まずは荷支度から
こんな家に住んでます
築30年ほどの中古物件をリフォームして、3台の薪ストーブと共に暮らし。
森に囲まれた600坪ほどの土地は3段からなり、上段には住宅、中段は原木置き場と薪棚、下段には小川が流れプライベートサイトとして焚き火キャンプを楽しんでいます。
キャンプは構想から
そもそも出不精という事もあり、それなら毎日がキャンプのような暮らしをすれば良いというのが今の森暮らしのきっかけです。
ですからキャンプ道具はすぐ手に取れる場所にディスプレイして、その時々に必要なギアを我が家のフィールドに持ち出すといった流れが日常。
しかし今回は森暮らしを始めて、初のお出掛け。在宅キャンプのように次から次へとギアを持ち出す訳にはいきません。
どのようなキャンプスタイルにするかイメージを描き、必要なギアを選択します。
私が幼少の頃、父親と行ったキャンプはテントと焚き火と飯盒くらいしか印象に残っていません。道具好きの父ではありましたが、キャンプは軽装備だったと記憶しています。
今回はソロキャンプなので、昔のキャンプをイメージしながら荷物は最小限に。
例えば食事は簡素化。キャンプだからこそ時間を掛けてご馳走を作るのもアリですが、ソロなら質素な食事でもいい。座り心地のいい椅子で快適に過ごさなくても、切り株に腰掛ければいい。地べたでもいい。いくつものランタンでサイトを照らさなくても、焚き火とヘッドランプがあればいい。必要なものは何もかも持って行くより、極力荷物を減らし敢えて不自由さを楽しむのもソロの魅力。
どっぷり自然に溶け込めるようなイメージを描いて道具選びをしました。
選んだギアは……
それでは、選んだ中から主力ギアを3点ほど紹介します。
これは父親の遺品。航空自衛隊で整備をしていた頃に米兵から貰ったメスキットパンです。
第一次大戦の頃の稀少モデルで、オークションなどで出回っている蓋の真ん中がヘコんでいるパンよりひと回り大きく厚みもあってヘビーデューティな作りです。
2013年に購入したスタンレー100周年限定モデル 1.3L。熱源は焚き火だけなので、沸騰したお湯を入れておけば10時間経っても80℃以上はキープできます。
グリップスワニーとネイタルデザインのコラボタープ。グリップスワニー独自の難燃素材「FIRE SHIELD」は火の粉を受けても穴があきにくい焚き火用のタープです。
最初は野宿スタイルのつもりでしたが、2日目の朝から雨予報だったのでタープも持参することにしました。車で横付けできるキャンプ場に行くので、バックパック1つほどの軽量とまではいきませんが、選んだ道具の一覧がこちらです。
これとは別にカメラ機材一式。焚き火用の薪。夜の冷え込みに備えてダウンジャケットとパンツも持参しました。
さぁ、次は車をどうするか……悩みます。