※キャンプ場は、ラジコン禁止の箇所も多くあります。テントサイトエリアでむやみに走らせると周囲に迷惑がかかります。事前に使用可能かどうか、可能なエリアがあるかどうかキャンプ場に確認を取りましょう。
オトナも夢中になれる、キャンプ向きラジコンが知りたい
最近、一部のキャンパーたちの間で密かにブームになっているのがラジコン。広いオートサイトなら遊ぶ場所はたくさんあるし、親子で一緒に楽しむこともできます。そして、気がつけばオトナのほうが夢中になっているなんてことも。
ラジコンは、今でこそリーズナブルになったけど、一昔前までは高価なオモチャでした。しかも自分で組み立てて塗装するというハードルもあり、子どもの頃になかなか手が出せなかった人が、オトナになり改めてハマってしまうパターンも多いとか。
でも最近のラジコンは種類も車種も多すぎて、どれを選べばいいか迷いますよね。そこで外遊び好きのラジコンマスターに、キャンプ向きのラジコンを聞いてみました。
この時期だからこそ、自宅でじっくりとラジコンのカスタムをしてみてはどうでしょう。
教えてくれるのはこの人
横町健さん(anea design inc.代表)
キャンプフェス等でラジコンレースを主催する、ゲリラRCレーシングチーム『THE BATTERY TOKYO』のメンバー、横町健さん。『BOTANIZE』、『TOKYO BENTO STAND』、『aneacafe』のディレクターでもあり、昨今の塊根植物ブームの仕掛け人でもあります。aneaken名義で発信するインスタグラム(@aneaken)も話題に。
ちなみに横町さんは、現在5台のモデルを所有。あえて最新機種ではなく、自分が子どもの頃に遊んでいたオフロード車を中心に、カスタムも楽しんでいるとか。早速、最近のラジコン事情から伺ってみると、やはりハマるオトナが続出しているだけの理由があるようです。
横町さん
価格帯も全体的にリーズナブルなので、安心してハマれますよ(笑)
そんな最新事情も踏まえ、まずはキャンプシーンに適しているラジコンの条件を教えてもらうことに。キャンプで遊ぶなら、どんなモデルがいいんでしょうか?
これだけは押さえておきたい!! キャンプ向きラジコン3カ条
- ①ワイルドなオフロード車
② 壊れにくく、バッテリーが長持ち
③ スパイクタイヤorビッグホイール
横町さん
その上で壊れにくく、充電環境がない野外なのでバッテリーが長持ちするモデル、そして多少の段差や悪路でも走れるスパイクタイヤかビッグホイールタイヤを履かせるのが理想です。オフ車でも、小さいタイヤだとスタックしちゃうので気をつけてください!
キャンパーにオススメのモデルはこの3台!
以上の条件を踏まえると、やはり老舗ブランド、タミヤのオフロードカーがベストだとか。そのなかでも、さらにキャンパーに向けたモデルを厳選してもらいました。
おすすめ第3位:TAMIYA 1/10RC ワイルドウイリー2
80年代に人気を誇ったワイルドウイリスの後継機で、ジープのオープンカーを彷彿とさせるスタイルが特長的。ビッグタイヤのため悪路でも走破でき、ウイリー走行やスピンターンなどの走行も楽しめます。
組み立て式ながら、ギアボックス(エンジンの回転を一定に保ちながら車速を調節する歯車のパーツ)などは完成した状態なのもビギナー向き。
横町さん
しかも動きもコミカルでおもしろいから、小さいお子さんがいるファミリーキャンパーにも最適。みんなで障害物競走をやったり、幅広く遊べますよ。親子で一緒に楽しむなら、これが理想かもしれないです。
【TAMIYA 1/10RC ワイルドウイリー2】
価格:¥13,180(税抜)
サイズ:全長325mm、全幅272mm、全高270mm
詳細はこちら
おすすめ第2位:TAMIYA 1/10RCグラスホッパー
80年代にエントリーモデルとしてリリースされた2WDレーシングバギー。上位機種のホーネットの登場により、一度生産終了となったが2005年に再販。
タフで組み立てやすい車体のため、現在もビギナーを中心に根強い人気を誇ります。1万円でお釣りがくるグッドプライスも魅力です。
横町さん
オトナ買いで数台を用意して、みんなでレースをするのはどうでしょう。それとカスタムもオススメ。構造がシンプルでパーツも豊富にあるから、自分だけのモデルが楽しめますよ。ギアをカスタムする感覚に近いかも?
【TAMIYA 1/10RC グラスホッパー】
価格:¥7,400(税抜)
サイズ:全長389mm、全幅223mm、全高135mm
詳細はこちら
おすすめ第1位:TAMIYA 1/10RCホットショット
タミヤ初の4WDレージングバギーとして80年代に大ブレイクした名車。バンパーやオイルダンパーなど、オフロードに特化したパーツを搭載し、スパイクタイヤも履いているため様々な路面でワイルドな走行が楽しめます。
こちらも一旦発売終了となりましたが、2007年より再販。
横町さん
理由はもちろん四駆車だから。キャンプサイトは芝生が多いですよね。実際に芝生の上を走らせると、2WDより4WDの方が断然スムーズなんです。路面や環境を選ばずに楽しめる1台なので、どんなキャンプ場でも遊べると思います。
【TAMIYA 1/10RC ホットショット】
価格:¥24,800(税抜)
サイズ:全長390mm、全幅235mm 、全高150mm
詳細はこちら
まだまだある!他にもこんな最新モデルに注目!
ということで、キャンパー向けのラジコンをランキング形式で3台紹介してもらいました。でも毎年様々なモデルがリリースされているラジコン業界。せっかくなので最新モデルのオススメも聞いてみましょう。
【最新モデル1】TAMIYA 1/24 コミカルウイリー ランチボックスミニ
2019年の秋にリリースされた、ランチボックスをディフォルメした完成品モデル。19cmのコンパクトなサイズながらタイヤの直径は7cmあるため、狭い室内から屋外のまで自由に楽しむことが可能。さらにバッテリーだけでなく、単三アルカリ電池4本でも走行できます。
横町さん
急発進するとウイリー走行もできるらしいので、いろいろ楽しめると思います。カスタムするのも楽しそう。ボクも狙っています。
【TAMIYA 1/24 コミカルウイリー ランチボックスミニ】
価格:¥19.800(税抜)
基本スペック:全長390mm、全幅235mm 、全高150mm
詳細はこちら
【最新モデル2】TAMIYA 1/24RC ボルボA60H ダンプトラック 6×6
実は大型建設機械分野でも世界的に高いシェアを誇っているボルボ。こちらは大型ダンプトラックの中でも最大級の積載量を誇るA60Hを再現した組み立てモデル。ギヤでパワーを前軸と第2軸に伝達するパワフルな6WDなので、走る場所を選びません。
横町さん
働くクルマは子どもも大好きだけど、このクラスはオトナもワクワクしますよね(笑)。
【TAMIYA 1/24RC ボルボA60H ダンプトラック 6×6】
価格:¥25.800(税抜)
基本スペック:全長190mm、全幅150mm、全高140mm
詳細はこちら
今だからこそ、自宅でじっくり組み立てやカスタムを楽しもう
オトナにとっては懐かしいクラシックモデルから最新車両まで、キャンプ向けのラジコンもいろんな種類があるようです。もちろん他にも様々なモデルがリリースされているので、興味がある人はタミヤのサイトをチェックしてみてください。
そして自由にキャンプが楽しめるようになるときのために、お気に入りの1台を入手してみてはどうでしょう。こんな時期だからこそ、自宅でじっくりとラジコンを組み立てたり、カスタムを楽しんでみるのもいいのでは?
タミヤの公式サイトはこちら
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