ミニマルワークスって、どんなブランド?
ここ数年韓国や台湾のアウトドメーカーが作る商品はどれも秀逸で価格もリーズナブルなものが非常に多い印象ですが、ミニマルワークスもそのひとつ。
全面フルメッシュになるシェルター「V-HOUSE」やキャンプ中に便利な「インディアンハンガー」など、新しい発想に基づく魅力的なアイテムを作り出している韓国のアウトドアブランドです。今回はジャックシェルタープラスを「商品特徴」「設営方法」「使ってわかった点」の3項目を中心にレビューしていきます!
「ジャックシェルタープラス」4つの特徴をチェック
特徴その1:アーチ状のセンターポール
まず、何と言っても一番目立つのが「センターポール」の独特な使い方。パッと見て目を引くのが、ウル◯ラマンのようなアーチ型のポールです。
この形状によりシェルターの真ん中にセンターポールが立つことがなく、内部を広々使うことができます。
アーチ状にセンターポールを使うテントといえば、超軽量の山岳系ソロテント。ヒルバーグの「エナン」や……
ファウデの「パワーリザード」などが知られているところです。基本的にはジャックシェルタープラスも同じような構造で、山岳用のスティックでも代用できるサイドポールを使う設営により、シェルター内のスペースを広く使えるようになっています。
特徴その2:垂直のサイドウォール
サイドウォールはほぼ垂直のため、デッドスペースは「ナシ」といっても過言ではありません。内部スペースは300×300cmで、このサイズはだいたい六畳なのです。
六畳一間のワンルームで学生時代を過ぎしてきた私には、なんというか落ち着く空間! ほぼ正方形という点も、レイアウトをしやすくしてくれます。
特徴その3:軽量かつコンパクト
登山時のシェルターとして想定されていることもあり、大型ながら軽いことも特徴。サイドポール抜きなら、重量はたったの約2,900g。室内高190cmと背の高い男性でも屈まずに入れるサイズのシェルターとしては、かなり軽量ですね。
ポールはというと、ジャックシェルターの設営には合計6本のサイドポールが必要です。純正のサイドポールの重量は約115gなので、×6で計690g。シェルター本体とアーチ状のメインポールと合わせても、総重量は約3,600g!
ジャックシェルタープラスは自転車やバイクも内部に入れられる広さなので、重量的にもサイクリング・ツーリングキャンプとの相性も良さそうですね。
ちなみに収納はこの通り、オートキャンプならまず積載に影響は無いサイズです。
特徴その4:多彩なパネルアレンジ
ジャックシェルタープラスは、4面それぞれをロールアップさせて開閉できます。
出入り口を確保しつつちょっと目隠しを作ったり、開放感抜群のフルオープンスタイルで使ったりと、その時々のシチュエーションでアレンジできるのはとても便利です。
さて、特徴解説が長くなってしまいましたが、次は実際にキャンプ場で設営をしてみます!