元祖ハードコンテナ「RVボックス」がNEWカラーで本気出してきた!?
キャンプギアの物欲が止まらない編集部T氏が、なにやら新しいものを手に入れたらしく、どうしても来てくれと連絡が……。そこで向かってみると、そこには「OD BOX(以下:ODボックス)」なるカッコイイ収納コンテナが!コレって一体、どんなもの?
2022/08/24 更新
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編集者
CAMP HACK編集部
月間550万人が訪れる人気No.1キャンプメディア『CAMP HACK』。累計制作記事本数は10,000本以上。環境省等の行政機関、「髙島屋」や「niko and ...」といったクライアントとの連携実績多数。また、TBSテレビ『ラヴィット!』等、各メディアで登壇機会多数の編集部員も所属。
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牛島 義之
アウトドア雑誌の副編集長職を経て、フリーエディター&ライターとして独立。以降、アウトドアをはじめ、グッズ、クルマ、旅行、ペットなど、レジャー関連を中心に、さまざまなジャンルで執筆活動している。
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記事中・アイキャッチ画像撮影:筆者
※この記事は外出自粛要請の前に撮影されたものです。
編集部T氏が買ったコンテナボックス。新しいけど、どこか懐かしい……
編集部T氏に、ちょっと見せたいものがあると言われて顔を出してみると、今どきなミリタリー系カラーのコンテナボックスが!
その質実剛健なデザインのコンテナボックス、カッコいいなぁと思ったけれど、どこかで見たことがあるような気も……
新しいコンテナボックスを買ったんですよ! 最近はみんな「MUJI」や「トラスコ」のボックスばかり使っているから、目新しいところでこんなのはどうかなと思って。
お~、カッコいいですね! アレ? でもなんだかどこかで見たことがあるような……あ! コレって「RVボックス」だ!
なんですか、「RVボックス」って? これはアイリスオーヤマの「ODボックス」っていうんですけど。
その正体は元祖ハードコンテナ「RVボックス」の姉妹品
RVボックスっていうのは、アイリスオーヤマから発売されているコンテナボックスで、90年代に一世を風靡したんです。
そのころは空前のRVブームで、オートキャンプも全盛期。でも今のように頑丈なコンテナボックスがなくて、使っていくうちにフタが割れたり、取っ手が外れたりしちゃうものが多かったんです。
そんなときに登場したのが、RVボックスだったんですね。そして、その姉妹品がODボックスと!
再ブームの予感!?「RV&ODボックス」の魅力を語る
さて今回は、知ってる人は知っている「RVボックス」とその姉妹品「ODボックス」の魅力について、編集部T氏と一緒にご紹介していきます。この新色、狙い目ですよ!
耐荷重は80kg!
まずこのハードさがお気に入りポイント。耐荷重80kgという、人が乗っても壊れないスペックは魅力的ですよね。
RVボックスと変わりない仕様ですね。フタの裏側に補強リブが入っているから、人が乗ってもフタが変形したり、割れたりしないんですよ。
チェア代わりに座ったって、なんの問題もないんです。ボクは体重が約60kgですけど、フタに乗ってもまったくたわんだりしませんからね。
荷物を減らしたいデイキャンプだったら、チェアを持っていかなくても大丈夫! 荷物を少なくできるし、設営・撤収の手間も省けますよね。
RVブームの当時はルーフキャリアも大ブームでしたから、ボックスを踏み台にしてルーフの荷物を積み下ろすのにも便利でした。もちろん今も市販されていて、ボクも愛用しています。
容量は荷物がたっぷり入る約60L!
このODボックスは、RVボックスでいうところの、幅が約800mmの「800」と呼ばれる人気モデルですね。
容量約60Lで荷物がけっこう余裕で入るんです。キャンプに必要なキッチンまわりのグッズは、スッポリと収まっちゃいます。
「800」もいいんですけどね~。でもボクは幅が約600mmの「600」派なんですよ。「800」だと重量のある小物をたくさん入れると重くなっちゃうし、クルマに積んだとき大きくてほかの荷物を積みにくい。
だからボクは「600」を2台用意して、ひとつは設営グッズ用、もうひとつはキッチングッズ用と使い分けています。
ステップワゴンのラゲッジにODボックスを置くとこのような感じ。ラゲッジ幅の3/4ほどを占めるので、左側に残るスペースは狭めです。でも容量はたっぷりなので、うまく使えばボックスはひとつで十分。
「600」を置くとラゲッジ幅の1/2強を占める感じ。左側のスペースはけっこう残るので、荷物の積み方はいろいろ考えられます。でも容量は約40Lなので、ひとつではすべての小物を収納しきれないかも。
アイリスオーヤマ ODボックス 800
●サイズ(cm):幅約78.5×奥行約37×高さ約32.5 ●内寸(cm):幅約66×奥行約27.5×高さ約27.5 ●耐荷重:フタ約80kg ●主要材質:ポリプロピレン
アイリスオーヤマ RVボックス 600
●商品サイズ(約):幅61.5×奥行き37.5×高さ33cm ●商品内寸(約):幅49.5×奥行き27.5×高さ29cm ●重さ:約2.6kg ●耐荷重:約80kg(フタ) ●材質:ポリプロピレン
なるほど。新色カラーは「800」のワンサイズですが、RVボックスには「600」サイズもあってどちらか選べるんですね。
いえいえ、「600」「800」といったスタンダードタイプだけじゃありませんよ。
元祖RVボックスは種類が豊富
クルマの形状や用途に応じて、たくさんのモデルをラインアップしているのも、RVボックスの特徴なんです。
あ、2種類だけじゃないんですね……! ほかにはどんなタイプがあるんですか?
例えば高さ約15.5cmの薄型サブトランクタイプ。ラゲッジ内に置きっ放しでも、上に荷物が載せられるのでジャマにならないんです。
RVブームの当時は、ラゲッジの床下にトランクスペースがあるクルマはなかったので、薄型のRVボックスはとっても便利でした。
薄型! このようなコンテナボックスって、あまりないですね。今は一周まわって新しいんじゃないですか?
このほかにも、フタと本体がヒンジでつながっているカートランクタイプなんてものもありますよ。ラゲッジが広めのクルマなら、これもサブトランク的に使えると思いますが、幅85cmと少々大きいので、ボクは家のなかで収納として使っています。
このヒンジ付きのカートランクタイプ、いいですね。開け閉めが簡単にできて便利そう!
RVブーム全盛期はミニバン、SUV、ステーションワゴン、ピックアップなど、いろいろな形状のクルマがありましたからね。RVボックスのバリエーションも豊富です。
ピックアップって、トラックのことですよね? 90年代のRVブームのときは、トラックでキャンプする人もいたんですか?
そんなに多くはなかったですけど、やっている人もいましたよ。そんな人たちもRVボックスを使っていましたね。
完全防水ではないけれど、雨ざらしにしても水が入ってこない防水性は備えているので、ピックアップの荷台に載せっぱなしでも安心なんです。
無駄のないスクエアフォルム
RVボックスの話を聞いてあらためてODボックスを見てみると、機能性にも優れていそうですね。僕は見た目で即買いでしたが……(笑)
フタを固定するバックルもシンプルながらによく考えられてます。これは本体側に付いていて、下から上へと動かしてフタを固定し、持ち上げるときのハンドルも兼ねていると。
ハンドルが本体から突き出していないから、クルマに積んでもほかの荷物にピッタリと積めて、デッドスペースもできませんね!
本体もスクエアな形状だから、積み込みやすいですよね。内側にもほとんど出っ張りがないから、荷物も入れやすい。
ムダな空間を作らないから荷物がたっぷり入るというわけですね。
約60Lというたっぷりサイズながら、両手で無理なく持ち上げられるのもそんなフォルムだからですかね。
ふむふむ。ってあれ? でも牛島さんは600派ですよね?
そうなんですよね~。これで600があれば即買いしたいなぁ。正直、RVボックスのカラーは、それこそ90年代からあるから、少し古くさく見えるんですよね。
でもこのカーキやベージュだったら、今どき! 800だって、使いやすいと思いますよぉ~。値段も2,480円(税抜)でお得ですし!
アイリスオーヤマ ODボックス 800
●サイズ(cm):幅約78.5×奥行約37×高さ約32.5 ●内寸(cm):幅約66×奥行約27.5×高さ約27.5 ●耐荷重:フタ約80kg ●主要材質:ポリプロピレン
「RVボックス」は今でも現役!
お、なんだかT氏、ボクに買わせようとしていませんか? でも、コスパ良いし考えちゃいますね。
じゃあ、コーヒーでも飲んでじっくり考えてみましょう! あ、チェアはもちろんOD BOXですよね?