コツさえ掴めば、“イイ感じ”のサイトは誰でも作れる?
スタイリストの平さんが、実用的なテクニックを大公開
インスタ映えするような、“イイ感じ”のキャンプサイトを作りたい! そこで、スタイリストとしてアウトドアシーンでも活躍する平健一さんに、ちょっとしたコツやテクニックでサイトの雰囲気をブラッシュアップさせる、5つの秘訣を教えてもらいました。
平さん
オシャレなギアばかり揃えなくても、キャンプサイトを“イイ感じ”にすることはできますよ!!
テク1:なるべく「同系色のカラーリング」で統一感を意識
まずはサイト全体の雰囲気を左右するテーマを決めることから。ここで意識したいのは統一感。なるべく同じテイストのカラーリングや質感のギアを用意することが第一歩だとか。
「ミリタリー」や「ナチュラル」はシンプルな上、同系色のギアも豊富に揃っているので、比較的まとめやすいテーマです。
平さん
平さんは、テンマクデザインのテント・サーカスTCのコヨーテカラーに合わせて、ミリタリーをベースにしたギアを用意。
コヨーテやオリーブのストレージだけでなく、アクセントとして重宝するカモ柄のギアも取り入れています。
Q. でも、今持っているギアのテイストやカラーがバラバラなんです……
編集部 草替
私は、今持っているギアのテイストも色合いも統一感がないんです。やっぱり買い直したほうがいいですか? できればやりたくない……(泣)
平さん
それだけでも全然見え方が違ってきます。
編集部 草替
テク2:レイアウトの見栄えは「高低差の演出」がカギ!
サイトのテイストを同系色で統一したら、今度は写真映えするレイアウトの作り方。使い勝手や動線も重要だけど、ちょっと高さのアレンジするだけで、サイトの見え方も変わってくるとか。
平さん
今回はローテーブルを中心にして、その手前に焚き火台、そして奥にハイテーブルやクーラーボックスを配置しました。
一番奥のスペースには、ハイテーブルだけでなく、フォールディングベンチやチェアも高さを出すためのギアとして活用。ここでも手前は低くして高低差を出しています。
Q. 高さを出すためのギアが足りないときは?
編集部 草替
平さん
編集部 草替
テク3:装飾は「全体」ではなく「ピンポイント」が鉄則
サイトの個性を演出するため、つい装飾には凝りたくなってしまうもの。しかし盛りすぎてしまうと、せっかく意識した統一感が台無しになってしまうことも。
装飾はピンポイントで取り入れることが重要だとか。柄モノや明るい色のアイテムのアクセントとして上手く使いたいです。
編集部 草替
平さん
それもひとつのスタイルとしていいですけど、テーブル周りやランタン周りなど、なるべくピンポイントで差し色や柄モノをプラスしましょう。
平さんは、ローテーブルの上に、明るい色のテーブルクロスを敷いて清潔感をプラス。さらに鹿ベンチに柄モノのラグとクッションを置くだけでアクセントになり、この空間が一気に賑やかになりました。
Q. オススメの装飾アイテムを教えて!!
編集部 草替
平さん
ちなみにボクはペンドルトンの柄入りチェーンを愛用しています。
編集部 草替
テク4:「ハードコンテナ」を上手く使えば玄人感がアップ
ギアを収納したり運搬するのに使うハードコンテナ。これを上手く取り入れることもこなれ感を出す秘訣のひとつだとか。
サイズ的にも存在感があるから、アクセントとしても重宝しそうです。でも素材やデザインもいろいろあるから、どんなモデルを選べばいいか、ちょっと迷いますよね。
平さん
なるべく同じテイストのコンテナを並べたり、サイズ違いを重ねて積み上げて、テーブル代わりにするのもありです。
平さんが愛用しているコンテナはトラストのソー。ミリタリーライクなカラーリングと、上蓋の使い勝手の良さに惹かれて購入したのだそう。
Q. 見栄えがいいコンテナが知りたい!
編集部 草替
ワガママですけど、できるだけ見栄えがいいモデルが欲しいです……。
平さん
編集部 草替
テク5:カトラリーも「同じ質感とテイスト」でまとめる
もちろん、実用的なキッチンツールやカトラリーもサイトを彩るアクセントになります。そこで意識したいのがサイト全体のテーマと同じ、統一感。
なるべく同じテイストのカトラリーを揃えることで、散らかりがちなテーブル上がスッキリまとまります。
平さん
例えば、ウッドカトラリーをシルバーマグにまとめて入れるだけで、ちょっと“イイ感じ”に見えたりしますよ。
色合いも大きさもバラバラの調味料も、収納ケースにちょっとこだわるだけで、テーブル周りの雰囲気も格段にアップします。平さんは、テンマクデザイン ソルム スパイスボックスを愛用中。
Q.周りと差を付けられる、キッチンツールの収納術を教えて!!
編集部 草替
平さん
編集部 草替
“イイ感じ”のサイトはできた?
5つのマル秘テクを駆使したサイトが完成しました! コヨーテカラーのテントに合わせ、ミリタリーをベースにしたカラーで統一しつつも、高低差のあるレイアウトと、アクセントになる装飾が写真映えする“イイ感じ”を演出しています。
平さん
最後に、家でも使えるギアを選ぶのもコツのひとつ
今回はビギナーキャンパーに向けて、今あるギアと気軽に買い足しできるギアを使ったテクニックを紹介してもらいました。そこで最後に、今後はどういうギアを購入していけばいいのか、平さんにアドバイスをいただきました。
平さん
日常でも愛用できるギアなら、ちょっと高くても納得できるし、家具目線で考えたら逆に安く感じることも。
もしくは自分で作るのもありです。DIYでオリジナルなギアを作るのも楽しいですよ〜!
平さん愛用のギアはこちら
テンマクデザイン サーカスTC
ワットノット 収納コンテナ
オルカクーラーズ 40クォート
オレゴニアンキャンパー ポップアップトラッシュボックスR
※ペンドルトンのネビュラチェーンは現在販売されていません。
ロゴス ドリップベルト
トラスト ソーラージトートウィズリッド
テンマクデザイン ソルム スパイスボックス