・ヤング、ボブ・ディランなどを弾き語る音楽好きの一面も。
自分は店舗のスタッフなので5月末まで仕事に行くことができず、もちろん大好きなキャンプに出かけるわけにも行かず、いろいろな心配ごとが生まれてしまうなかで、潤いを与え続けてくれたのが読書と音楽でしたね。
庭のウッドデッキで過ごし、目に見える言葉と目に見えないリズムに癒されていました。
いつもキャンプに持っていくラグを敷いて、コーヒーを飲みながら本を読んだり、ゴロゴロしたり。普段は小説を読むことが多いのですが、リラックスしたいときには入り込まなくても読める自伝の方が気分がラクなので、スティーヴン・キングの『書くことについて』を読んでいました。
気に入った本は何度でも楽しむので、この本も何回目か分かりませんが、内容を覚えていてもページを開くたびに新しい発見があって、リラックスしながら読むにはピッタリ。
スティーヴン・キングは『シャイニング』、『スタンド・バイ・ミー』、『ショーシャンクの空に』など映画化された著作も数多く、現代のアメリカを代表するベストセラー作家ですが、じつは音楽も大好きみたい。作家仲間とバンドを組んでいたほどで、ロック専門ラジオ局のオーナーでもあります。
文庫:書くことについて
この『書くことについて』では奥さんとの馴れ初めだったり、若かりし日々の苦闘だったり、これまでに自身がつかんできた文章作法だったりが語られていますが、随所にミュージシャンの名前も出てくるんです。
ザ・フー、ケニー・ロジャース、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリスン、ボブ・ザ・ベアー・ハイト、ジミ・ヘンドリックス、キャス・エリオット、ジョン・レノン、エルヴィス・プレスリー、ラモーンズなど、豪華な面々です。
こんな文章も出てきますよ。「私は仕事中に音楽をがんがん鳴らしている(AC/DC、ガンズ・アンド・ローゼズといったハードロックで、いちばんのお気に入りはメタリカだ)」。なんと、メタリカがいちばんとは。激しめの音楽が大好きであることを明かしています(笑)。
タンブラーを自宅でも活用
「リラックスした読書タイムのお供にコーヒー」っていうのは、お約束ですよね。
普段だとマグカップでブラックコーヒーを飲むことが多いのですが、ウッドデッキで本を読むときにはタンブラーにたっぷりとソイラテを蓄えて、の〜んびりと飲んでいます。最近、健康志向が高まってきたのもあって、豆乳にハマっているんです。
スティーヴン・キングの『書くことについて』を読み、豆乳たっぷりのソイラテを飲んでいると、穏やかな時間が訪れます。
そこにピッタリのおつまみが、ケロッグの玄米フレーク(笑)。何もかけずに、そのまま食べています。
おうちキャンプで聴いている音楽はコレ!
さて、そんな武田さんのプレイリストを紹介してもらいましょう。再生ボタンをポチッと押せば、音楽が再生されるので、周りの環境には注意してくださいね。