車中泊歓迎のRVパークってなに?
RVパークは、簡単に言うと「駐車場公認で車中泊できるスペース」です。より安全・安心・快適に車中泊旅行を楽しめるよう、日本RV協会が認定を行なっていて、道の駅や日帰り入浴施設、キャンプ場など様々な施設に開設されています。
つまり、道の駅に併設されたRVパークなら、道の駅公認で車中泊ができるということなんです! 有料ですが、24時間トイレが利用できるなどの基本サービスはもちろん、そのほかのメリットもたくさんあるんですよ。
●電源が付いている
●スペースが広い
●ゴミ処理サービスがある(有料)
●入浴施設が近隣にある
●滞在中は入退場が可能(施設により確認が必要)
こんなに便利なRVパークを活用しない手はない! ということで、キャンピングカーで地方を旅行したときに、実際に家族で泊まってみました。その様子をご紹介します。
ちなみにRVパークは全国に約150カ所あります。以下のサイトで検索できるので、チェックしてみてくださいね。
実際に道の駅併設のRVパークに泊まってみた!
場所は山口県萩市にある「ゆとりパークたまがわ」。広島や、萩・津和野の観光前後に立ち寄るのにピッタリな、海辺の道の駅です。
さっそく探索してみると、子供用の遊具スペースが。滑り台などもあって、長距離移動で疲れ気味だった子供たちも大喜びです。
パパと子供たちが遊んでいるあいだに私は売店へ。道の駅といえば産地直売品コーナーが魅力ですよね!
まずは津和野の特産品、まめ茶をゲット。ノンカフェインでほうじ茶のような優しい味わいでした。
売店には、海辺の町らしく魚介類も豊富に揃っています。豆アジ1パック50円、サバ1袋100円って激安!
道の駅をひと通り楽しんだら、いよいよ車中泊ができる併設の「RVパークたまがわ」へ。駐車スペースは、道の駅からクルマで1分ほどの温泉施設「田万川温泉憩いの湯」に隣接していて、受付もこちらの温泉施設で行ないます。
駐車スペースは広々。キャンピングカーを止めてもまだもう一台分くらい余裕があるので、テーブルやチェアを出してゆったりくつろげます。
利用料金は1泊(24時間)1000円で、電源は1時間100円。料金はRVパークによって異なるので、事前にホームページなどで要チェックです。
じつはここ、全国で最初に認定されたRVパークなんだそうです。不思議ですが「1号店」や「1号機」など、なんでも始まりの地点は見てみたくなるものですよね。
受付ついでに、憩いの湯で汗を流しましょう。露天風呂付きで大人410円と格安で利用できます。受付前の売店では、地元で採れた野菜や果物も買えました。
温泉施設の休憩室は、RVパークの利用者は無料で利用可能。足を伸ばしてゆっくりくつろげます。
さらにこの「RVパークたまがわ」にはキャンプ場が隣接! 広ーい芝生で遊べるので、子供やペットも大喜びです。
「RVパークたまがわ」の利用者は、こちらのキャンプ場にある炊事場も使えます。ゴミの引き取りサービス(500円)もあるので、地元の食材を使って豪華な晩御飯を作れます。
お風呂と食事が済んだらそのまま車中泊。翌日は好きな時間に起きて、朝ご飯を食べたらすぐに出発できるので、ホテルや旅館と違いチェックアウト時間を気にせず、マイペースな旅程が組めます。
朝食後に受付でゴミを引き取ってもらい、私たち家族は津和野の町を散策しに出かけたのでした。
RVパークなら堂々と快適に車中泊が楽しめます
初めてRVを利用してみて「こんなにも堂々と快適に車中泊旅行ができるのか」と、目から鱗が落ちた気分でした。
短時間の休憩や仮眠で利用するなら道の駅の無料駐車場が便利ですが、ファミリーでの車中泊旅行や長期滞在の場合には、RVパークが圧倒的に便利です。ぜひ一度利用してみてくださいね!
執筆:岡村朱万里