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至高のガレージブランド「H&O」からデビューした4シーズンテントを張ってみた(2ページ目)

期待の新作・NTRテントを徹底解剖

さっそくH&Oの新作「NTRテント」を立ててディテールをチェック。気になるスペックや使い勝手を徹底レビューしていきます。

無骨すぎないミリタリーらしい雰囲気

H&O テント
小ぶりの芋虫タイプのNTR(Not Losing to the Rain)テントは、「雨にも負けず、風にも負けない」がコンセプト。本体のカラーがオリーブなのでミリタリーらしい雰囲気はあるものの、フォルムに角の無い芋虫タイプなので無骨になりすぎないカッコよさがあります。

では、全体的な佇まいが分かったところで、細かいスペックを見ていきましょう。

内容物は?

H&O テント

左から本体、フレーム、ペグとガイロープ。フレーム・ペグの収納ケースはブラックのメッシュ仕様なので、水切れがいい上にスタイリッシュ。

H&O テント

メインフレーム(アルミ製)が3本に、背骨フレーム(FRP製)が1本。さらにサイドパネル張り出し用のポール(スチール製)も2本付いています。

ガイロープ

ガイロープとフレームは、ブラックに統一されています。この効果で、まるで数年連れ添った愛用テントのような重厚感ある雰囲気に。

ロープは通常のテントに見受けられる3〜4mmよりも太いものが付属されているので、思い切りテンションをかけても切れることはそうそうありません。風が強いときには心強い味方になってくれます。

生地が頑丈!

H&O フライシート

フライシートはポリコットンでできています。混紡率はポリエステル80%のコットン20%で、触った感じはかなり固い触り心地。

ポリエステルのみやTC生地と比べるとガッシリしているので若干戸惑いますが、古着のようなヤレ感が出ていて雰囲気抜群です。またリップストップなので強度も高く、ミリタリー好きは間違いなく反応するポイントですね。

一体型のフライシートとボトム

フライシートとボトムは一体型で、ボトムは完全防水の素材「ターポリン」を採用しています。さらにバスタブ型なので、万が一サイトが水たまり(あくまでも浅めの)になっても浸水しにくい作り。

フライシートの防水性は十分で、冬はほとんど結露しないのがこのテントの凄いところ。

いよいよ設営!

「設営5分」とテントの説明にはありますが、果たして本当に5分で設営できるのか……さっそくチャレンジ!

テント設営

テントを広げたらフレームをスリーブ(筒状の部分)に差し込んでいきます。

ピンを差し込む

フレームを湾曲させ、スリーブの出口から出したらエンド部分をピンに差し込むだけの簡単設計。

テント設営

フレームはテント生地がやや重いのに対して細く、軽いつくり。力任せにテンションをかけて折らないように注意しましょう。

ペグダウン

3本のフレームをセットしたら前後のガイロープをペグダウンして、テンションをかければ自立します。ここまでわずか3分しかかかっていません。

リッジフレーム

次にリッジフレームを本体のフレームとフレームの間に差し込みます。芋虫型テントのフレーム構造では珍しい作り。この背骨を一本通すことで、テントの強度がグンと上がります。

スライドで長さが調節できるようになっているので、任意の長さに設定したらセンターのネジで固定します。

あっという間に完成!

完成

サイドパネルを張り出してちょうど5分で完成です! 本当に5分で設営できてしまうなんて思いませんでした。

テントを立てたことのないビギナーでも、15分もかからずに設営できてしまうのではないでしょうか。それくらい簡単でわかりやすい構造です。

設営マニュアル

収納ケースの内側に設営マニュアルが縫い付けられています。テントに同封されている説明書ってついつい無くしがちですよね……。でもこれなら大丈夫!

しかも水に強い素材を使っているので、雨でも安心して確認できますよ。

気になる収納サイズは

収納サイズ

生地が厚めなのにそれなりにコンパクトに収納することができます。重さは約10kg。フレームは軽いのですが、生地に厚みがあるのでそれなりの重さになっています。

使い勝手はどうだろう?

広々快適な室内空間

使い勝手

身長が183cmある筆者でも、室内は快適そのもの。座った状態で頭をかがめることなく着替えができたので、窮屈に感じることはありませんでした。

コンパクト設計ながら、居住空間がしっかり確保されているのは嬉しいポイント。

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