蛍舞う清流を望む茨城県「上小川レジャーペンション」
茨城県を流れる一級河川「久慈川」の上流部に位置する上小川レジャーペンション。河原のすぐそばに広がる約30区画のオートキャンプサイトやコテージ、バンガローを擁する石井ファミリーによる家族経営のアットホームな雰囲気のキャンプ施設です。
サイトのすぐ隣を流れる久慈川は、普段は小さい子どもでも安心して遊べる穏やかな清流です。
ですが、長瀞オートキャンプ場と同様に今回の台風でこの久慈川が氾濫。
オートキャンプサイトはすべて浸水し、綺麗に芝生が生えそろっていたサイトは砂と泥で埋め尽くされてしまいました。
また、火焚きや炊事のためのバーベーキューハウスも完全に浸水。
かろうじて骨組みは残りましたが、備え付けの囲炉裏、イスやテーブルは木製だったためすべて濁流に飲み込まれてしまいました。
川沿いに植わっていた桜の木は流されずに済みましたが、上流から流されてきたゴミが大量にひっかかり、そのゴミや割れたガラスなどを撤去するのに苦労しているそう。
また、水流によって大きく地面がえぐられてしまった箇所や、大量に堆積した土砂のかき出しなどの作業にいつ取りかかれるか、目処も立たないのが現状だそうです。
現在キャンプ場を運営されているのは、石井さん姉妹とお母様の3人。約40年前に石井さんの祖父母がスタートさせたというこのキャンプ場。「再建は無理なのでは?」という意見もあったそうですが、一日でも早く復活させてお客さんに再開したいという思いで、復興することを決意したそうです。
うちはそれほど大きい規模のキャンプ場ではありません。でもだからこそ、お客さんと密にコミュニケーションすることを心がけ、「受付を済ませたら後は勝手にどうぞ」ではなく、一組一組丁寧にサイトまでご案内をするなど、フレンドリーな接客を続けてきました。
そのおかげか、お客さんはリピーターが多く、今回の台風被害の後も多くのお客さんがボランティアに駆けつけてくださいました。夏には蛍が飛び、キャンプサイトからその光を眺めることもできる自慢のオートサイト。
来年の春には元の姿に戻すべく、全力で復旧作業をしていきたいと思っていますので、是非、クラウドファンディングにご協力ください。
「上小川レジャーペンション」クラウドファンディングページはこちら
取り戻したいのは、お客さんの笑顔あふれる場所
この2つのキャンプ場を取材して共通していたことは、お客さんの笑顔がまた見たい、ということでした。
被害はこの2つのキャンプ場に限ったことではありません。ですが、まずはクラウドファンディングのページを立ち上げたこの2施設から応援してみてはいかがでしょうか? もちろんこれだけではなく、キャンパーである私たちにできることを、このクラウドファンディングを通して考えてみたいですね。長瀞オートキャンプ場」クラウドファンディングページはこちら
「上小川レジャーペンション」クラウドファンディングページはこちら
記事では紹介しきれなかったオーナーの想いが載っています。一度見てみてください。