ウェブメディア × 雑誌のコラボ企画、始動。
このたび、ウェブメディアである当サイト『CAMP HACK』と大人向けアウトドア雑誌『HUNT』のコラボレーション連載企画が始まります!
HUNTは目の肥えた大人に向けた雑誌。ファッションやアウトドアのギアといった「モノ的観点」と、山暮らしの達人のライフスタイルを通して見えてくる「コト的観点」、その両方の目線から、自然と暮らす楽しさを伝えています。
そして、HUNT編集部より読者のみなさんにコメントが届いています!
第1回目は編集部員が猟師を目指す連載記事です。その名前からハンティング専門誌と間違えられることがあるのですが、HUNTはあくまで釣りやキャンプと同じようにアウトドアの一環として紹介しています。
なにはともあれ、みなさんが知らない狩りの世界をちょっと覗いてみましょう!
狩猟ブームがキテるっぽい
狩猟であっても常に服装には気を使います
(Photo: Yasuhiro Yokosawa)
狩猟関係の記事を継続的に掲載している弊誌。そのためかここ最近、各メディアからの引き合いもあり、多少なりともみんな狩猟の世界の事が気になっているのだなぁと実感している今日このごろです。かくいう編集部 鈴木もその一人。どこか山の方へ取材に行くと、やれ鹿が増えて困っているだの、イノシシがどうだのという話を頻繁に耳にして、興味を持ち始めたのです。高齢化による猟師の減少によって害獣が増え、畑が荒らされるようになってしまった。そんな話を聞き、僕の正義感に火が付きました。
というのはホントかウソかわかりませんが、HUNT編集部たるもの自分で獲ったイノシシの肉の味くらい知っておかなければと、猟師になる準備をし始めました。決して編集長にはぐらかされたわけではありません。
猟師になるには?
憧れの「Beretta」製の銃。これを持って出かける日はいつになるのだろうか?
まず、日本で狩猟を行うのに必要なのが狩猟免許。免許は網猟、わな猟、空気銃、装薬銃及び空気銃の四つの種類に分かれています。狩猟免許の試験は都道府県ごとに年数回実施されていて、東京都は8月と9月の2回のみです。これを逃すと一年近く待つことになるので、興味のある方は早めにご確認を。ちなみに僕は昨年の8月にその事実を知り、9月に受けてなんとか合格できました。
内容としては知識試験、適性試験、技能試験の3つが行われます。試験の1週間ほど前に猟友会主催で予備講習会があるのですが、きちんと受け、テキストを読んでいればそんなに難しいことはありません。逆に、予備講習に出ないと技能試験(銃の組み立てや取り扱い方など)のことがわからないので必ず受けておきましょう。
色々許可が必要
どの服装を選ぶか、見ているだけで気持ちが高ぶります
さぁ、免許も取ったしいざ出発!いえいえ、まだまだ狩猟ができるまでにはハードルが待っています。狩猟をするには年度ごとに狩猟したい都道府県で狩猟登録をしなければならないのです。そしていざ猟期になって初めて(殆どの地域は11月15日~2月15日)活動できるのです。
ですが!銃で猟をする人は別途「銃の所持許可」を得て、”銃を持っていいよ”と警察から許可されなければなりません。僕の場合、空気銃と装薬銃の狩猟免許は取ったけれど銃の所持免許を持っていなかったので、この冬は狩りができませんでした。さて銃の所持許可を取得する手順は、1,猟銃等初心者講習会を受け、知識試験に合格。2,射撃場での技能検定(空気銃は不要)。3,所持許可申請。4,銃器の購入、そして確認となっています。
東京都では月1回のペースで講習会を行っているようですが、僕の時は定員がいっぱいで2ヶ月も待ったので、お申し込みはお早めに。ここでは猟銃と法律の講義を受け、そのまま同会場で試験を受ける形になります。うーん、先はまだ長い……。
僕、この戦い(締切)が終わったら技能試験に行くんだ……
受験は計画的なスケジューリングを取ろう
今現在(※2015年5月当時)僕は知識試験に合格した段階で、これから実技を受けて……となるので、今度の猟期に間に合うか?ぐらいの状態です。僕は、やる気になったのが8月なので先に狩猟免許を取りましたが、本来は取れる時に銃の所持許可を取っておいた方がベターかなと思いました。今は始めれば次の猟期に間に合うかも?しれませんので、みなさんこの秋僕と一緒にハンターデビューしませんか?
気になる次回は?
鈴木、銃を買う(かも)、をお届けできる(かも)。
CAMP HACK × HUNT
キャンプハックとハントのスペシャルコラボ