MSRの新作テント「ハビチュード」を家族で使ってみた
小さくて軽い!積載にも優しい
ハビチュードは6人用と4人用2種類のサイズがあり、今回は小さいサイズとなる4人用の「ハビチュード4」(7万4,800円)をチョイス。総重量は5,750gで、ファミリー向けながら5~6歳の子供なら持ち上げられるほどの軽さです。
収納時のサイズは58×23cmなので、他メーカーの4人用ファミリーテントと比較しても軽くてコンパクトな設計になっています。
中身はフライシートと吊り下げ式のインナーテント・アルミポール・ペグそしてLEDライト。パーツが少なく、素早く設営できそうな気配がプンプンしますね。それでは早速、その実力を検証していきましょう。
シンプルなフレーム構造で設営は超簡単
まずはポールの組み立てです。ポールは計3本の3種類。ジョイントパーツで2本のポールがあらかじめ繋がっている構造なので、迷うことなく分別して作業をスタートできます。
小さな子供でも気軽にお手伝いをお願いできるのはうれしいポイントです。
インナーテントを地面に敷いて四隅のグロメットにポールの先端を差し込めば、ベースのフレームは完成。ポールの先端は色分けされているので、直感的な設営が行えました。
グロメットに差し込む作業は慣れないと手こずるかもしれませんが、家族に協力してもらえばあっという間に立ち上がります。
ポールが組み上がったら、インナーテントの吊り下げ用フックをパチパチとはめていくだけ。似た構造のテント設営に慣れたパパであればひとりでもできそうです。
高さ185cm!広くて開放的な居住スペース
MSRのテントと言うと山岳用が多くて室内高が低いイメージでしたが、「ハビチュード」はファミリーテントを謳っているだけあって広々快適。身長180cmの筆者でも立ったまま着替えることが可能です。
家族3人で入っても、このゆとり。子どもたちがテントの中で遊んだりするスペースも十分に確保できます。ドアも大きいので、出入りも楽々。
4人用の寝袋を置いてみました。横幅241cmなので、一人あたり約60cm。小学校高学年くらいまでの子供とであれば、十分に過ごせるサイズ感です。足元にもスペースは余っているので、各自の荷物を置くなど活用できます。
前室のスペースは2.18m²。クーラーボックスや椅子・ランタンなど、夜間に隠しておきたいギアを避難するのにも余裕のサイズ感です。
ちなみに付属のLEDライトは、ポーチの足元を照らすのに重宝するアイテム。ポールの先端に差し込むように装着する仕様で、ボタンスイッチでオンオフの操作を行います。
さて、ここまでは設営や居住空間などをお伝えしましたが、筆者が個人的に「イイ!」と感じたハビチュードのメリットについてまとめていきます。