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パラコード

【ひたすら巻くだけ】不器用でも“それっぽく”できあがる超簡単パラコード編み〜vol.2〜

キャンプに行けない日々を、どう過ごしていますか?おうち時間を有効活用できないかと、一念発起してパラコードを使ったDIYに挑戦中の筆者。今回は、基本の「スネークノット」にトライしてみました。

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目次

アイキャッチ・本文写真撮影:筆者

続・初心者のパラコードDIYチャレンジ

パラコード

家で過ごす時間が増えたため、一念発起して挑戦することにしたパラコードを使ったDIY。前回、写真のシェラカップハンドルアレンジが意外とそれらしくできてしまった筆者。

今回もメイドインUSAの「ATWOOD ROPE(アトウッド・ロープ)」を使用して、さらなるDIYに挑戦してみることにします。

教えてくれるのはパラコードのスペシャリスト!

宮田さんミリタリー&アウトドアショップ KINRYU 宮田さん

宮田さん
パラコードの魅力に取りつかれ数年。優れた「実用性」を身近に、そして格好良く備えることができるパラコードDIYを気軽に楽しむことができるようお手伝いします。

お気に入りのナイフを自分だけの仕様に

ナイフ

簡単そうなパラコードDIYを調べていて次に見つかったのが、ナイフのハンドルに巻きつけるというもの。そこでさっそくやってみよう……と思ったんですが、愛用ナイフのハンドルを改めて握ったところ、現状でとてもしっくりくるので、握り心地を変更したくない気持ちに。

パラコード

そこでハンドルのホールにパラコードを通し、編み込んでアクセサリーを作ることに。「スネークノット」という編み方を勉強し、挑戦してみました。

宮田さん
スネークノットは、ぜひ最初に覚えて頂きたい編み方のひとつです。ストラップに利用することも多く、ナイフだけでなく様々なツールコードとしてや、カメラストラップに応用しているのもよく見かけますね。

いずれにしても、シンプルで簡単な編み方なので初めての方にもオススメです♪

スネークノットの編み方

それでは編み方を見ていきましょう。見ながらコピーしやすいよう、かなり細かく手順を分けてみました。またわかりやすくするため、現実的ではない短さのパラコードを使用しています。

パラコード

パラコードの真ん中が起点となります。前出の写真では、ナイフハンドルのホールを通っている部分です。

パラコード

左側のロープで、右側を跨ぎます。

パラコード

Uターンしてくぐります。

パラコード

もういっちょ、くぐります。左側のロープからしたら、自分自身もくぐり抜けるイメージですね。

パラコード

さあ次は右側のロープの番です。左側のロープをくぐります。

パラコード

Uターンして、今度は乗り越えます。

パラコード

もういっちょ乗り越えます。

パラコード

さらにもういっちょ、乗り越えましょう。3つのロープを上からごぼう抜きです。

パラコード

最後のロープはくぐり抜けます。

パラコード

両先端を広げるように引っ張れば、シュルル……と結び目が上がっていきます。

パラコード

1つ目の結び目が完成しました。あとは繰り返すだけ!

手順はこんな感じ

パラコード

宮田さん
キレイに編むポイントは、テンションを均一にすること。丁寧に絞ってあげながら編み進めていくといいでしょう。

よくわからないアクセサリーが完成

パラコード

意気揚々と編み込んでおります。パラコードの編み込みは、間違えると結び目の形状によって「あ、間違えた」とすぐに気づくことができ、助かりました。

パラコード

先端の処理は、余った部分をギリギリでカット。

パラコード

ほつれないようにカット面を炙ります。他の部分を炙ってしまわないように注意しながら。

パラコード

うーん、出来栄えは微妙ですね。いったい何の役に立つのか、自分でもわかりません。強いて言えば、シースから取り出すときに便利なような気がしないでもない、そんなアクセサリーとなりました。

宮田さん
確かに、長さのバランスが微妙かもしれませんね……(汗)
ナイフのストラップにするのであれば、留めてしまう前に手首を通せるほどのホールを設けるとハンドストラップとしてツールの落下防止にも役立つので、次はぜひ試してみてください。

ブレスレットの自作に挑戦!

パラコード

ナイフのアレンジとしてはイマイチ冴えなかったスネークノットですが、それは筆者の責任であり、スネークノットに罪はありません。

そこでスネークノットの名誉のため、ブレスレットの作成に挑戦! パラコードを編み込んだブレスレットは、いざというときに解いてパラコードとして使うことができ、アウトドアマンのアクセサリーとして最高クラスのかっこよさです。

宮田さん
スネークノットのブレスレットも、かっこいいですよね!

2mのパラコードで編み込む

パラコード

長さ2mにカットしたパラコードを用意し、編み込んでいきます。2mという長さの根拠は、「2mもあれば充分だろう、30cmにも満たないブレスレットだし」という素人の勘です。のちほど、これが裏目に出ます。

パラコード

手首に当てながら長さを確認し、編み込み作業は完了。起点のループに先端を通します。

ループが狭い場合は、先の細いペンチなどで広げてやり、場合によっては先端を掴んで引っ張り出します。

パラコード

あとはこの2つの先端を結びつけて、抜けないようにすればOK。

パラコード

しかし中央を起点としたはずなのに、長さに差がついてしまいましたね。長い方をカットして合わせましょう。

宮田さん
多少の誤差は仕方ないでしょう。気にしないことです(笑)

止め結びで妥協のフィニッシュ

パラコード

ループを通した2本の先端は、シンプルに「止め結び」で。調べたらブレスレットの先端処理には「ダイヤモンドノット」というかっこいい結び方があるようでしたが、習得する気力がなく、妥協しました。

宮田さん
先端の処理もいろいろありますが、まずは結ぶだけでも良いと思います。あるいは、最後もスネークノットを1~2回だけ編んで結びにする手もアリですよ。

ブレスレット完成!

パラコード

装着してみました。2mのパラコードで充分と考えていましたが、着けるときも外すときも苦労する、小さめのブレスレットに。余裕のある長さのパラコードを用意して、調整しながら仕上げるのが吉ですね。

それでも満足度は非常に高いです。「あの葡萄は酸っぱい」と横目で見てきたパラコードの自作ブレスレットが、ついに実現しました。カラー違いのコードを溶接して使えば、ツートンカラーのものが完成するそうですね。いつか挑戦してみます。

宮田さん
確かに、余分に長さを取ったほうが失敗は少ないでしょう。心配性な僕は、今でも長めに用意します(笑)。 準備する長さに迷ったときは手首周りのおよそ10~12倍くらい用意すると間違いないはず(ただし先端の処理にダイヤモンドノットなどを利用するときは更に余裕をもって)。

難しく考えすぎず大体で調整しながら編んでみましょう。ただし、上のブレスレットのようにアジャスターとなる遊び部分が短くなると着脱しづらくなってしまいますのでご注意を。

パラコード

及第点のブレスレットに気を良くした筆者、違う編み方にも挑戦したくなってしまいました!