ぜひ試したくなるような、料理アイディアをお願いしますね!
烏龍茶を使ったテクニック5連発!
烏龍茶でお肉を茹でると、柔らかく!
まずたけださんがご紹介してくれたのは「カシスウーロン茶ポーク」。烏龍茶は、タレやお肉を茹でるのに活用します。
【作り方】
豚バラ肉のブロック500g前後を冷たい状態の烏龍茶1Lに漬け込み、火にかけて茹でます。茹でている間にタレを作りましょう。
タレは烏龍茶200ml、カシス100ml、しょうゆ大さじ×4、メープルシロップ大さじ×1、水溶き片栗粉適量を混ぜ合わせ、火にかけて温めます。
温まったタレに、茹でた豚バラ肉をカットして入れ、ひと煮立ちさせれば完成。時間がある場合は、豚バラ肉を取り出して炙るとより香ばしくなります。
カシスの効いた、新鮮な風味のポーク料理ができあがりました。カシスだけでなく、爽やかな烏龍茶の香りも感じられます。
烏龍茶で茹でたことで豚肉の脂が落ちたのか、かつて体験したことのないスッキリとした味わいに! このアイディアは、他の料理でも活用できそうです。
炊き込みご飯に烏龍茶で風味をプラス!
次は炭水化物にいきましょう。たけださんが教えてくれたのは「はらこ飯」です。水の代わりに烏龍茶でご飯を炊くと香りが違うのだとか……。
【作り方】
メスティンに米を1/2合、鮭の切り身×1、しょうゆ、酒、みりんを各大さじ×1、塩ひとつまみ、昆布を入れて、烏龍茶(100ml程度)を水代わりにして炊き込みます。
炊きあがったらイクラのしょうゆ漬けを乗せて、三つ葉を飾れば完成!
炊きあがったご飯の香りは、素晴らしいものでした! 昆布や鮭の香りに混ざって、烏龍茶の風味も「ふわっ」と心地よく……。水で炊いたときとは明らかに香りが違い、はらこ飯が華麗にヴァージョンアップを遂げたように思います。
鍋の出汁を烏龍茶にするとコクが違う!
3つめの料理は「もつ鍋」です。鍋料理は冬のキャンプ飯の定番ですが、もつ鍋はちょっと珍しいですね。
【作り方】
まず牛モツ200g前後を烏龍茶で下茹でします。同時にスープを作っておきましょう。
烏龍茶800ml、昆布だし小さじ×2、酒大さじ×2、みりん大さじ×2、しょうゆ大さじ×3、鶏ガラスープの素大さじ×1、ごま油小さじ×1を混ぜておきます。
スープに下茹でした牛モツ、キャベツ1/2玉、もやし1袋、ニラ1束、にんにく3片、輪切り赤唐辛子2本を入れ、煮込めば完成。
烏龍茶で茹でることによって、すっきりとした味わいになることは先ほどのポーク料理で実証済み。期待が高まりますね。
さっそくいただいてみると……なんということでしょう、こんなに食べやすいもつ鍋は初めてです!
ギトギトの脂鍋とは程遠い、じつにスッキリとしたもつ鍋で、いくらでも食べられるような……。プリップリの牛モツと味のしみた野菜を、心ゆくまで楽しめました。