自宅キッチンでも、野外キャンプでも大活躍「スキレットコートパン」
主婦キャンパーの筆者はもちろん、主にキッチンを預かる皆さんにファンが多い、アイリスオーヤマの調理器具。使い勝手バツグンでお手頃価格な商品の中から、アウトドアでも高いパフォーマンスを発揮するフライパンを発見!
深型と浅型のフライパン、フタ、ハンドル、鍋敷きの「スキレットコートパン6点セット」です。
あらゆる調理方法が可能!
このセットひとつで、焼く、煮る、炒める、蒸す、揚げる、の5つの調理ができちゃうんです。
家で使ってみてとても好印象だったので、アウトドアに持ち出しキャンプ飯にも挑戦してみました。その多彩な能力を、とくとご覧ください!
肉厚なのに軽い!機能性バツグン
スクエアタイプとラウンドタイプの2種
スクエアタイプとラウンドタイプの2種からお好みで選べます。スクエアタイプは食材を並べやすく、ラウンドタイプは炒め物などでフライパンを振りやすい形状。
サイズはどちらも深型が20cm、浅型は24cm。驚異的なのはその軽さ! 一般的なスキレットは、Φ20cmが約1.5kg、Φ25cmのものは約2.5kgとかなりヘビー級。
「スキレットコートパン」の重量は、ハンドルを合わせても20cm深型が約770g、24cm浅型が約840gと1kg以下! この見た目からは想像できない軽さですよね。
鋳鉄製スキレットの凹凸と厚みを再現
では、どうしてそんなに軽くできるのかというと、実はこの「スキレットコートパン」、見た目は鋳鉄製に見えますがアルミ合金とステンレス鋼を接合した素材でできているんです。
肝心の焼き加減は、鋳鉄製スキレット特有のものに近づけるために、表面の微妙な凹凸を特殊なコーティングで再現。素材を変えることでIHヒーターにも対応させ、より扱いやすく身近な調理器具にしています。
オススメはスクエアタイプ
家でもアウトドアユースでも、筆者のオススメはスクエアタイプ。その理由は、有効面積の広さ!
キャンプの朝食にフレンチトーストを焼くことも多いのですが、スクエアタイプは食パンを効率よく並べられ、卵液に漬けた柔らかいパンも簡単に返せました。
角からこぼさずに注げる
取っ手の着脱がワンタッチ
付属のハンドルは、レバーとボタンでカンタンに着脱できます。
オーブン料理も可能
アイリスオーヤマ スキレットコートパン 6点セット
家で使って簡単・美味しい!
深型でご飯を炊いてみた
深型で炊飯に挑戦! 米2合を研ぎ、430mlの水に約30分浸し、中火にかけます。ポコポコと沸騰し湯気が出てきたら、とろ火にして水分がなくなるまで約10分加熱。
炊ける様子がつぶさに観察できるのも面白く、これはガラスのフタならでは。
ツヤピカご飯が炊けました!
火を止めて蒸らすこと約10分。このツヤをご覧ください! 熱の回りが柔らかいためなのか、焦げもなくふっくらと弾力のある炊き上がりです。
浅型で餃子を焼く
ご飯のおかずは餃子にしました。四角い形は餃子をピシッと並べられて心地いいですね。そしてフタにはこんな小ワザも。菜箸や細身のトングなどを一時的に置ける切れ込み付きで、これは地味に便利。
フライパンがお皿に変身!
浅型と深型を食卓に並べて。ハンドルを外せばシンプルでオシャレな器に早変わり。餃子も外はパリパリ、中はジューシーに焼き上がりました。
次は、アウトドアで使ってみた模様をご紹介します。
アウトドアでも使いやすい!
浅型で「海老と野菜のアヒージョ」をグツグツ
キャンプでは持っていける燃料に限りがありますね。「スキレットコートパン」は、熱伝導性と蓄熱性の高さゆえ、中火〜とろ火で十分調理できます。そのため燃料消費が少ないという利点が。
ハンドルを外してテーブルへ
アヒージョをおつまみにワインで乾杯。ハンドルを取れば、みんなで囲んで楽しめますよ!
洗い物を減らしたいキャンプシーンのほうがこの機能は役立ちますね。しかもスタイリッシュなデザインだからオシャレさすら増してくれるという嬉しい誤算も!
シーズニングの必要なし!
メニューの幅がメチャ広い!
浅型でお一人様用「モーニングプレート」
ソロキャンプの朝に。「スキレットコートパン」ひとつあれば、こんな豪華な朝食にありつけるかも。ワンプレートで作れるし、暖かいまま食べられます。食事が済んだらさっと洗って片付けもあっという間。
軽くて取り扱いがラクだから、キャンプにも気軽に持ち出しやすいですね!
深型で揚げ物も!
キャンプ場の近くで採れた山菜は天ぷらにしてみました。ワカサギ釣りの成果を唐揚げで。
「スキレットコートパン」深型は揚げ物にも最適。分厚いのでネタを入れても油の温度が下がりにくく、カラッと揚がります。揚げ油も少なめで大丈夫でした。
浅型+深型でパスタランチが一度にできちゃう
浅型の対角線は約280mm。長さ250mm程度の一般的なパスタがそのまま茹でられます。水も深さ2〜3cmでOK。
火器が2口あれば、同時に深型でソースを調理することも。パスタが茹で上がったら湯を切って、できたソースにイン! 少々ワイルドな食べ方ですが、洗い物を増やさずに済んじゃいます!
気になるところは100均でカバー
優秀な「スキレットコートパン」にも、気になる点が。運ぶときコーティングに傷がつかないか心配……。するとダイソーに「フライパンプロテクター」があるのを発見! 合成ゴム製でΦ24cmとサイズもぴったり。耐熱温度は約80℃なので、本体の温度が十分下がってから使用してください。
また、アウトドアクッカーのようなスタッフサックは付属しません。ちょうどいいコンテナ類を探すか、袋を自作しようかと考え中です。
キッチンで、キャンプで、多彩に使える「スキレットコートパン」
優秀なギアでも、家とアウトドアで兼用できるものはそう多くはありませんね。
使い勝手と取り回しの良さを秘めた「スキレットコートパン」は、普段の食事もキャンプ飯もどんと来い! の頼もしさ。買い替えや新しく購入を検討している方は是非候補に入れてみてください。