CAMP HACK[キャンプハック]


2万円の品質じゃない!バンドック「ソロベース」を使ってみたら、規格外だった話 | 3ページ目

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6時間のソロ焚き火を敢行

バンドックのソロベース 至近距離で焚火
夕暮れ前から焚き火を開始しました。できるだけ高く薪を組んで、炎を大きくするよう心がけています。よく写真を見ると、キャノピーに向かって飛んでいる火の粉が確認できます。

バンドックのソロベース 至近距離で焚火
たっぷり6時間、焚き火しました。熱さと煙に耐えきれず、ときどき外に避難するということまでやって、焚き火を続けました。まったくの余談ですが、飲んでいるのは燗をつけた「日本盛」のカップ酒です。

さすがTC素材!

バンドックのソロベース
翌朝、キャノピーを確認してみると……小穴が空いているようなダメージはゼロ! あんなにがんばって焚き火を続けたのに、いい意味で拍子抜けでした。

バンドックのソロベース
じっくりじっくり観察したのですが、やっぱりダメージは皆無。変化といえば、サブポールに結びつけたロープが、焚き火のしすぎで黄色く変色していたぐらいでした。

おそらくキャノピーの真下で焚き火しても、同じ結果になるような気がします。というわけで火の粉への強さは十二分でした。

【検証その2:結露はどう?】河原で一夜をともにしてみた

バンドックのソロベース 夜
さて時間を夜に戻して、就寝の様子を。そろそろキャノピーを下ろして寝る準備に取り掛かります。

ところでLEDランタンを最大光量で吊るしているんですが、ほとんど透けてませんね。着替え時のシルエットが浮かぶことなく、プライバシーが守られます。

バンドックのソロベース 夜
夜露を避けるためにチェアを中に入れたので、背もたれが覆いかぶさってくるようなレイアウトに。次は地べたに座るスタイルにしようと思いました。

そこそこの結露が……

バンドックのソロベース 結露
TC素材は結露がつきにくいはずなんですが、そこそこの結露が確認できました。この朝の気温は氷点下、しかし幕内は5℃程度だったので、どうしても結露は発生してしまう状況でした。

また川のすぐそばに設営したため、地面から通常以上の湿気が立ち昇ったのも原因かと。

バンドックのソロベース 結露
夜露も多かったようで、外側も水滴だらけでした。しかし防水加工が利いているのか、水が染み込んで変色している部分は見つからず。

基本的にTC素材は雨天での使用が推奨されませんが、ちょっとした雨なら耐えられそうです。

反面、防水加工の効能が効いているうちは、TCらしい結露のしにくさが発揮されないのかもしれません。

【検証その3:防水・撥水性は?】水をぶっかけてみた

バンドックのソロベース エンドキャップ
さて、このいかにも失くしてしまいそうなエンドキャップ。これが非常に重要な役割を担っています。これがないと雨が室内に侵入してしまうんです。

バケツで水をぶっかけてみた

バンドックのソロベース
メインポールに接するように、綿100%のグレーのカットソーを配置しました。上からバケツで水を浴びせ、エンドキャップの有無でどう違うのか検証していきます。

バンドックのソロベース エンドキャップ
まずはエンドキャップを装着した状態から。

バンドックのソロベースに水をかける
このようなバケツチャレンジを2回、強要しました。

繰り返しますが、TC素材のテントをリリースしているメーカー各社は、雨天での使用を推奨していません。当製品も「完全防水ではありません」と公式に断言されています。しかしキャンプ中の降雨を完全に回避することは困難ですから、念のため検証しています。

衣類
結果はこの通り。水が落ちた痕跡は見当たりませんでした。

エンドキャップがないと?

バンドックのソロベースに水をかける
次にエンドキャップを外してやってみましょう。まず1回目!

バンドックのソロベースに水をかける
そして2回目! これで計4回目の放水となりますが、これまでの3回で浴びた水が、見事に撥水されている表面にもご注目ください。

バンドック ソロベース
ジップを開けてみると……異変が! ポールに触れている部分が変色しているように見えます。

バンドック ソロベース 濡れ方
ポールをよく見ると、水滴がつたっていました。あの小さなエンドキャップを付けなかっただけで、こんなことになるとは……。

濡れた衣類
カットソーはこの通り、水滴が落ちた証拠を残していました。これではもう、このカットソーを着ることができません(乾くまで)。エンドキャップの付け忘れと紛失には、くれぐれも気をつけたいですね。

ジェネリックに徹したテント

バンドックのソロベースで焚火
実際に現物を見て、使って、非常に完成度の高いテントであることがわかりました。そんな実力以上に、好感を持った部分があるので最後にご紹介します。

バンドックのソロベース
それは、このロゴの目立たなさ! ぶっちゃけよく探さないと見つかりません。冒頭で収納状態の写真を載せていますが、収納袋でもブランド名がわかりにくいんです。

「パップテントをモチーフにつくった、我社のテント」という開発者や広報のドヤ顔がまったく浮かびません。USパップテントを実直にアップデートさせた、ジェネリックに徹した製品なのだと察することができます。

設営が簡単で、フォルムがかっこよくて、しかも火に強い……バンドックの「ソロベース」、大好きです。

バンドック ソロベース

●フライ材質:コットン混紡生地(ポリエステル65%・綿35%)
●フライサイズ:W360xD190xH110cm
●インナーサイズ:W190xD85xH100cm
●重量(約)4.4kg
●収納サイズ:(約)W40xD20xH20cm
●対応人数:1人


紹介されたアイテム

秋葉 実

秋葉 実

なかなかキャンプスタイルが定まらない迷走キャンパー。一度しか使わないギアが増える一方だが本人は幸せである。趣味は飲み歩きで、吉田類を敬愛し甲類焼酎を好む。

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