今回試乗した「G」グレード
サイズもコンパクトなら、価格もコンパクト
今回試乗したのは、上から2番目のグレード「G」の2WD。車両本体価格はナント、182万円(税抜き)です。200万円を切るというのだからビックリ!
かといって安っぽい印象はまったくなく、全長3995×全幅1695×全高1620mmとコンパクトサイズながら、SUVらしい精悍で迫力のあるデザインです。
ボディ色はメインカラーの「ブラックマイカメタリック×コンパーノレッド」のツートンカラー。コンパーノレッドは新色で、光が当たると朱色に輝くということです。晴れた日に遊びに出かけたくなるキレイなカラーですね。
「え?本当に1リッター?」という驚きの乗り心地
排気量を忘れる走りの快適さ
そんなロッキーのエンジンは、1.0L直列3気筒ターボ。1.0Lのクルマといったら馬力が小さく、“ママのお買い物カー”的なものを想像してしまいますが、乗ってみてビックリ!
アクセルを踏むと、モリモリッと力強く走り出したので「あれ?コレって何リッターだっけ?」と、自分の記憶を疑ってしまいました。
一般道はもちろん、高速道路でもパワフルな走りを発揮し、1.6Lくらいのクルマを運転している印象です。エンジン音も、一般的な速度で走行してもとっても静か。
燃費は驚きのハイブリッド並み!
今回の走行距離は、一般道、高速道路、渋滞など、日常的によくある交通状況のなかを約72km走行。ガソリンを入れて燃費を計算してみると……ナント24km/L! 衝撃的な数字です! 思わず何度も計算し直してしまいました。ハイブリッド車並みです。
さらにキャンプ場に到着して実感したことは、非常に小回りがいいこと。サイトの駐車スペースにクルマを入れるときも、切り返しのことを少しも考えることなくクルッと回ってくれました。これなら狭いキャンプ場でも安心ですね。
キャンパーがもっとも気になるラゲッジは?
積載力をパッと見で判断してはいけない!
3モードを設定できるラゲッジのギミック
「2段可変式デッキボード」という装備によって、容量を変えられるんです!
床面を約125mm下げるとできあがる「下段モード」は、深さができることでよりたくさんの荷物を積むことができます。
さらに床面を取り外すと床下収納「アンダーラゲージ」が出現! この大容量モードなら、高さが105cm程あるギアでも収まります。
キャンプ用品を積んでみました
さて、実際にキャンプ用品を積むとどうなるでしょう? 下段モードで4人分のキャンプ用品を積んでみました。
すると、ほらこの通り! きれいに収まりました! まだ余裕があるくらいです。
こんなに荷物が積めたのも、アンダーラゲージに寝袋やマットなどのかさばるアイテムが収納できたおかげです。小回りが効くコンパクトなボディながら、荷物がたっぷり入るなんて、人気の理由を垣間見ました。
コンパクトだけど車中泊はできそう?
さてキャンパーにとって気になる、車中泊のしやすさもレポートしますよ!