ヴァナゴンの魅力を語ってくれたのはこの方
国産、外国車を販売するT-WORKS代表の田中淳さん。1977年創業の老舗の2代目で、趣味はもちろんキャンプ。
家族や社内スタッフ、仲間たちと月1ペースで関東圏を中心にキャンプを楽しんでいるそうです。そんな田中さんが思う、ヴァナゴンの魅力とは?
40年ほど前に波乗りをするのに購入したのがヴァナゴンでした。キャンプにハマったのはここ5年ほど。荷物もたくさん積めるし、車中泊も余裕でできるからテントも要らない。とにかくキャンプをするのにストレスがないクルマです。
このクルマは非日常感がすごくいいんですよ。キャンプはもちろん、いつだって家出できますからね(笑)。
あとは人に嫌な雰囲気を与えないでしょ? 愛嬌のある顔で高級車といった感じでもないし、ヴィンテージ過ぎず、ほどよくレトロ感があるところも人気のひとつなんですよね。
田中さんにとって、ヴァナゴンはどんなクルマ?
旅に出たくなる、そんな1台
イス2つと焚き火台さえあれば、テントもタープも要らないクルマです。車内がすごく広いのでクルマ自体がテントのようなもの。ベッドが装備されているウェストファリアなら、より快適なキャンプライフを過ごせますよ。
またエンジンが車体後方に載せられているので、走り出すとエンジン音が後ろに置いていかれ、車内も意外と静かで会話も弾むことでしょう。何よりも重たいエンジンが後ろに設置されていることで重心のバランスも良く、悪路や雪道でも走破性が高いところも魅力です。
ただ3足オートマなので、決して速いクルマではありません。丁寧な運転でゆったりとしたロードトリップをオススメします。
正直なところ、絶対壊れます!
製造から四半世紀を超えた古いクルマなので絶対に壊れます。どんなに整備をしていても修理にキリがないと感じてしまうでしょう。原因不明な不調なども出てくるはずですが、そういうクルマであることを念頭に置いて付き合っていくことが大前提。
ただそれ以上にヴァナゴンは計り知れない魅力が詰まっているんです。高年式の「T4」や「T5」から乗り換える人も少なくありません。見た目の良さやエンジン音、操縦感などは、この年代、この個体でしか味わえませんからね。
信頼の置けるショップでまずは相談すべき!
さっき話したように、壊れないヴァナゴンはありません。パーツなどは本国にまだありますが、まずはしっかりと整備された個体を選ぶこと。そのためには信頼の置けるショップで購入すべきです。
クルマの履歴、修理箇所、整備記録などのヒストリーを1番知っているのは販売店ですから、その後のアフターケアまですべて任せられるショップかどうか相談してみるのも良いかもしれません。
時代を越えてキャンパーに愛され続けていくヴァナゴン
ヴァナゴンの魅力は愛嬌のある顔やフォルムなど見た目以上に、乗ることで、そして乗り続けることで理解できるもの。当然ながら年々個体数も減少傾向にありますが、手放せない道具としてアウトドアマンたちに、これからも長く愛され続けていくことでしょう。
【T-WORKS】
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